検索結果
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4.0私が転生したのは、ただ「隣国」と語られるモブのための小国の王女だった。 周囲を4つの国に囲まれたシュトルンツ国の次期女王ブリュンヒルト・ローゼンミュラー・シュトゥッケンシュミット。 舌を噛みそうな名前のモブ王女。 モブの小国だけども、大丈夫。 周囲の国は、才能あふれるチート級の人間を、追放してくれるのだから。 周囲の国々で追放される悪女や悪役令嬢を集めて、国を繁栄させたい転生王女の物語、開幕! ★単行本カバー下画像収録★
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4.0前世の記憶がうっすら残る貧乏伯爵令嬢のアマーリア。父に懇願され「買われた」彼女は、契約結婚という名目でケンプフェルト公爵家に後妻に入ることになった。課された条件は三つ・公爵夫人として最低限の社交、生活の保障・どちらかが死ぬまで解消や離婚はしない・跡取りはいるので閨はなし 衣食住が満たされ、愛してもいない男と閨を共にせず、老後まで保障される。契約婚も悪くないと上機嫌のアマーリアだったが、彼女の前に不安げな幼い男の子が現れて――「おか、しゃま……?」公爵家の跡取り息子レオンに一瞬で心を奪われたアマーリアは、可愛い継子と幸せな日常を謳歌できることに大歓喜! そんな中、息子にさえまったく関心を寄せることのなかった旦那様ヘンリックが、逞しく生きる妻の姿を見て距離を詰めてきて……? ※電子版はショートストーリー『楽しい絵本でごろん』付。
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5.0目が覚めた私は、自分が誰なのか周りの人が誰なのか、何も覚えていなかった……。 私はアリーチェという公爵令嬢であるらしい。 そして、父と兄を名乗る二人は泣きながら私に謝る。 痩せほそった体、痣が残る肌、皆が過保護に私を気遣った。 けれど、何が起きたのかを誰も語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。 私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけ――。 やがて、すべてを知った私はひとつの決断をする。 ――失った記憶を巡る優しい嘘からはじまるミステリー!
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4.5妖精姫と呼ばれるくらい可憐でかわいいと名高いヴィオレッタ・バレンタインは、王子の婚約者として王太子妃となるべくその教育を八年間耐え抜いてきた。 しかし、「俺のニーナに嫌がらせをした」と言いがかりをつけられ、血と、汗と、涙で作られた努力の八年間を、王子は婚約破棄という形で打ち砕く。その上、王都から離れた領地で「野獣辺境伯」と呼ばれる男の元へと嫁ぐように命じられてしまう。 辺境伯の外見は、野獣や鬼に例えられることが多く、人を射殺しそうな程の眼光の鋭さをもち、顔には戦いで負った傷が刻まれ「醜い顔」「野獣」と噂されている。 そんな男に嫁ぐことは普通の令嬢ならば涙したのであろうが……、逞しい筋肉を持つ雄々しい男が大の好みなヴィオレッタは歓喜した。 『殿下! ぐっじょーぶ!』 『はぅっ。想像しただけで鼻血がでそうです』 そう内心で大喜びしながら、ヴィオレッタは南の砦である辺境伯の元へと向かうのであった。 嫁いできた令嬢をみて「こんな可憐な少女が俺のことなど好きになるはずもない」と冷たくあしらってくるバッセン辺境伯にめげることなく、『なんて可愛らしい方なの…』と恍惚とした表情をうかべるヴィオレッタ。 果たして二人の結婚生活はどうなるのか――。 ※コミックブリーゼより、コミカライズ版配信中!
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3.5だって、悪役令嬢である自分を助けてくれるヒーローは登場しないもの――。 侯爵令嬢のレオンティーヌは裏路地で破落戸(ごろつき)に囲まれ、突然前世の記憶を思い出す。 そして、自分が恋愛小説『黒薔薇をあなたに捧ぐ』の悪役令嬢レオンティーヌだと気づいた彼女は、 破落戸をなんと蹴りで一撃で沈める……。 そして、出会った美しき黒髪の青年。 それは、小説の登場人物であるルーベル公爵家の嫡男シルヴァンで――。 物語の展開を回避すべく、攻略対象であるシルヴァンとの婚約を解消しようとした彼女だったが……彼はレオンティーヌにご執心!美しい顔と甘い囁きで口説いて来る! 待って! この小説って、ヤンデレ攻略対象ばかりが出てくるお話じゃない?! 逃げられずに結婚まで押し切られたレオンティーヌは、溶けるほど溺愛される。 物語はどうなっちゃうの? シナリオと強制力、仕事しなさいよ!!
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3.5「首を刎ねよ」 公爵令嬢レティシアの婚約者――リュシアン王太子は彼女が冤罪と知りつつ冷たい声で死の宣告を下した。 愛する人の手によって刑が執行され18歳で生を終えたレティシアだったが、気が付いたらなぜか6歳まで時を遡っていた。 信じられない気持ちでいたが、現実が記憶の通りに動き始め、レティシアは今度こそ家族と生きていきたいと強く願った。 しかし、かつての婚約者であるリュシアン王太子が現れ、殺された時の生々しい記憶が蘇る。 彼から向けられる言葉は記憶の中のものと同じで、過去と同じ結果にならないように必死であがくレティシア。カオス神からの加護で過去に戻ったことに気が付き、お礼を言うためにカオスの主神殿へお祈りに向かった。しかしまだ婚約関係でないリュシアン王太子がそこにも現れ、レティシアは恐怖に震え、取り乱してしまう。そんなレティシアを優しく包んでくれたのは全知全能の神カオスだった。 「今夜会いに行くから待っていて」 その言葉通りレティシアのもとへやってきたカオスが告げた内容は驚くべきもので――。 過去の恐怖と戦いながら優しくあろうとする巻き戻り令嬢レティシアと、全能であるが故の苦悩を抱えたカオス神による、神話のような純愛物語。 書き下ろしは、特別編としてレティとカオスの子ニュクスの小さな冒険、神獣ティアとラファエルの後日談を収録。 好奇心旺盛なニュクスは、神々の騒動に首を突っ込んでしまう。母レティに叱られる前に騒動を収められるのか?
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3.0第一話 私が転生したのは、ただ「隣国」と語られる モブのための小国の王女だった。 周囲を4つの国に囲まれたシュトルンツ国の 次期女王ブリュンヒルト・ローゼンミュラー・シュトゥッケンシュミット。 舌を噛みそうな名前のモブ王女。 モブの小国だけども、大丈夫。 周囲の国は、才能あふれるチート級の人間を 追放してくれるのだから。 周囲の国々で追放される悪女や悪役令嬢を集めて、 国を繁栄させたい転生王女の物語、開幕!
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-「『サイモンカレー』を愛する気持ちは誰にも負けません!」 そう宣言して、憧れのサイモンフーズに入社した伊集院早希だが、一年で希望した営業職をクビになり、人事課への異動を命じられる。 美人でプライドが高い人事部の先輩、柳橋花子のもとで入社式、新人研修、新卒採用、ハラスメント対応など人事部の業務に携わる。 これは入社2年目の早希が、自分なりに「人事のお仕事」に向き合い、悪戦苦闘しながら社会人として成長していく物語であり、 淡く心を寄せている営業部の先輩、川崎との恋の行方も――。
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1.0「猫耳ちゃん、俺がもらえるチート能力はなんなの?」 36歳で過労死をしたアキラは、あの世と思われる場所を歩いていると「異世界キャンペーン」と書いてある案内板を見つけた。 異世界へ行くチャンスだと喜んだものの、とりあえずキャンペーンの内容を聞いてから決めようと美人の猫耳受付嬢に聞いてみる。すると、今ならもれなく自分に一番合う能力が1つ付与されるとのことだった。ただ、どんな能力かは生まれ変わってみないとわからず、希望は聞けないのだと言う。 転生先の情報として、科学技術が発達してなくて、剣や魔法が頼りであること、一度異世界へ転生すると約1000年後にしか地球へは戻れずそれまでは異世界で転生し続けなければならないということを教えられた。しかし滅多にこんなキャンペーンはしていないということで、アキラは異世界へ転生することにしたのだった。 気がつくと、アキラは大魔林の中で、20歳前後の青年になっていた。 B級冒険者だったという幽霊のタナトスに話しかけられ、アキラがもらった能力は人族には珍しい精霊魔法だということを知った。 火魔法、水魔法、風魔法を使う愉快な精霊たちを次々と召喚し、美少女シルバも加わったことで強くなったアキラは、タナトスから「自分を襲った火魔法使いを突き止めてほしい」と依頼され――。 個性豊かな精霊たちと一緒にタナトス殺しの犯人を探す冒険が今始まる!
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-「首を刎ねよ」 公爵令嬢レティシアの婚約者――リュシアン王太子は彼女が冤罪と知りつつ冷たい声で死の宣告を下した。 愛する人の手によって刑が執行され18歳で生を終えたレティシアだったが、気が付いたらなぜか6歳まで時を遡っていた。 信じられない気持ちでいたが、現実が記憶の通りに動き始め、レティシアは今度こそ家族と生きていきたいと強く願った。 しかし、かつての婚約者であるリュシアン王太子が現れ、殺された時の生々しい記憶が蘇る。 彼から向けられる言葉は記憶の中のものと同じで、過去と同じ結果にならないように必死であがくレティシア。カオス神からの加護で過去に戻ったことに気が付き、お礼を言うためにカオスの主神殿へお祈りに向かった。しかしまだ婚約関係でないリュシアン王太子がそこにも現れ、レティシアは恐怖に震え、取り乱してしまう。そんなレティシアを優しく包んでくれたのは全知全能の神カオスだった。 「今夜会いに行くから待っていて」 その言葉通りレティシアのもとへやってきたカオスが告げた内容は驚くべきもので――。 過去の恐怖と戦いながら優しくあろうとする巻き戻り令嬢レティシアと、全能であるが故の苦悩を抱えたカオス神による、神話のような純愛物語。 書き下ろしは、特別編としてレティとカオスの子ニュクスの小さな冒険、神獣ティアとラファエルの後日談を収録。 好奇心旺盛なニュクスは、神々の騒動に首を突っ込んでしまう。母レティに叱られる前に騒動を収められるのか? 『今度こそ幸せを掴みます!~冤罪で殺された私は神様の深い愛に溺れる~【分冊版】1』には『プロローグ』~『第一章 また私を殺しにきたの?』までを収録
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-グログラーム王国の聖女ヴィヴィアンは、王太子ジェラールの婚約者として忙しい日々を送っていた。 元平民ということもあり、肩身の狭い思いをしていたが、大好きなジェラールと親友の公爵令嬢ベルナデットがいたから頑張ることができた。 しかしある日、ヴィヴィアンは彼らの裏切りにより殺されてしまい、『死の森』に捨てられてしまった。そこは一度足を踏み入れた者は決して戻ってこないと恐れられるアンデッドが住む森だ。 死んだはずのヴィヴィアンが目を覚ますと、冥王と呼ばれる美しい容姿の男性、サミュエルの屋敷にいた。大好きな人の裏切りに悲しんでいるヴィヴィアンに、サミュエルはさらに衝撃的なことを告げる。 「君は”アンデッド”になったんだ」 黒い泥に覆われた死の森で暮らすことになったヴィヴィアンだが、不思議な生き物たちと意思疎通していくうちにさまざまなことが明らかになっていく――。 電子限定書き下ろしの番外編ではヴィヴィアンとサミュエルの気持ちが明らかに!
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-グログラーム王国の聖女ヴィヴィアンは、王太子ジェラールの婚約者として忙しい日々を送っていた。 元平民ということもあり、肩身の狭い思いをしていたが、大好きなジェラールと親友の公爵令嬢ベルナデットがいたから頑張ることができた。 しかしある日、ヴィヴィアンは彼らの裏切りにより殺されてしまい、『死の森』に捨てられてしまった。そこは一度足を踏み入れた者は決して戻ってこないと恐れられるアンデッドが住む森だ。 死んだはずのヴィヴィアンが目を覚ますと、冥王と呼ばれる美しい容姿の男性、サミュエルの屋敷にいた。大好きな人の裏切りに悲しんでいるヴィヴィアンに、サミュエルはさらに衝撃的なことを告げる。 「君は”アンデッド”になったんだ」 黒い泥に覆われた死の森で暮らすことになったヴィヴィアンだが、不思議な生き物たちと意思疎通していくうちにさまざまなことが明らかになっていく――。 電子限定書き下ろしの番外編ではヴィヴィアンとサミュエルの気持ちが明らかに! 『婚約者と親友に裏切られて殺された聖女はアンデッドとして蘇ります!(1)【分冊版】1』には『【プロローグ】婚約者と親友の裏切り』~『【一章】 アンデッド』(前半)を収録
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-妖精姫と呼ばれるくらい可憐でかわいいと名高いヴィオレッタ・バレンタインは、王子の婚約者として王太子妃となるべくその教育を八年間耐え抜いてきた。 しかし、「俺のニーナに嫌がらせをした」と言いがかりをつけられ、血と、汗と、涙で作られた努力の八年間を、王子は婚約破棄という形で打ち砕く。その上、王都から離れた領地で「野獣辺境伯」と呼ばれる男の元へと嫁ぐように命じられてしまう。 辺境伯の外見は、野獣や鬼に例えられることが多く、人を射殺しそうな程の眼光の鋭さをもち、顔には戦いで負った傷が刻まれ「醜い顔」「野獣」と噂されている。 そんな男に嫁ぐことは普通の令嬢ならば涙したのであろうが……、逞しい筋肉を持つ雄々しい男が大の好みなヴィオレッタは歓喜した。 『殿下! ぐっじょーぶ!』 『はぅっ。想像しただけで鼻血がでそうです』 そう内心で大喜びしながら、ヴィオレッタは南の砦である辺境伯の元へと向かうのであった。 嫁いできた令嬢をみて「こんな可憐な少女が俺のことなど好きになるはずもない」と冷たくあしらってくるバッセン辺境伯にめげることなく、『なんて可愛らしい方なの…』と恍惚とした表情をうかべるヴィオレッタ。 果たして二人の結婚生活はどうなるのか――。 ※コミックブリーゼより、コミカライズ版配信中! 『婚約破棄された令嬢は野獣辺境伯へ嫁ぐ!【分冊版】1』には「序章」~「第二章」までを収録
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-自由な校風を掲げる新設校『私立神咲高校』へと進学した玄乃深夜は、そこで一人の少女と出会う。 理事長代理を務める彼女――神咲理々奈は、新入生代表の挨拶で『eスポーツ部の設立』を宣言し、その部員へと深夜をスカウトしたのだ。 深夜は戸惑いつつも理々奈の想いに胸を打たれ、誘いに応じ入部した。部活では理々奈の助言によって、秘められていた才能を発揮していく。 ある日、深夜は、彼女が驚くべき経歴の持ち主であることを知る。それだけでなく、理々奈は何やら大きな秘密を抱えているみたいで……? 仮想空間内で繰り広げられるサバイバルゲーム『アンドレスミラージュ』を舞台に、少女たちは戦場を駆ける。
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-自由な校風を掲げる新設校『私立神咲高校』へと進学した玄乃深夜は、そこで一人の少女と出会う。 理事長代理を務める彼女――神咲理々奈は、新入生代表の挨拶で『eスポーツ部の設立』を宣言し、その部員へと深夜をスカウトしたのだ。 深夜は戸惑いつつも理々奈の想いに胸を打たれ、誘いに応じ入部した。部活では理々奈の助言によって、秘められていた才能を発揮していく。 ある日、深夜は、彼女が驚くべき経歴の持ち主であることを知る。それだけでなく、理々奈は何やら大きな秘密を抱えているみたいで……? 仮想空間内で繰り広げられるサバイバルゲーム『アンドレスミラージュ』を舞台に、少女たちは戦場を駆ける。 『最強の女神に導かれ、少女たちは戦場を駆ける【分冊版】1』には「第一章 ようこそフレームワールドへ」~「第三章 いい質問です!」までを収録
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-「俺に食われても知らねぇぞ」 「いいよ……私を食べて?」 出張先の海外で助けてくれたのは初恋の相手である晃輝だった。その後、酔った勢いで一夜を過ごしてしまった雪音。しかも、その一晩で子どもを身ごもってしまった。 晃輝に妊娠を告げず、両親にも父親が誰か告げずに出産し、シングルマザーとして子どもを育てていたが、あの一夜から二年後――晃輝が再び雪音の前に現れた。 全ては子どもの幸せのため。自分はあくまでも跡取りであるこの子の付属品なのだと自分に言い聞かせて、始めた新婚生活だった。 ……はずなのに、イクメンで優しい晃輝に嫉妬したり、優しくされてドキドキしたり……雪音の心は大忙し。 高校時代に好きだった初恋の相手と再会した雪音が、海外雑貨を扱う大手企業の御曹司である晃輝に再び恋をするお話。 番外編を書下ろしで二本収録。甘々で可愛い番外編の内容は……読んでからのお楽しみ!
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-「俺に食われても知らねぇぞ」 「いいよ……私を食べて?」 出張先の海外で助けてくれたのは初恋の相手である晃輝だった。その後、酔った勢いで一夜を過ごしてしまった雪音。しかも、その一晩で子どもを身ごもってしまった。 晃輝に妊娠を告げず、両親にも父親が誰か告げずに出産し、シングルマザーとして子どもを育てていたが、あの一夜から二年後――晃輝が再び雪音の前に現れた。 全ては子どもの幸せのため。自分はあくまでも跡取りであるこの子の付属品なのだと自分に言い聞かせて、始めた新婚生活だった。 ……はずなのに、イクメンで優しい晃輝に嫉妬したり、優しくされてドキドキしたり……雪音の心は大忙し。 高校時代に好きだった初恋の相手と再会した雪音が、海外雑貨を扱う大手企業の御曹司である晃輝に再び恋をするお話。 番外編を書下ろしで二本収録。甘々で可愛い番外編の内容は……読んでからのお楽しみ! 『内緒で出産したら、俺様御曹司と結婚することになりました【分冊版】1』には「第一章 初めての言葉は」~「第四章 想いを伝えたら」までを収録
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4.8「ねえ、リオネル、わたしと結婚しない?」 『ふとまし令嬢』なんて呼ばれている引きこもり気味でぽっちゃり体型の侯爵令嬢のエステルは、向かい側で読書をしている幼馴染のリオネルに訊いてみた。婚約してくれるなら書いた小説を最初に読む権利を付けると言ったらリオネルは食い気味に返事をしてくれて、二人は契約結婚をすることに。 実は前世の記憶を持つエステルの唯一の趣味は、小説を書くことだった。両親からそろそろ結婚相手を探したほうがいいと言われたものの、この趣味を理解してくれない相手と結婚するのは絶対に嫌だと思っていた。 そこで幼馴染であり、趣味を理解してくれている男爵家次男で宮廷魔法士のリオネルに契約結婚を持ちかけた。するとエステルが思っていた以上にリオネルは結婚に乗り気でとんとん拍子に話は進み、二人は婚約した。 実はリオネルにとっては嬉しい提案だったのだ。なぜならリオネルは彼女と結婚するために『筆頭』宮廷魔法士を目指していたのだから――。 婚約したばかりの二人だが、リオネルは筆頭の座を掴むために隣国同士の戦争へ戦力として赴くことになった。ずっと一緒だった幼馴染とこんなに長く離れたことはない。エステルは遠く離れたリオネルとの手紙のやり取りを通じてリオネルの気持ちを知り、自分の気持ちにも向き合うことになる。 これは小説を書くことが趣味のぽっちゃり令嬢エステルと、エステルのことが大好きな天才魔法士リオネルの契約結婚から幸せになるまでの物語。 書き下ろしでは筆頭となったリオネルとエステルの後日談3作を追加しています。
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-「ねえ、リオネル、わたしと結婚しない?」 『ふとまし令嬢』なんて呼ばれている引きこもり気味でぽっちゃり体型の侯爵令嬢のエステルは、向かい側で読書をしている幼馴染のリオネルに訊いてみた。婚約してくれるなら書いた小説を最初に読む権利を付けると言ったらリオネルは食い気味に返事をしてくれて、二人は契約結婚をすることに。 実は前世の記憶を持つエステルの唯一の趣味は、小説を書くことだった。両親からそろそろ結婚相手を探したほうがいいと言われたものの、この趣味を理解してくれない相手と結婚するのは絶対に嫌だと思っていた。 そこで幼馴染であり、趣味を理解してくれている男爵家次男で宮廷魔法士のリオネルに契約結婚を持ちかけた。するとエステルが思っていた以上にリオネルは結婚に乗り気でとんとん拍子に話は進み、二人は婚約した。 実はリオネルにとっては嬉しい提案だったのだ。なぜならリオネルは彼女と結婚するために『筆頭』宮廷魔法士を目指していたのだから――。 婚約したばかりの二人だが、リオネルは筆頭の座を掴むために隣国同士の戦争へ戦力として赴くことになった。ずっと一緒だった幼馴染とこんなに長く離れたことはない。エステルは遠く離れたリオネルとの手紙のやり取りを通じてリオネルの気持ちを知り、自分の気持ちにも向き合うことになる。 これは小説を書くことが趣味のぽっちゃり令嬢エステルと、エステルのことが大好きな天才魔法士リオネルの契約結婚から幸せになるまでの物語。 書き下ろしでは筆頭となったリオネルとエステルの後日談3作を追加しています。 『物書き令嬢と筆頭宮廷魔法士の契約婚は溺愛の証【分冊版】1』には『第一章 契約』~『第一章 契約』(中盤)までを収録