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3.0エルヴィーラはレーム王国国王の姪であり、王の名代として周辺各国を巡っていた。表敬訪問の理由はエルヴィーラの身長にあった。背の高いエルヴィーラは良縁に恵まれず二十四歳の今に至っている。結婚をあきらめたエルヴィーラに対し、国王は国内に相手がいなければ外国にいるかもしれないと言ってエルヴィーラに婚活を命じたからだった。そんな無茶な……困惑しながら各国を巡るがそんな都合のいい話などあるわけがない。そう思って最後の国を訪れれば、そこには長身のエルヴィーラが見上げるような大男がいてエルヴィーラを小柄と言う始末。さらには彼こそが現王の弟で、周囲から「猛獣殿下」と称されているその人だと教えられるのだが――
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4.2ブラック企業に勤めるしがないOL……のはずが、気が付くと異世界の公爵令嬢タリカになっていた!? どうやらとある呪術に巻き込まれ、元の世界にも帰れないらしい。そのうえこのご令嬢、性格が悪すぎて婚約者に捨てられたようで、友達もいなければ、使用人からも嫌われている。タリカとしての令嬢生活は、あまりに味気なく退屈なものだった。せめてもの暇つぶしに、読書でもしたい。それなのに、この世界では娯楽小説=卑しい者が読むもので――あぁ、本が読みたい! 本に埋もれて暮らしたい!! 元悪女、改め本好き公爵令嬢、異世界の読書文化を改革します! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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5.0魔術師団の魔法研究所に所属するアレクシアは、ある日、自身が前世で愛読していた少年漫画『光と闇のレゾンデートル』の世界に転生していることに気づく。 さらに最推しのキャラクターである騎士フィリベルト(通称フィル)が、以前に読んだ漫画では闇堕ちしてラスボスとなり、死んでしまう運命にあることを思い出す。 アレクシアは、フィルの闇堕ちを回避し、彼を救うための行動を開始する。 王子のカイと自分を比べてしまうフィルを励ましたり、魔法の練習に付き合ったりと、アレクシアはフィルの自己肯定感を育む「自己肯定感上げ上げキャンペーン」をけなげに行う。 次第にフィルはアレクシアに心を開き、二人の距離は縮まっていく。 それだけでなく、フィルはアレクシアに特別な感情を抱くようになり――。 推しの悲劇の運命を変えようと奮闘するアレクシアと、彼女に育成され恋に落ちてしまう年下騎士とのラブファンタジー!
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3.0求職中のジュリエットは「メイドとして雇いたい」と勧誘され、とある商家の屋敷へ。するといきなり拘束され、その家の娘の代わりに隣国の伯爵邸でメイドを務めてこい!と命じられる。家族を盾に取られ仕方なく商家の令嬢・アイリーンとして伯爵家へ向かうが、当主のコンラードは「見た目は白いが性格が悪い」“黒い白騎士”と呼ばれ、少々性格に難アリの美男子だった。彼から嫌われいびられる日々が続きジュリエットは我慢していたが──「……いい加減にしてください!」 ある日ついに堪忍袋の緒が切れプッツンしてしまう! 激しく後悔するジュリエットだったが、コンラードはこれまでの態度を謝罪し優しく接してくれるようになって……!?
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3.8私があなたの剣になります! 城で経理補佐として働くリーゼは、辺境伯の令息アレクシスに対して恋心を抱いていた。身分をわきまえ自身の恋心を封じる中、何とアレクシスとの縁談が持ち上がる。思いがけず想い人と結婚することになったリーゼだが……。アレクシスは、過酷な戦場での経験で心を病み残忍な性格となっていた。リーゼは愛する夫のため一生懸命つくすが、アレクシスには避けられてしまう。そしてある日、事故により彼の凶刃を受けてリーゼは絶命……!意識が遠のく中――、気がづくとリーゼは過去に戻っていた。最初は戸惑うも、次第に状況を理解し始める。そして彼女はある決意をした――。
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4.0アーレン帝国の第一王女は16歳の成人を迎えるとき、神の生贄になる。呪われた習わしから逃れるため、身代わりを立てて、王子として育てられた王女・ユーリ。類い希な美少女である王女の身代わり・ファナは体に毒を持ち、異界の神を毒殺する役目を担っていた。半人半獣の神・ロウランは上半身に紺色のタトゥーに施し、下半身が虎。ユーリは生贄を喰らうという神に一目で恋に落ちた。ロウランの絶対的な力をまえにして、ユーリとファナは必死の抵抗を試みるが……!?
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3.0奈緒は茂と結婚したてのほやほやな新妻。毎日夫を見てはうっとりし、愛の深さを感じてしまう。毎日が幸せ、と思っているが、実は一つだけ不満というか願いがあった。「茂の体に自ら触れてみたい」だが帝国の婦女として、そのようなはしたないことが許されるわけがない。女は貞淑にして、夫にすべてを委ね、任せるのみ。そんな葛藤が態度や表情からにじみ出ている奈緒に対し、茂もまた感じ取っているものがあった。「奈緒にはもしかして、なにか憑いているのでは?」と。悩む茂に上司の竹内が一計を案じる。結果、わかったことは――文明開化華やかな明治を舞台に、深森ゆうかが贈る新婚夫婦のほんわかキテレツ・ラブコメディ。
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3.0レディトス王国の大聖堂では、厳かな戴冠式が行われている。美しい新王サディアスが王冠を戴く姿を一目見ようと、柱の陰からこっそり覗いているのは……なんと、このあとに執り行われる婚姻式を待つウェディングドレス姿のメルヴィナだった! サディアスと片時も離れていたくないメルヴィナと、メルヴィナを愛しく思うあまり何度も組み敷いては想いを遂げるサディアスは、幸せと興奮に満ちた新婚生活を送っていた。ところがメディアナは、ひと月も経たぬうちにサディアスが密会している現場に遭遇してしまう。浮気疑惑で失意のどん底に落とされたメディアナは報復に出ることに……!?
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3.0社交界デビューの華やかな会場で、ミアは壁の花だった。イケメンで浮気性の父を持つミアは、イケメン嫌いに留まらず、結婚なんかしたくないと頑なな考えを持っている。乗り気でないミアに手を差し出したのは、神の造形物とも見まごうほどの美しい容姿を持つクロードだった。会場でいきなり深いキスを施され、反射的に拳を振り上げてしまったミアには、以来三年間、縁談に至ることはなかった。思惑通り独身を貫いてきたミアだったが、ある日、父親の借金が発覚。邸にガラの悪い高利貸しがやってきて、屋敷どころか領地までも取り上げられそうに。後ろ盾になってくれる人はいないものか、ミアは三年ぶりに社交の場に出かけるのだが、そう都合よく後援者が見つかるわけがない。それどころか酔った男に絡まれる始末。逃げ出すミアを偶然にも救ってくれたのは、あの時の……。公爵位を継いだクロードは、ミアから事情を聞くと、借金を肩代わりすると結婚を申し出るのだった。そうこれは、契約結婚――。
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3.5私に恋する男性が抱いている願望を、覗いちゃってます!? 騎士団の事務官として働く男爵令嬢のイレーネは、「金華の君」と慕われ完璧貴公子と名高い騎士・カミルが少し苦手。ある日、街で占い師に出会ったイレーネはその直後から自分に好意を抱く男性の夢にお邪魔するようになってしまう。しかもその夢はあのカミルが見ているもので!? カミルが夢で見る<イレーネ>は現実の2割増しの美人!? しかも色男のわりに見る夢はすべて超健全でピュアっピュア! でも……なんで彼が私に片想いをするの? 疑問と共にこの状況を申し訳なく思ったイレーネは、解決するため『カミルに嫌われよう』作戦を開始し奮闘するけれど……?