立原圭子作品一覧

  • 独り剣客 山辺久弥 おやこ見習い帖
    5.0
    本所・松坂町に暮らし、三味線の師匠として活計を立てている岡安久弥。しかしひとたび刀を握れば、鬼神のごとき戦いぶりを見せる一刀流の使い手だ。大名家の庶子として生まれ、市井に身をひそめ孤独に生きてきた久弥だが、ある転機が訪れる。文政の大火の最中、幼子を拾ったのだ。名を持たず、居場所をなくした迷い子との出会いは、久弥の暮らしをすっかり変えていく。思いがけず穏やかで幸せな日々を過ごす久弥だったが、生家に政変が生じ、後嗣争いの渦へと巻き込まれていき――
  • 近松よろず始末処
    4.0
    時は元禄、大坂は道頓堀の竹本座。人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、彼の裏稼業「近松万始末処」に引っ張り込まれる。「悩める町の者の人助け」とうそぶく近松にこき使われるまま、失せ人捜しにお犬さま騒動、井原西鶴の幽霊退治など、さまざまな事件の解決に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が――。正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、からくり細工師見習い少女ら始末処の面々が繰り広げる人情時代小説。
  • 与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
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    母を亡くした娘・おみつと、訳ありの武家の少年・作次郎。与兵衛長屋で穏やかに暮らす二人だが、作次郎を巡る大騒動が起きて――? (「ふたり暮らし」)煮売りの店の看板娘・ふくが特別に気に掛ける常連客――絵師の遊斎がある日姿を消した。ふくは、彼の仕事場である吉原へ乗り込んで――? (「絵師の嫁取り」)とある事情で長屋に住む藩士・松木時頼。お家騒動の果てに離れた元許嫁と再会を果たし――? (「長屋番」)長屋の住人たちが織りなす、笑いと涙の江戸人情物語!

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