白水社編集部の検索結果
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4.5「その他」の側から世界を見る 翻訳大国日本。多くの外国文学が翻訳され、読まれている。その中には日本では学習者が少なく、「その他」とくくられる言語によるものも含まれる。 しかし、「その他」だといって存在感が小さいわけではない。インディペンデントな文学賞として知られる「日本翻訳大賞」の第1回大賞の2作品は、韓国語とチェコ語による作品だった。いずれも「その他」に分類される作品が、読者からも、翻訳者からも多くの評価を得たこと自体が、このカテゴリーの奥深さのあらわれではないだろうか。 では、「その他」を生み出しているのはどのような翻訳者たちなのか? 日本では馴染みの薄い言語による文学を、熱意をもって紹介してきた九人の翻訳者が、その言語との出会いや学習方法、翻訳の工夫、そして文学観を語るインタビュー集。 序文・斎藤真理子 鴨志田聡子(ヘブライ語) 星泉(チベット語) 丹羽京子(ベンガル語) 吉田栄人(マヤ語) 青木順子(ノルウェー語) 金子奈美(バスク語) 福冨渉(タイ語) 木下眞穂(ポルトガル語) 阿部賢一(チェコ語)
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-近代登山の輝きと同志的連帯の記憶 『日本登山大系』は長く「山ヤのバイブル」として知られてきた。累計は11万部を超える。 もともと中級以上の登山者のための実用書であるが、歳月の経過のなかでその実用性は失われつつある。 では、実用性のない『登山大系』に価値がないのかというと、そんなことはない。歴史性を帯びることで新たな意味が付与されつつある。本書はその案内として刊行される。 昭和の登山ブームは1956年の日本隊のマナルス初登頂から始まったとされるが、やがて1960年代になると、山ヤのあいだで「登山の行き詰まり」が語られるようになる。 集団就職で東京に出た若者たちが自らの思いをぶつけたのが谷川岳をはじめとする日本各地の山々だった。 毎週土曜、谷川岳に向かう上野発22時12分の上越線鈍行長岡行きはぎゅうぎゅう詰めの超満員だった。 そうした青春の登山がゲレンデ化の波に覆われつつある1980年代、『日本登山大系』は編纂された。 ひたむきに仲間たちと希望を抱きながら登ったあの頃。そして、いまはなき、あの場所……かつての仲間たちに捧げる。 [目次] 巻頭エセー 夢の作業(柏瀨祐之) 登山大系あれやこれや(岩崎元郎) 『日本登山大系』を振り返る(小泉弘) 第Ⅰ章 日本の山々 一 北海道・東北の山 二 南会津・越後の山 三 谷川岳 四 東京近郊の山 五 剣岳・黒部・立山 六 後立山・明星山・海谷・戸隠 七 槍ヶ岳・穂高岳 八 八ヶ岳・奥秩父・中央アルプス 九 南アルプス 十 関西・中国・四国・九州の山 第Ⅱ章 同志的連帯の記憶 一 芦別岳回想 二 南会津へ 三 回想・私の谷川岳 四 仲間・想い出・希望 五 池ノ谷の雪崩 六 白馬——初めての冬山 七 穂高岳のころ 八 原点の山・八ヶ岳 九 南アルプスに想う 十 三倉岳のこと 第Ⅲ章 登山大系を読む 一 知床半島の山 二 日高山脈 三 一ノ倉沢 四 前穂高岳東面 五 北穂高岳滝谷 六 八ヶ岳概説 巻末エセー 読書と登山——僕にとっての襟裳岬(野村良太)