高田裕美の検索結果
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学習障害、色覚障害、ロービジョンなどで、学習に困難さを感じている子どもたちが抱えている課題を理解し、支援の方法を探る本です。 世の中にはいろんな「見え方」があります この本は、様々な「見え方の困り事」について理解を深めるための本です。視覚に関する障害や発達特性による視覚認知、当事者の皆さんの声を伝え、教育現場や職場での理解を深めること、適切な合理的配慮がなされることを目指して制作されました。(中略) 誰もが暮らしやすい社会を実現するために 皆さんに知っていただきたいことは、一方的なルールで「できて当たり前」を要求されることの理不尽さです。見え方の困り事がある状態を100メートル走に例えるなら、自分だけ靴を履いていない、あるいはコースがぐにゃぐにゃと曲がっているような状態。結果を出すために必要な道具や環境が揃っていないにもかかわらず、同じ条件でレースに参加することを求められている。この理不尽さを解消し、公平な条件に整えるのが「合理的配慮」だと言えます。(中略) ほとんどの人は、加齢とともに視力が衰えていきます。情報量の多い環境下で、必要な情報を受け取りにくくなることもあるでしょう。視覚に頼れなくなったり、視覚認知に自信がなくなったりしたときに、どうすれば今より暮らしやすい社会にできるのか。本書が少しでも一緒に考えるきっかけとなれば幸いです。 (本書「はじめに」より) 【本書もくじ】 □ 監修のことば □ はじめに 「見え方の困り事」とは? 第1 章 「読み方」の困り事 CASE 1 文字がぼやける CASE 2 中心が見えない CASE 3 周辺が見えない CASE 4 まだらに見える [COLUMN 1 ] ロービジョン CASE 5 文字が反転・回転する CASE 6 文字が固まりに見える CASE 7 似た文字を混同する CASE 8 読む方向がわからなくなる CASE 9 形から音を想起できない [COLUMN 2 ] ディスレクシア CASE 10 文字が背景に溶け込む CASE 11 文字が二重に見える CASE 12 文字が歪む・踊る CASE 13 文字の間に川ができる [COLUMN 3 ] アーレンシンドローム CASE 14 色の区別がつかない [COLUMN 4 ] 色覚障害 レイアウト問題 第2 章 「書き方」の困り事 CASE 1 目と手が連動しない CASE 2 書き順がわからない CASE 3 文字の一部が気になる CASE 4 字のバランスが崩れる CASE 5 音から文字を想起できない CASE 6 筆圧をコントロールできない CASE 7 全体の形が想像できない CASE 8 位置がわからなくなる [COLUMN 5 ] ディスグラフィア 第3 章 「日常生活」の困り事 CASE 1 段差や階段が怖い CASE 2 飲み物を注ぐ時にこぼす CASE 3 知り合いに気づかない CASE 4 料理に気づけず食べ残す CASE 5 薄暗い場所で動けない CASE 6 スーパーの商品棚などで酔う CASE 7 値札や成分表示が読めない CASE 8 まぶしくて目が開けられない CASE 9 リモコンが見つからない CASE 10 色の変化がわからない CASE 11 服のコーディネートを間違える CASE 12 記入欄がわからない CASE 13 爪切りやメイクが難しい CASE 14 モノにぶつかる CASE 15 小銭の出し入れに時間がかかる CASE 16 メニューが読めない CASE 17 信号機の色がわからない CASE 18 マウスカーソルを見失う CASE 19 薬の識別ができない CASE 20 ロッカーの位置がわからない 第4 章 当事者の皆さんの声 CASE 1 特性に合った「学び方」が人生を変えた 藤堂 高直さん(大学教授・建築家・デザイナー・陶芸家) CASE 2 ルールとテクノロジーの進歩で障害はなくせる 白井 夕子さん(東京都盲人福祉協会・生活訓練指導員) CASE 3 「文字の声」が聞こえる 私の見ている世界 ミーさん(大学院生) CASE 4 ディスレクシア専用の英語塾を立ち上げる 成田あゆみさん(「もじこ塾」代表) CASE 5 「色に頼れない世界」で見つけた可能性 髙村 純一さん(3 D ジェネラリスト) CASE 6 光に苦しめられる「アーレンシンドローム」 アーレンシンドローム当事者の皆様の声 □ 支援者団体やサポート教材のご紹介 第5 章 社会の「読めない」「書けない」をなくすために知っておきたいこと (奥村智人×高田裕美×澤田憲) 1 自分自身も気づきにくい「読み書き」の困り事 2 クラス単位でできる学校での合理的配慮 3 各自治体の「専門家チーム」を頼って、先生だけで頑張らない 4 「ユニバーサルデザイン」が人を差別しないために 5 テクノロジーを活用して当事者・支援者とつながる □ おわりに □ 取材・制作協力 参考文献 一覧
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読み書き障害でも読みやすいフォントが生まれるまでのノンフィクション! UDデジタル教科書体の完成から3年が経った頃、私は仕事の関係で、障害のある子どもの教育や就労を支援している会社を訪れました。 そこでは発達障害、学習障害、ダウン症といったさまざまな困難を抱える子どもたちを支援する学習教室を運営していたのですが、あるベテランの女性スタッフの方が、こんな話をしてくれました。 「うちの教室に、ディスレクシアの小学生の男の子がいるんです。その子は普通の本や教科書では文字がうまく読めなくて、『どうせおれには無理だから』って、いつも途中で読むのを諦めていたんです」 「それで、あるときUDデジタル教科書体のことを知って、試しに教材のフォントを変えてみたんです。そしたら教材を見た瞬間、その子が『これなら読める! おれ、バカじゃなかったんだ!』って。暗かった顔がぱあっと明るくなって、その顔を見たとき、私、思わず涙がこみあげてきてしまって。その場にいたスタッフ皆、今まで男の子が悔しい思いをしてきたのを知っていたから。みんなで男の子の周りに集まって、泣いてしまいました」 (「はじめに」より抜粋)