検索結果

  • 若き乙女の婚礼
    完結
    4.2
    「愛など必要ない。私の息子を産めば真犯人を捕まえてやろう」冷淡な領主ユーアンの提案を、若く無力なオリアンは受け入れるしかなかった。断れば叔父殺しの濡れ衣を着せられて、処刑されてしまうかもしれないのだ。しかし愛する人との結婚を夢みていた彼女は、せめて初めての相手は自分で選びたいと、ユーアンの友人に情事を請う。欲望は果たされても枯れることはなく、禁断の逢瀬を重ねてしまうオリアン。そこに領主の密かな罠が仕掛けられていると知らずに…。
  • かぐわしき天使
    完結
    4.5
    天涯孤独になった令嬢ケイトが、貧困から脱するための条件。それは廃墟同然の館を立て直し、主である伯爵ジャックに健康的な食生活を送らせること。彼は戦争で片脚を負傷し、美しい顔には大きな傷痕を残していた。そのために婚約者に逃げられたジャックは屍のようだったが、明るいケイトに世話をされて次第に生気を取り戻していく。ケイトの心の中でも、強面の伯爵の存在が大きくなっていった。しかし彼女は、誰もが忌み嫌い蔑むような、消し難い過去をもっていて――。
  • 愛を演じる二人
    完結
    -
    レストランを開くという夢を叶えたララだが、その店が経営危機に瀕していた。母の再婚相手、富豪ダライアスが援助を申し出てくれたものの、直後に事故死してしまう。途方に暮れたララは、ダライアスの息子ウルフに借金を申し入れた。彼ははじめからララ親子を金目当てと、軽蔑を隠そうともしないひどい男。出逢ったとき、唇と心を奪われたなんて忘れたい…。借金の肩代わりと引き換えに、ウルフはとんでもない提案をしてきた。子供を作ることが条件だと言うのだ!
  • 華麗なる憂鬱
    完結
    4.3
    挙式を目前にしながら、花嫁となるアイシャの心は晴れなかった。カルロとの結婚は政略結婚でしかないから…。幼い頃からカルロに淡い憧れを抱いてきたアイシャは、10年前に妻を亡くした彼が突然求婚してきたとき、内心は複雑だった。彼はまだ前妻を忘れてはいないはず。その証拠に愛していると言われたことがない。この結婚は私にとってつらいものになるわ――。そして、アイシャの予想は的中した。カルロの取り巻き女性のひとりから、みだらな密告があったのだ。
  • 誓いに薔薇の花びら
    1.0
    母が再婚する――その知らせを聞いてスーザンの胸にわいた喜びは、すぐにショックに押しつぶされた。再婚相手がスローンの父親だとわかったからだ。スローンとはつい三週間前まで一緒に暮らし、結婚の約束まで交わしていたが、自分から一方的に別れを告げた。別れる理由を彼にもはっきり説明しないまま、別れたことを母にも打ち明けられないまま、こんなことになるなんて……。しかも、結婚式はこの週末。親たちはスーザンとスローンの立ち会いを望んでいる。母の晴れの日を台なしにしたくないばかりに スーザンはスローンの提案を受け入れ、母たちの前で婚約中の幸せなカップルを演じることにした。★
  • 愛の惑い
    -
    ■私の魂の奥底まで届くようなキスをした人。彼とまた会うなんて危険すぎる。■ろくでもない夫のせいで男性不信に陥っていたリベカは、離婚して二年がたつ今も、男性を遠ざけていた。二度と恋なんかするものですか!そんな彼女にも、気になる男性が一人いた。一年前にたった一度、熱烈なキスを交わしたジェイス。義兄のいとこで、世界的な大企業の経営者だ。ある夜、姉夫婦の計らいでジェイスと再会したリベカは、唇を重ねたときの感触を思い出す。翌日、彼から届いた薔薇には誘惑の言葉が添えられていた。“今夜七時にディナーに出かけよう”一瞬ためらったものの、姉のアナの言葉にリベカは心を決める。「そろそろ世間に飛びだしてもいいころじゃない?」だがリベカの心は、ある不安でいっぱいだった。■フラワーショップを経営する美人姉妹それぞれの恋模様を描いた連作。今作のヒロインは妹のリベカです。たった一度だけ交わした熱いキスを忘れられないリベカとジェイスは、その気持ちが本物かどうかを確かめようとしますが、はたして……。
  • 麗しきレッスン〈ラミレス家の花嫁 III〉(カラー版)
    完結
    5.0
    「恥ずかしいか? 俺に逆らうとこういう目にあう」修道女学校で育ったために男性に不慣れなカタリーナは、美しい後見人ジェイク・ラミレスにベッドの上で組み敷かれて、そのか細い体を震わせた。カタリーナは21歳の誕生日を迎えた今日、自由の身になるはずだった。しかし両親の遺言をもって現れたこのジェイクに、2か月以内に花婿を探して結婚させると言われたのだ。拒めば力ずくで従わせようとする彼に、カタリーナは恐れを抱く一方で、甘い好奇心をもち始めて…。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 愛と疑惑の協奏曲【ハーレクイン文庫版】
    -
    ひとつ屋根の下で暮らすなんて絶対いや! あなたは私を愛していないのに、 私はまだ……今も愛しているから。メルボルンの法律事務所で働くリアンは、 ある大物の依頼人を担当するよう上司に言われた。 その依頼人が現れた瞬間、リアンは心臓が止まりそうになった。 離婚係争中の夫タイラー。有名モデルと夫の関係を知り、 ニューヨークの家を出て、故郷で新しい生活を始めたのに……。 彼がこの法律事務所を選んだのは、偶然とは思えない。 欲しいものはなんとしても手に入れる男性なのだから。 リアンの背筋に震えが走った。いったい私をどうするつもり? 美貌の夫の黒い瞳は冷たい光を放ち――。
  • 氷の伯爵(カラー版)
    完結
    4.0
    マグナス・ダレンヴィル伯爵――ギリシャ彫刻なみの美貌をもつが、心まで石でできていると噂の“氷の伯爵”。住み込み家庭教師のタリーは、彼のため開かれる花嫁選びパーティーの準備に追われていた。そんな折偶然、彼女はマグナスの会話を盗み聞いてしまう。「欲しいのは跡継ぎを産むための丈夫な歯と腰をもつ妻だ」いったい彼は女性をなんだと思っているの!? 憤慨するタリーの耳にさらに信じられない言葉が続く。なんですって、彼は私を花嫁にするつもりなの!?※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 愛は喧嘩の後で
    完結
    5.0
    妹の忘れ形見・ジョージを育てるアリーズは、ある日弁護士に呼び出された。待っていたのはギリシアの大富豪アレクシ・ステファーノス。彼は最近弟を亡くしたといい、傲慢にも、その弟の血を引くジョージは名家ステファーノス家のものだと言うのだ! 身ごもっていた妹を手ひどく捨てた男の親族に、愛する甥を渡すなんてできない。だが勝ち目はない。追いつめられたアリーズに彼は告げた。「この子と離れたくないなら、僕と結婚するんだ」と。
  • 運命に身を任せて
    完結
    -
    姉夫婦が事故で亡くなり、残された甥ベンの母親になったテイラー。そこへ、亡くなった義兄の兄ダンテが甥を自分のもとで育てたいと現れた!! 彼は大富豪として名高い実業家で、ひそかに憧れていた。しかし、テイラーとはあまりにも住む世界が違い、財産、名誉すべてを持っている。ダンテの提案に従わなければ愛する甥を奪われてしまう…。テイラーはイタリアにある彼の屋敷に移り住むことになる。しかし、甥のためだと思っても、瞳は彼を追いかけてしまい――。
  • 思いがけない婚約(カラー版)
    完結
    5.0
    「君は弟の責任をとって僕と結婚するんだ」王子リュクの有無を言わさぬ命令に、キャリーは言葉を失った。冗談でしょう、リュク。いくら私の弟があなたの許嫁と 結婚したからって、私は代わりのお妃になんてならないわ。8年前に受けたひどい仕打ちをまだ忘れていないのだから。キャリーは絶対に従うまいとリュクを睨みつけた。しかし王子は昔以上に魅力的で、心が揺れそうになる。それを嘲笑うかのように、リュクは彼女を脅かす、驚くべき最後の切り札を出してきて…。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 愛と疑惑の協奏曲【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!メルボルンの法律事務所で働くリアンは、新しい依頼人を見て心臓が止まりそうになった。離婚係争中の夫タイラーがどうしてここに!? 夫と有名モデルの関係を知ったリアンはニューヨークを離れ、故郷でやっと新しい生活に慣れてきた頃だった。彼が偶然この事務所を選んだとは思えない。欲しいものはなんでも手に入れる男性なのだから。リアンの背筋に震えが走るが、冷静に手を出し「はじめまして。リアンよ」そう微笑みを浮かべた。それを見たタイラーは…!!
  • 伯爵の華麗なる復讐
    完結
    4.3
    パーディタ――彼女の名の意味は〈捨てられし者〉。大海賊の情婦として処刑されるところを、名高き伯爵アンボーンに買われてそう呼ばれることになったが、パーディタには隠している素性があった。伯爵は私を何かに利用しようとしている。それがわかるまで無知で言葉を話せないふりをしよう。たやすく人を信用して騙された、あの過ちを繰り返さないために。だが互いを探りあいながらも、いつしか惹かれあうふたり。伯爵の目的の裏で、実りがたい恋が生まれようとしていた。
  • 断罪のギリシア富豪
    完結
    -
    父の会社を乗っ取った相手から、面接に来てほしいと手紙が届いた。私の能力を評価してくれるなら…そう思い面接に訪れたナタリアは、CEOとして現れた男性を見て驚愕した。アレクシス…5年前、私を無残に捨てたあなたがなぜ…!? 彼はナタリアの父が不倫している証拠をつきつけ、公表されたくなければ自分の下で働くよう命じてきた。父の会社を奪ったうえ、私をこれ以上傷つけようというの? かつて愛したアレクシスの残酷な要求に、ナタリアは従うしかなくて…。
  • 許せないプロポーズ
    完結
    -
    まさか妊娠してしまうなんて。若き弁護士ターシャは、思いがけない事実に愕然とした。子供の父親は2年前から同居しているジャレッド。ブリスベンでも有能と名高い法廷弁護士だ。勇気を出して妊娠の事実をジャレッドに告白すると彼はしばらく考えこんだあと告げた。「結婚しよう。それが得策だ」…なんですって。義務感で結婚しようというの!? 愛のない家庭で子供を育てるわけにはいかない。ターシャはシングルマザーになることを決意し、アパートメントを飛び出すが?
  • 二つの顔を持つ恋人〈ラミレス家の花嫁 II〉(カラー版)
    完結
    5.0
    「金持ちの男が必要なら、僕にしておきなさい」元恋人アントンの嘲りを含んだ申し出は、気高いクリスティーナのプライドを粉々に打ち砕いた。経営難に陥っていたクリスティーナは出資者を求めてパーティーに来ていた。そこへ世界的に有名な銀行の頭取となったアントンが現れ、彼女に蔑みの情けをかけたのだ。これはアントンの復讐だ。クリスティーナの脳裏に6年前、彼に浴びせた辛辣な言葉が蘇る。最愛の恋人を傷つけてまで別れなければならなかった事情も…。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 結婚の意味【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    リゼットはウェイトレスをしながら苦学した末、法律事務所に就職した。大学を卒業できたのは、客だった余命わずかな老富豪のおかげだった。友情を築いた二人は、貧しい彼女の家族への援助と引き換えに、孤独な老富豪が最期の時を楽しく過ごすための“白い結婚”をしたのだ。だが彼の息子ジェイクは彼女を金目当ての女と責め、敵意を向けてきた。老富豪が亡くなって2年が経ったころ、リゼットは職場で上司から、新しいクライアントの世界的な大実業家を担当するよう告げられる。大抜擢に喜んだのもつかの間、紹介された相手を見て凍りついた――そこには、鋼のような瞳で彼女を見据えるジェイクの姿が。これまでずっと私を冷遇してきた彼が、いったいなぜ……? ■きらびやかな上流階級の世界に投げ込まれた等身大のヒロインを描くヘレン・ビアンチン。そんな人気作家の手に成る耽美ロマンスをお届けします。本作のヒーローは、男の色気を醸しながらもヒロインに冷たく接し、彼女を惹きつけたり突き放したりして翻弄します。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 彼が結婚する理由〈ラミレス家の花嫁 I〉(カラー版)
    完結
    5.0
    「君に会いたい。大事な話がある」テスは数か月ぶりに聞く声に凍りついた。ニック・ラミレス―――。一代にして巨万の富を築き上げた、非婚主義者。結婚とは財産を減らす愚行だとまで言い切る、傲慢で美しい男。テスはニックと仕事上の関係に徹するつもりだったが、誘惑に逆らえずに1度だけ禁断の果実を口にした。ニックは衝動的な情事を後悔し、それから個人的な誘いはなかったのだが…。まさかニックは知ってしまったのだろうか。私が彼に極秘でした、あることを!※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 忍び寄る悪夢【ハーレクイン文庫版】
    -
    デザイナーとして華やかな業界に身をおくイレーナだったが、元恋人との辛い出来事のせいで、心に深い傷を負っていた。もう男性を愛さないと決めていた彼女の前に、あるパーティで、金融王の異名をとる、ギリシア人のサンドロが現れる。男性的な魅力を持つ彼に怯えながらも、惹かれていくイレーナ。そんな矢先に近寄ってきた元恋人に、イレーナは乱暴されかける。たちまち過去の痛みが蘇り、青ざめる彼女をサンドロは抱いて、毅然と言い切った。「君を守るために、今すぐ婚約する」と。しかしイレーナは拒んだ。男性に愛されることが怖くて……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 誓いに薔薇の花びら【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!大財閥の御曹司・スローンとの身分違いの恋に悩み、一方的に婚約を解消したスーザン。 彼を忘れようとした矢先、とんでもない知らせが・・・。なんと母が、スローンの父親と再婚するというのだ! 母の晴れの日を台無しにしたくない・・・。 スーザンはスローンの提案で、母たちの前で婚約中の幸せなカップルを演じることになり!?
  • フィアンセ雇います (カラー版)
    完結
    3.0
    「大富豪で国際金融家の婚約者を500ポンドで演じてほしいの」ロンドンで人気のパン屋を営むジュリーは、常連客の売れない俳優ロバートに意を決して頼んだ。彼は偶然にもジュリーが親の小言から逃れるために作り出した架空のフィアンセと同じ名前。1週間後に行われる妹の結婚式に、これ以上好都合な同伴者はいない。ジュリーはすべてがうまくいくと確信した。まさかロバートの情熱的な演技で女心を翻弄されることになるなんて、この時は思いもしなかったから。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 屈辱に満ちた再会【ハーレクイン文庫版】
    -
    「かつてぼくが所有していたものを取り戻す」この世でもっとも非情な男の言葉に、ケイラは打ちのめされた。いったいどれほど私を苦しめれば気がすむの……。元夫デュアルドに会社を乗っ取られた父は失意の中、亡くなった。二度と会うつもりはなかったのに、弟が借金の取り立てで襲われ、大けがをしては大富豪デュアルドの助けにすがるほかない。冷たく冴えた目でデュアルドは借金の清算を承諾するが、ただし、見返りはケイラとの復縁だというのだ。それは妻として、ベッドの中でも彼を満足させることだった。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を演じる二人【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    ララは共同経営者に店の金を持ち逃げされ、借金苦に陥っていた。万策尽き、最後の頼みの綱として継父に助けを求めた矢先、不幸にも両親が事故死したと、継父の息子ウルフから知らされる。深い悲しみの中でも返済期限は迫り、ララは思い余ってウルフに相談した。すると、跡継ぎをもうけるために彼と便宜結婚するなら、借金を肩代わりしてもいいと言われ、言葉を失う。十代の頃、ララはウルフに夢中だった。たとえ冷たくされても。愛にもとづかない結婚はむなしいけれど、ほかにあてもなかった。けれども、夜ごと枕を重ねるにつれ、ララの中で、夫に心から愛されたいという思いが募ってゆき―― ■血のつながらない憧れの兄と条件つきの結婚生活を送るララ。昼間は冷めた関係でも、夜になれば狂おしいほど熱く燃える――温度差が激しいほど、翻弄される彼女の心は千々に乱れ……。名作家H・ビアンチンが、絢爛豪華な世界を舞台に義兄妹の愛の迷宮を描く! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 入江のざわめき
    完結
    -
    インテリアデザインの会社で働くサキに、あのドミニクが名指しで仕事を依頼してきた。彼は成功をおさめた富豪の若き弁護士で、苦学生だったかつてサキの実家の屋敷で庭師をしていた――少女時代のサキは、すてきな彼に密かに想いを募らせていた。しかし、裕福だったサキの家が没落し、彼がその屋敷を買い取った。そして今、ドミニクはその屋敷の室内装飾をサキに頼んできたのだ。重い気持ちで打ち合わせに行ったサキに、ドミニクは突然プロポーズをしてきて…!?
  • 彼を愛せない理由【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    挙式の直前で婚約者に裏切られたリリーは、おばのもとに、しばらく滞在することにした。だが、一つ気がかりなことがある。アレッサンドロ――おばの屋敷に住まう、初恋の相手のことだ。おばに拾われて、イタリア有数の実業家にまでなったが、孤児だった彼は、想像を絶する悲惨な少年時代をおくったという。その生い立ちが影を落とし、鼻持ちならない人間なのだ。いまは誰にも傷つけられたくない……誰も愛したくない……複雑な想いを抱えたまま、リリーはアレッサンドロと再会する。変わらぬ美貌にひどく冷酷な笑みを浮かばせた―― *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 甘い屈辱【ハーレクイン文庫版】
    -
    家の窮状を救うため、ある投資家の要求を聞いてほしい――会社を危機に陥らせた兄の懇願に、カサンドラはうろたえた。投資家ディエゴは、彼女と4夜を過ごすことを条件に、援助を申し出たのだという。カサンドラの胸はかき乱される。カサンドラにとって、美しいディエゴは目の毒でしかない。ずっと好きだったのだ。見るだけで胸が締めつけられるほどに。しかも、非情と噂される彼にかかわれば傷つくことになるだろう。ためらうカサンドラに、純潔を捧げる初夜が来て……彼の唇は、いともたやすく封印していた恋心を揺さぶり起こした。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 熱砂に燃えて【ハーレクイン文庫版】
    -
    兄が拉致されたという知らせを受けたクリスティは、いま、とある国の権力者との面会にうち震えていた。シーク・シャリフ・ビン・ユセフ・アル=サエド。世界を股にかけた実業家として、その名を知られる大富豪だ。だがクリスティには、彼の取り澄ました美しい仮面の下に、冷酷非情な顔が潜んでいるように思えてならない。事実、クリスティの必死の懇願さえ、鼻であしらい、自分の愛人になるなら考えようと、こともなげに言い放ったのだ。クリスティの美しい髪や肢体を無遠慮に品定めしながら。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 暗闇のラプソディ 2
    完結
    5.0
    遥かむかし賢女であったサラフィナは、稀有な宿命のためにヴァンパイアになった。まだ人間だった頃は、たびたび現れた実体のない“守護霊”ウィルと愛しあった。彼は不老不死と化した自分にこう告げた。「未来の世界に生きる俺を信じて待っていてほしい」と…。果たしてサラフィナは待ちつづけた。そして見つけた。アメリカの英雄となったウィル・ストーン大佐、その人を――。喜ぶべきはずの再会。しかし彼女の心の中には、愛に反したウィルとの結末が用意されていた!!
  • 暗闇のラプソディ 1
    完結
    5.0
    軍人ウィルは仲間を救うために敵の捕虜となり、地獄のような拷問を受けつづけていた。そして痛みが限界に達すると、ある不思議な体験をするようになった。意識だけが太古の賢女…サラフィナと名乗る少女のもとに飛ぶ。霊感の強い彼女はウィルの存在を感じ取り、いつしかふたりは惹かれあうようになった。しかしサラフィナは、ヴァンパイアになる運命にあった――。異形の者と化し、時空すら交わらない彼女にウィルは…。異色のファンタジーロマンス!!
  • 囚われの結婚【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!3年前に夫ニコラスから逃れ、オーストラリア北部の町で暮らすケイト。ある日、彼女の唯一の家族である15歳の妹レベッカが家出し、シドニーで警察に保護されてしまう。心配するケイトの元に現れたのはニコラスだった!! 彼はレベッカを助ける代わりに、再び一緒に暮らすようケイトに取り引きをもちかけてきた・・・。
  • 振り向けばいつも〈パリから来た恋人 II〉【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!ステファニーにとってセクシーなフランス人実業家ラウルとの初対面は最悪だった。 出資者としてレストランでもてなした彼は、なぜか彼女に対して挑発するかのような傲慢な態度で接し、たまりかねたステファニーは会合の途中、憤然と席を立ってしまったのだ。 しかし翌日、彼女のオフィスにラウルから薔薇の花束が届けられて・・・。
  • 一夜の波紋【ハーレクイン文庫版】
    -
    ティナはまだ、ニックの妻になったことを実感できずにいた。彼の異母弟バシリ・レアンドロスさえ事故で亡くならなければ、こんなおかしな事態にはならなかっただろう。いま、ティナのおなかにはバシリの子がいる。その子にレアンドロスの姓を名乗らせ、安定した生活を与えるべきだと強く説得され、大富豪ニックとの偽装結婚に踏み切ったのだ。しかし、ティナはたちまち激しい後悔に苛まれ始める。名目だけの妻なのに、どうして彼を愛してしまったんだろうと。しかもティナには誰にも言えない、いとわしい“傷”があった。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 夏草のメルヘン
    完結
    3.3
    貧民街の再開発計画に反対を唱える団体の若き統率者マーシーは、対立する大企業からの交渉要員ランダルと一戦を交えることに。私のおばが遺した街の中央にある館。どんなに脅しても大金を積んでも手放さないとわかったら、今度はハンサムな男性を送り込んで色仕掛けで落とそうという魂胆ね。安易な戦略を鼻で笑うマーシー。だが野性の少女の気高き意志と無垢な体は、しだいにランダルの大人の色気に、大胆な誘惑に、何より彼の驚くべき正体に翻弄されていく――!?
  • 愛は脅迫に似て〈パリから来た恋人 I〉【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!女優サンドリンはオーストラリアで映画のクランクインを迎えた。今回の仕事に反対する実業家の夫ミシェルとは激しい口論の末、書き置きを残して彼の元を去った。 だが6週間後、資金難に陥った映画を救うスポンサーとして現れたのは・・・ミシェルだった! パーティーの席上で強引に交わされたキスには彼の怒りが込められていて・・・。
  • 屈辱に満ちた再会【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!「かつての所有物として君を取り戻す」この世で最も憎い男の言葉に、ケイラは打ちのめされた! いったいどれほど私を苦しめれば気が済むの――――父の会社を潰し、両親を不慮の死に追い込んだ、元夫デュアルド。もう2度と会わないと誓ったのに、弟が借金の取り立て人に襲われ、ケイラはデュアルドに頼るよりほかなかった。忌々しくもデュアルドは条件つきで借金の清算を承諾した。それはケイラとの復縁――妻として、ベッドのなかでも彼を満足させることだった!!
  • プレイボーイの憂鬱
    完結
    3.8
    ディラン・ラッセル…類稀なる美貌で世界を股にかけるプレイボーイ。私の思春期最大の汚点! 兄と共有するキャビンに休暇で訪れたジェシカは、二度と会いたくなかったその男ディランと遭遇した。彼はしばらくひとりで過ごす場所を求めて、親友であるジェシカの兄から鍵を借りたと言う。どうせ女性問題から逃げてきたんだろうと追い出しにかかるジェシカだが嵐のせいでそうもいかなくなり…。憂いを帯びた昔以上に美しいディラン。気にはなるけどもう心は奪われないわ!
  • こわれかけた愛
    完結
    3.5
    “別居中の夫、ニコス・カソリスと1年間ともに暮らすこと”父の遺言状に書かれた一文にカトリーナは呆然とした。実業家の夫ニコスと別居したのは結婚直後。彼が愛人を妊娠させたと知りショックのあまり家を出たのだ。父は、もし遺言条件をのまないのであれば、一族の会社を娘ではなくニコスに譲り渡すという。大切な会社を彼に渡すなんてできないわ…。悩んだすえ、以前暮らしていた屋敷に戻るが、待っていたのは、愛憎うずまく駆け引きの日々だった。
  • 振り向けばいつも【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    信じた男に裏切られ、シングルマザーとなったステファニーは、4歳になった最愛の娘を育てながら、仕事に打ち込んでいた。美しく仕事熱心な彼女に求愛者は絶えなかったが、ステファニーの心に刻まれた男性不信の傷は深かった。そんなある日、彼女は新しい顧客、ラウル・ラニエと出会う。莫大な富を持つ若きフランス人実業家は、恐ろしく尊大だった。娘との時間がなくなるほど遅くまで働かせたうえ、夜はパーティに同伴するよう要求したのだ。まるで愛人のように。一瞬でも彼をハンサムだと思った自分が信じられない――ステファニーは、鼓動が速いのは怒りのせいだと思おうとした。 ■『愛は脅迫に似て』のミシェルとサンドリン夫妻を覚えていらっしゃいますか? 今作のラウルは、ミシェルの兄。HQロマンスから刊行された初版時、〈パリから来た恋人〉として話題を呼んだ2部作です。ミシェル夫妻ももちろん登場していますよ。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 捨てたはずの愛【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    シャネイは3歳の娘と一緒に、カーニバルの喧騒を楽しんでいた。そこで思わぬ相手とでくわしてしまう――夫の弟夫婦と。スペインの名家の一員で、億万長者のマルチェロと結婚し、上流社会に溶けこもうと努力したシャネイだったが、嫌がらせを受けたうえに、夫に愛人までいるとわかり、逃げるようにして、故国オーストラリアに帰ったのだ。その後に妊娠が発覚し、娘を産んだことを隠してきたのに、このままではマルチェロにすべてを知られてしまう。案の定、夫は自家用飛行機ですぐさま現れた。娘を奪うために。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 記憶を返して【ハーレクイン文庫版】
    2.0
    目を開けたくない。いまはまだ――そこにあの人がいるから。誰もが羨む、ハンサムで献身的な理想の夫アレハンドロ。でも病室に横たわる、記憶喪失の私には見知らぬ、怖い人。若くして多国籍企業の頂点に君臨し、社交界でも際立つ存在、スペイン系の大富豪が夫だと言われても、何も覚えていない。なぜかしら? 出会ってわずか1カ月で熱烈な恋愛結婚をし、2カ月の赤ちゃんまでお腹にいるというのに何も感じない。それどころか、瞳の奥にくすぶる夫の情欲の炎が私をおびやかす。今朝も彼は甘く囁き、私は目を開けた。「エリーズ。愛している」 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛は脅迫に似て【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    サンドリンはフランス人実業家ミシェルと電撃結婚したが、新婚6カ月で、二人の結婚生活には早くも暗雲が立ちこめる。サンドリンが撮影の仕事で家を離れることを、夫が認めないのだ。そんなふうに妻を束縛するなんて、と若い彼女は反発し、書き置きを残して、仕事の待つゴールドコーストへ向かった。ところがトラブルが発生し、サンドリンは帰れなくなってしまう。滞在が延び、資金が底をついたサンドリンたち撮影チームの前に、夫ミシェルが救世主さながら現れ、資金提供を申し出た。彼は怒りを込めたキスで妻を罰し、投資の対象はきみだと告げる。サンドリンが断れないことを承知で、彼は激しく妻を求めた。■拒めないのは大富豪からの投資、それとも結婚当初のような夫の情熱……? HQロマンスを代表する作家の一人H・ビアンチン。夫婦の復活愛を描いて、絶大な人気を誇っています。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 奔放な一夜の行方
    完結
    4.4
    「結婚するまではバージン」そう決めていたのに…出会ったばかりの男性とこんなことになるなんて! その日、ミアはパーティー会場で魅力的な男性と目が合った。彼は場のすべての存在をかすませミアの心をかき乱し、ふたりは運命の一夜をともにしてしまう。が、我に返り怖くなった彼女は彼の名前も聞かずベッドから逃げ出した。3か月が過ぎ、友人の家に招かれたミアは驚愕した。あの夜、愛しあった彼が目の前にいる。わたしには彼には言えない重大な秘密があるのに。
  • 縛られない関係
    完結
    4.3
    リセインは恋人のザックとともに華やかなパーティーに出席した。ザックは敏腕法廷弁護士で力強いオーラを放つ大富豪。彼を狙って近づいてくる女性は数知れず。そんな場面に遭遇するたび、リセインは思い知る――将来の約束もない、縛らない関係、それがわたしたちだと…。半月後、思いがけずザックの子を身ごもった彼女は喜びと不安を感じていた。しかし同じ日、リセインは新聞の見出しに目を疑った――なんと、ザックが別の女性と婚約したと報じられていて!?
  • 運命に身を任せて【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    テイラーは、姉の婚約者の兄であるイタリア人大富豪、ダンテに初めて出会ったときからひそかに憧れていた。数年後、彼女は思いがけない形で彼に再会する。姉夫婦が事故で亡くなり、テイラーは幼い甥を引き取ったが、それについてダンテが異議を申し立てたのだ。彼は自分にも後見人としての責任があると主張して譲らず、テイラーと甥に彼の大邸宅で一緒に暮らすよう迫った。彼の傍らで想いを抑えながら良い叔母を演じるなんて無理よ。でも、かわいい甥を一方的に奪われてしまうのは耐えられない。テイラーにはダンテの要求をのむよりほか、選択肢はなくて……。 ■幼い甥と憧れの人と一つ屋根の下で一緒に暮らすことになったテイラー。彼女の揺れ動く心が丁寧に綴られます。人気作家ヘレン・ビアンチンが描く、せつない大人のロマンスをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • もう一度恋に落ちて【ハーレクイン・セレクト版】
    3.5
    ジアンナは電話に出るなり、相手が誰かすぐに気づいて青ざめた。──3年前から別居しているスペイン人大富豪の夫、ラウル。離婚の手続きを進めようという話だと思っていたが、驚いたことに、彼はジアンナに戻ってくるようにというのだ。末期癌を宣告されたラウルの母が、ジアンナに会いたがっていると。もう二度とあの家には戻らないと決めたのに……。初めて会ったとき、ラウルは情熱的で優しい完璧な恋人だった。だが、ジアンナの予期せぬ妊娠を機になぜかよそよそしくなり、結婚後、不幸にも流産した彼女に冷たく背を向けたのだ。いまだ燻る夫への想いを隠して、“名ばかりの妻”は旅立った。■上流階級の夫とその妻のドラマチックな愛の再燃を、人気作家ヘレン・ビアンチンが描きます。小さな誤解やすれ違いが何層にも重なって渦となり、愛し合う二人が翻弄されていく描写は絶品です! *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • お芝居が終わったら
    完結
    1.0
    知人のディナーパーティーに招待されたミシェールは、そこに現れたギリシア人実業家のニコスに一瞬で惹きつけられた。男らしい顔つきに彫刻のような唇、冷ややかな灰色の瞳。高級な服に身を包み、紳士らしく立ち振るまう一方で彼は、肉食獣さながらの値踏みするような目つきをミシェールに向けてくる。だめ、こんな危険な男性に惹かれるわけにはいかないわ。ところが帰り際、ニコスは彼女にある事情のため偽りの恋人を演じてほしいと告げ、情熱的なキスをしてきて…!?
  • シンデレラと氷の王子
    完結
    3.5
    シングルマザーのヴァネッサは賓客係として働くホテルで、親子ほど年の離れた地中海の島国の王に見初められた。戸惑いを察した王の提案でヴァネッサは休暇を王国で過ごしてみることに。到着した彼女を迎えたのは王の息子、圧倒的な美貌をもつマーカス王子だった。ヴァネッサに侮蔑を含んだ鋭い視線を投げかけ、その冷たさはまるで氷のようだ。私を財産狙いの女だと警戒しているのね。なんですって、国王が急用で不在? 2週間この冷酷な王子と過ごせと言うの!?
  • 買われた妻【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ロミーは意を決して、社長シャビエルのオフィスに向かっていた。3年前、彼女は初めての恋に落ち、シャビエルに純潔を捧げたが、彼から「きみを愛していない」と突き放され、追い払われた。今もまだ、そのときの痛みは完全に消え去ってはいないけれど、窮状に陥っている父のため、どうしても彼に会う必要がある。じつはロミーの父はシャビエルの会社で経理を担当していた。ところが病に倒れた母の治療費や投資の失敗から借金をつくり、とうとう会社のお金を横領してしまったのだ。必死に許しを乞うロミーに、シャビエルは冷たく言い放った。「君が僕の妻になり、子供を産むのなら許そう」■ハーレクイン・ロマンスを代表する作家の一人ヘレン・ビアンチンが描く王道の便宜結婚ロマンスです。ゴージャスでロマンティックな世界観は圧巻! 2010年の作品です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 美女はお好き?
    完結
    4.2
    地味な秘書のシンディは仕事人間の上司カイルに片思い中。彼にとって私は信頼できるビジネスパートナーでしかない。誕生日だってスルーされたし、女性として見てもらうなんて夢のまた夢。でもいつか心と能力でカイルに選ばれ、奇跡的に結ばれる日が来るかも…。そんなシンディを応援しようと世話好きの女友達が彼女の女子力アップ計画を企てた。おかげで目の覚めるような美女に変身したシンディ。しかしカイルの反応は、奥手な恋をさらにこじらせてしまうことに!?
  • ドラゴンの花嫁
    完結
    3.8
    シェイラは一族の敵ダンテ家主催のパーティーに潜り込んだ。復讐の機会を探るのが目的だったが、そこで凄絶な美貌の男性と出会った。ドラコと名乗る彼に激しくアプローチされ、シェイラはベッドをともにしてしまう。ずっとバージンを捨てたいと思っていた。こんな素敵な男性によって願いが叶えられるなんて。でも今は恋に溺れている場合じゃないのよ――シェイラはまだ気づいていなかった。ドラコこそが、彼女を天国へも地獄へも導いていける宿命の相手だったのだ。
  • 情熱のとき
    完結
    5.0
    世界的大富豪ステファノから熱烈に求婚されて結婚。天涯孤独のカーリーはしかし、幸せの絶頂からほんの3か月でひきずりおろされた。夫は家庭をかえりみず、愛人がいることを知った彼女は屋敷を飛び出す。妊娠に気がついたのはそのあとだった。7年後、女手ひとつで育てた娘が大病にかかってしまい、莫大な手術費がどうしても工面できない。方法はただひとつ…ステファノに頼るしかない。娘の存在を知った彼は激昂し、条件を出した。「僕たちはもう1度夫婦になるんだ」
  • 翡翠色の情熱【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    リポーターのアリアンは、マノロ・デル・グアルドの屋敷を訪れた。著名な実業家であるマノロを、泊まり込みで取材するのだ。彼は妻を亡くしたばかりで、取材中も赤ん坊が泣く度に中座した。生後6カ月の娘がなつかず、ナニーがすぐに辞めてしまうのだという。その夜、アリアンは激しく泣く赤ん坊の声を聞きつけた。子供好きなのに子供をもてない体の彼女は衝動を抑えきれず、声を頼りに子供部屋へ向かうと、赤ん坊を懸命にあやした。アリアンの腕の中で安らかな寝息をたてはじめた娘を見て、部屋に入ってきたマノロは驚くべき提案をする。「このまま屋敷に残って、娘の面倒を見てくれないか」と。 ■取材のあとちょうど休暇を取る予定だったアリアンは、マノロの提案を受け入れます。赤ん坊の世話をできる喜びに震え、同時にマノロの抗いがたい魅力に戸惑いも感じながら。やがてマノロは、アリアンを娘の側に置くため、便宜的な結婚まで提案して……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悲しき愛人
    完結
    4.6
    「君が賭けに負けたら僕の愛人になるんだ」復讐の鬼と化したかつての恋人チェイスから、容赦なきゲームを迫られたケイト。彼女の脳裏に10年前の苦い記憶が甦る。権力者だった父にふたりの交際を咎められ、残酷な仕打ちでチェイスを町から追い出した後悔の一夜が――。そして今、彼は舞い戻ってきた。より魅力的に成長し、町中を掌握できるほどの財力をもって今度はケイトからすべてを取り上げるために。いまだ愛する男からの憎しみを受けた、ケイトの勝敗の行方は?
  • 沈黙の愛
    完結
    3.6
    秘書のアリシアは愛する社長デックスの子供を身ごもった。それは彼女に冷たい現実を突きつける。彼にとって自分が特別な女性ではないという現実を。熱く激しく抱かれても愛していると言われたことは1度もない。恋に溺れているのは私だけ。現に彼は会社を大きくすることだけを考えていて、それをかなえる女性と今親密になっている。たまらずアリシアはわずかな期待を胸にデックスに妊娠を打ち明けた。しかし彼の答えは彼女をさらに苦しめる残酷で屈辱的なものだった。
  • フィアンセ雇います
    完結
    3.6
    「大富豪で国際金融家の婚約者を500ポンドで演じてほしいの」ロンドンで人気のパン屋を営むジュリーは、常連客の売れない俳優ロバートに意を決して頼んだ。彼は偶然にもジュリーが親の小言から逃れるために作り出した架空のフィアンセと同じ名前。1週間後に行われる妹の結婚式に、これ以上好都合な同伴者はいない。ジュリーはすべてがうまくいくと確信した。まさかロバートの情熱的な演技で女心を翻弄されることになるなんて、この時は思いもしなかったから。
  • 愛と疑惑の協奏曲
    完結
    4.0
    メルボルンの法律事務所で働くリアンは、新しい依頼人を見て心臓が止まりそうになった。離婚係争中の夫タイラーがどうしてここに!? 夫と有名モデルの関係を知ったリアンはニューヨークを離れ、故郷でやっと新しい生活に慣れてきた頃だった。彼が偶然この事務所を選んだとは思えない。欲しいものはなんでも手に入れる男性なのだから。リアンの背筋に震えが走るが、冷静に手を出し「はじめまして。リアンよ」そう微笑みを浮かべた。それを見たタイラーは…!!
  • 思いがけない婚約
    完結
    3.3
    「君は弟の責任をとって僕と結婚するんだ」王子リュクの有無を言わさぬ命令に、キャリーは言葉を失った。冗談でしょう、リュク。いくら私の弟があなたの許嫁と結婚したからって、私は代わりのお妃になんてならないわ。8年前に受けたひどい仕打ちをまだ忘れていないのだから。キャリーは絶対に従うまいとリュクを睨みつけた。しかし王子は昔以上に魅力的で、心が揺れそうになる。それを嘲笑うかのように、リュクは彼女を脅かす、驚くべき最後の切り札を出してきて…。
  • 許せないプロポーズ【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    わたしが妊娠……?ターシャは、医師の診断に愕然とした。子どもの父親は同棲中の恋人ジャレッド、ブリスベーンきっての法廷弁護士だ。彼はどう思うかしら?いままで一度だって結婚を口にしたことなどない。ためらいながら妊娠を告げると、彼は冷ややかに「そんなことをしてくれとぼくが頼んだか」と口火を切った。そのあと、静かに「結婚しよう」と求婚されて、ターシャはひどく傷ついて声もでなかった。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 麗しきレッスン〈ラミレス家の花嫁 III〉
    完結
    4.3
    「恥ずかしいか? 俺に逆らうとこういう目にあう」修道女学校で育ったために男性に不慣れなカタリーナは、美しい後見人ジェイク・ラミレスにベッドの上で組み敷かれて、そのか細い体を震わせた。カタリーナは21歳の誕生日を迎えた今日、自由の身になるはずだった。しかし両親の遺言をもって現れたこのジェイクに、2か月以内に花婿を探して結婚させると言われたのだ。拒めば力ずくで従わせようとする彼に、カタリーナは恐れを抱く一方で、甘い好奇心をもち始めて…。
  • 閉じたアルバム
    2.5
    1年前に事故で夫を亡くし、いまだ悲しみ癒えぬエマは、亡き夫の祖父母から招待を受け、ローマの豪奢な館を訪れた。だが、同じく館に滞在中の客人を紹介されるなり、愕然とする。ローマまでの機内で隣に座っていた男性――セクシーでいかにも傲慢で、エマがもっとも苦手とするタイプだ。その男ニックはイタリア人実業家で、祖父母の名づけ子らしく、毎年夏に館に滞在するという。不意にニックに熱い視線をそそがれ、エマはたじろいだ。そんな目で見ないで……私はもう、恋はしないのだから。
  • 二つの顔を持つ恋人〈ラミレス家の花嫁 II〉
    完結
    4.6
    「金持ちの男が必要なら、僕にしておきなさい」元恋人アントンの嘲りを含んだ申し出は、気高いクリスティーナのプライドを粉々に打ち砕いた。経営難に陥っていたクリスティーナは出資者を求めてパーティーに来ていた。そこへ世界的に有名な銀行の頭取となったアントンが現れ、彼女に蔑みの情けをかけたのだ。これはアントンの復讐だ。クリスティーナの脳裏に6年前、彼に浴びせた辛辣な言葉が蘇る。最愛の恋人を傷つけてまで別れなければならなかった事情も…。
  • 彼が結婚する理由〈ラミレス家の花嫁 I〉
    完結
    4.1
    「君に会いたい。大事な話がある」テスは数か月ぶりに聞く声に凍りついた。ニック・ラミレス―――。一代にして巨万の富を築き上げた、非婚主義者。結婚とは財産を減らす愚行だとまで言い切る、傲慢で美しい男。テスはニックと仕事上の関係に徹するつもりだったが、誘惑に逆らえずに1度だけ禁断の果実を口にした。ニックは衝動的な情事を後悔し、それから個人的な誘いはなかったのだが…。まさかニックは知ってしまったのだろうか。私が彼に極秘でした、あることを!
  • 熱砂に燃えて
    3.0
    写真家としてアラブに取材に行った兄が、反政府組織に誘拐された!その知らせを受けたクリスティ・ダルトンは、兄の救出に力を貸してくれそうな人物に接触を試みた。シーク・シャリフ・ビン・ユセフ・アル=サエド。国際的実業家としてその名を知られたサウジアラビア人だ。だがクリスティには、彼の魅力的で洗練された外見の下に、冷酷非情な顔が潜んでいるように思えてならない。事実、クリスティの必死の懇願も、なんの効果もなかった。そこで彼女はシャリフの不利になる情報を切り札としてちらつかせ、彼と一緒にアラブに行く保証を取りつける。しかし彼の国では、未婚女性は友人とはみなされず、妻か、あるいは愛人を装わなくてはならないという…。
  • 華やかな牢獄
    完結
    3.8
    怪しげな病院に閉じ込められて記憶を奪われたレクシーは、夫と名乗る美しい男リチャードに救い出され、7か月ぶりに我が家に戻った。荘厳でどこか冷たい印象をもつ館には、リチャードの母親と異父弟グレッグ、その妻メリッサが住んでいて、皆レクシーを歓迎していないようだ。唯一やさしいリチャードも、自分を拒むような言動を垣間見せる。しかもメリッサとやたら親密だ。リチャード、あなただけは信じたかったのに。愛していない私を、なぜこの館につれ戻したの?
  • 愛に震えて
    4.0
    大好きな母が癌におかされ、余命幾ばくもないなんて……。故郷に舞い戻ったリーアンを空港で出迎えたのは、二度と顔を合わせたくなかった義兄のディミートリだった。母が彼の父と再婚してからずっと、彼女は血のつながらない兄に恋していた。だが、21歳を迎えた夜、彼女の淡い想いは冷たく拒まれ、傷ついたリーアンは彼を避け続けてきたのだ。そんな彼女にディミートリは思いがけない提案をする。死の床にいる母を安心させるために偽装結婚をしよう、と。
  • 夜ごとの情熱
    3.7
    好きでもない人の子供を産む。そのために結婚するなんて……。■悪魔とデートするときはどんな服装がいいの?スペイン王朝の血を引くダニエル・ダルボアは、母親とともに、メルボルンで高級ランジェリー・ショップを経営している。一人娘として母を支えてきたものの、店は破産の瀬戸際だ。今夜ダニエルが食事をともにするのは、彼女の店が入っている建物の持ち主、レイフ・バルデス。なんらかの便宜を図ってもらおうと、ダニエルは必死だった。スペイン系移民でシカゴの貧民街で育ったと噂されるレイフは、三十代の実業家だが、成功の陰にはよからぬ話がつきまとっている。彼は莫大な額の援助とともに、愕然とするような提案を口にした。自分と結婚し、スペイン貴族の血を引く跡取りを産んでほしい、と。なんて人――あきれて席を立ったダニエルに、レイフは言い放った。「これはビジネスだ。それ以上でも以下でもない」
  • 彼を愛せない理由
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】挙式を目前に婚約者に裏切られたリリーは、傷心を抱えてミラノへ渡った。愛する伯母のもとでイタリアンシェフとして働くために。だが、少女の頃の憧れの男性アレッサンドロに再会し、リリーにせつない初恋がよみがえってきて…。今はイタリア有数の実業家と言われるまでに名をあげた彼。恋の痛みを抱え、誰も信じられないリリーにはアレッサンドロと過ごすのはつらすぎる――恋なんて、この先私には必要ないものなのに、見つめられたくらいで、動揺するなんて!
  • こわれかけた愛
    1.7
    “別居中の夫、ニコス・カリソスと1年間ともに暮らすこと”父の遺言状に書かれた一文に、カトリーナは呆然とした。カトリーナが実業家の夫ニコスと別居したのは、結婚直後。彼が愛人を妊娠させたと知り、ショックのあまり家を出たのだ。父は、もし遺言条件をのまないのであれば、一族の会社を、娘ではなくニコスに譲り渡すという。大切な会社を、ニコスに渡すなんてできないわ……。悩んだすえ彼女は、以前暮らしていた屋敷に戻ろうと決めた。待っていたのは、愛憎と官能うずまく駆け引きの日々だった。
  • 不公平な恋の神様
    完結
    4.6
    身長が178cmもあるデシーマは、それが理由で見合い相手からことごとく断られ続けてきた。兄に強制される縁談で、惨めな思いをするのはもうたくさん。これからは自立して一生独身で通すわ! 固い決意で家を出た矢先、デシーマは吹雪に遭い、偶然通りかかったアダム・ウェストン子爵に救われる。彼は驚くほど美しく何よりとても背が高い。デシーマの胸が高鳴った。このあと雪がとけるまでの間、誰もいない屋敷で愛に飢えたアダムに翻弄されることになるとも知らずに。
  • 十二カ月の恋人
    完結
    3.8
    ホアキン・アルコラール――スペインきっての実業家であり、数多の女性たちと浮き名を流してきたプレイボーイ。そしてひとりの例外もなく、きっかり1年で恋人を捨てる男…。今週の金曜日、カサンドラはホアキンと出会って1年になる。私も過去の恋人たちのように、もうすぐ見向きもされなくなるの? カサンドラの不安は日ごとに増していった。そして迎えた運命の日――彼女を待ち受けていたのは、想像していたよりはるかに過酷で皮肉な運命だった!
  • 屈辱に満ちた再会
    完結
    5.0
    「かつての所有物として君を取り戻す」この世で最も憎い男の言葉に、ケイラは打ちのめされた! いったいどれほど私を苦しめれば気が済むの――――父の会社を潰し、両親を不慮の死に追い込んだ、元夫デュアルド。もう2度と会わないと誓ったのに、弟が借金の取り立て人に襲われ、ケイラはデュアルドに頼るよりほかなかった。忌々しくもデュアルドは条件つきで借金の清算を承諾した。それはケイラとの復縁――妻として、ベッドのなかでも彼を満足させることだった!!
  • お芝居が終わったら
    3.0
    知人のディナーパーティに訪れたミシェールは、ギリシア人実業家ニコスに目を奪われ、陶然となった。がっしりとした顎に彫刻のような唇。冷ややかな灰色の目。高級な服に体を包み紳士らしく振る舞っていても、ミシェールを値踏みするような目つきは肉食獣さながらだ。彼女が知人に口説かれ辟易していると、突然ニコスが割って入った。「送っていこう。きみに大事な話がある」吸い寄せられるように彼の車に乗り込んだミシェールは、驚くべき提案を聞かされ、気づけば彼の熱いキスを受け入れていた。
  • 一夜の波紋
    完結
    3.0
    純白のウエディングドレスに身を包み、結婚の誓いを終えたあともティナは不安を隠せずにいた。花婿であるニックの弟バシリさえ亡くならなければ、こんなおかしな事態にはならなかったのに…。バシリとの予期せぬ一夜の結果ティナは彼の子を身ごもった--これはお腹のなかの後継者と、名家レアンドロス家の結婚式。そして、弟の子を宿している女性と平然と結婚できるニックには決して心を許してはいけない。いくら彼が魅力的で理想的な伴侶に見えるとしても!!
  • 捨てたはずの愛
    完結
    4.0
    億万長者マルチェロと恋におち、電撃的に結婚したものの上流階級になじめず、さらに夫に愛人がいるとわかり、故郷オーストラリアに逃げ帰ってきたシャネイ。おなかのなかにはすでに娘がいたが、夫には内緒でこの3年間、ひっそりと幸せに暮らしてきた。ところが、ついにマルチェロに居所を知られてしまった!私は無理やりスペインに連れ戻されてしまう。傲慢で手段を選ばず、しかもどんな女性もあらがえない魅力をたたえるあの人に、逆らえるはずがないのだから!
  • オリンポスの咎人 アーロン〈オリンポスの咎人〉
    完結
    4.0
    暗黒の戦士アーロンの前に突如現れた天使オリヴィア。彼女は自分に会いたいがため傷つきながらも人間界までやって来たのだと言う。純粋無垢を絵に描いたような彼女から告げられる一途な想いに、これまで女など見向きもしなかったアーロンの気持ちも揺れるが、彼女は天使、咎人の自分が手を出していい相手ではない。一方、葛藤する彼の姿を見てしまった悪魔レギオンは激しく嫉妬し、愛するアーロンを独占するため危険な悪魔王子ルシファーと手を結んでしまい…!?
  • まやかしの社交界
    完結
    5.0
    ジアンナの結婚生活は猜疑心に染まっていた。夫は、少女の頃から憧れていた、世界的大企業の若き社長フランコ。結婚は政略であり、恋愛の上には成り立っていない。いまだフランコの本音はわからないままだ。自信のないジアンナに追い討ちをかけるように、夫の元恋人――世界を魅了する女優ファムケが現れた。彼女は資産家と結婚していながら、今でもフランコを誘惑する悪女だ。ジアンナを見せかけの妻と罵り、ファムケはゴシップ誌を騒がせる信じがたい行動に出る!!
  • 華麗なる憂鬱
    3.7
    挙式を目前にしながら、花嫁となるアイシャの心は晴れなかった。誰もがこの結婚を名門一族同士の政略結婚だと思っている──夫となるカルロでさえも。幼い頃からカルロに淡い憧れを抱いてきたアイシャは、不幸な事故で10年前に前妻を亡くした彼が突然求婚してきたとき、内心は複雑だった。彼はまだ前妻を忘れてはいないはず。きっと、この結婚は私にとってつらいものになるわ……。果たして、アイシャの予想は的中していた。カルロの取り巻き女性の1人から、みだらな密告があったのだ。
  • 危険な結婚
    4.0
    アナにとって裕福なエリート銀行家リュークとの結婚生活は、まさに幸せそのものだった──夫の元愛人の影が射すまでは。不安が募り、耐えきれなくなったアナは逃げるように家を出た。数日間は平穏に過ぎたものの、9日目になって突然、いつも以上に尊大な態度のリュークがアナの目前に現れて告げた。「僕の妻には家に戻ってもらう。僕のベッドに」驚いたことに、夫はアナが妊娠していることを知っており、さらに彼女の父親が会社で不正を働いた事実まで調べあげていた。なんて卑劣なの! 妻を脅迫して思いどおりにしようだなんて。
  • 記憶を返して
    3.0
    エリーズは交通事故のショックで記憶喪失に陥った。病院のベッドにずっとつき添っていた見知らぬ男性が彼女の夫だそうだが、エリーズはまったく信じられなかった。いくらなんでも、何かぴんとくるものがあるはずじゃないかしら?アレハンドロ――若くして多国籍企業のトップに立ち、社交界でも際立った存在の大富豪がわたしの夫だなんて。出会ってわずか1カ月で結婚したと聞かされても、何も思い出せない。アレハンドロの黒い瞳の奥にくすぶる炎を見るたびに、彼女の胸は不安におののき、やがてさらに衝撃の事実がもたらされた。なんと、エリーズは妊娠しているというのだ!■人気作家H・ビアンチンによる記憶喪失がテーマのドラマティックな今作。新作『彼を愛せない理由』も刊行されていますので、こちらもどうぞお見逃しなく。
  • 夜ごとの情熱
    完結
    -
    スペイン王朝の血をひく令嬢ダニエル。父の死後、破産寸前に陥りながらも、一人で母親を支えてきた彼女に救いの手を差し伸べたのは、貧民街育ちで危険な魅力を漂わせた、やり手実業家レイフだった。だが莫大な額となる援助と引き換えに、レイフは悪魔のような提案をしてきた。彼と結婚して、貴族の血を引く跡取りを産め、ですって…!?
  • 愛の惑い〈うるわしき姉妹〉
    完結
    -
    「二度と恋なんてするもんですか!!」ろくでもない元夫のせいで男性不信に陥っていたリベカは、離婚して2年経った今も男性を遠ざけていた。そんな彼女にもただ一人、気になる男性がいた。それは1年前にたった一度、情熱的なキスを交わしたジェイスだった……。世界的な大企業の経営者でもあるジェイスの、強引なアプローチに頑ななリベカの心も揺れて…!?
  • 危険な結婚〈うるわしき姉妹〉
    完結
    4.0
    「憎んでいる人をどうして愛せるんだろう?」洗練さと権力をあわせもつ完璧な男性・リュークと結婚したアナは幸せな日々がいつまでも続くと思っていた。彼の愛人を名乗る美女セリーンが現れるまでは…。愛する夫の裏切りにアナの心は引き裂かれる。だが憎みながらも、リュークの愛を求めずにはいられなくて…!?
  • 誓いに薔薇の花びら
    完結
    5.0
    大財閥の御曹司・スローンとの身分違いの恋に悩み、一方的に婚約を解消したスーザン。彼を忘れようとした矢先、とんでもない知らせが…。なんと母が、スローンの父親と再婚するというのだ!母の晴れの日を台無しにしたくない…。スーザンはスローンの提案で、母たちの前で婚約中の幸せなカップルを演じることになり!?
  • 始まりは愛人
    完結
    -
    高校教師・ミケイラは、大富豪・ラファエルから横領容疑で告訴された父親を守るために、捨て身の行動に打って出た…!「告訴を取り下げていただく代わりに、一年間、あなたの愛人になります…!」はじめは取り合わなかったラファエルだが、ミケイラの献身に心を動かされ、契約を結ぶ。こうして始まった“愛人生活”。だが、ラファエル意外な一面や、秘められた過去を知るにつれ、ミケイラは彼に強く惹かれ始めてしまう…!-彼に惹かれる権利など、私にはない。この関係に未来はないのだから…!-
  • 氷の伯爵
    完結
    3.6
    マグナス・ダレンヴィル伯爵--ギリシャ彫刻なみの美貌をもつが、心まで石でできていると噂の“氷の伯爵”。住み込み家庭教師のタリーは、彼のため開かれる花嫁選びパーティーの準備に追われていた。そんな折偶然、彼女はマグナスの会話を盗み聞いてしまう。「欲しいのは跡継ぎを産むための丈夫な歯と腰をもつ妻だ」いったい彼は女性をなんだと思っているの!? 憤慨するタリーの耳にさらに信じられない言葉が続く。なんですって、彼は私を花嫁にするつもりなの!?
  • 忍び寄る悪夢
    完結
    3.3
    イレーナはデザイナーとして華やかなファッション業界に身をおくが、過去の忌まわしい記憶のせいで、もう男性を愛さないと心に決めていた。そんな彼女に積極的にアプローチする男性が現れた。冷徹な実業家、ギリシア人のサンドロだ。それが新聞のゴシップ記事にとりあげられ、嫉妬に狂った元の婚約者グラントが脅しをかけてきた!おびえる彼女を救いたいと、サンドロがある提案をもちかける。けれどそれは、イレーナにとってもっと危険な罠だった!
  • 恋愛必勝の法則
    完結
    4.0
    選挙コーディネーターのリサは資金集めのパーティーで幼馴染のマークと再会した。彼に会うのは8年ぶり--熱いキスを交わした30分後に、他の女性の肩を抱き個室に消えるマークの背中を見送って以来。その裏切りを許すつもりはなかったが、さらに魅力的に成長したマークは何もなかったかのように再会を喜び、あまつさえ自分のもっている有力なコネクションを餌にリサを誘惑しようとする。8年越しの第2ラウンド…あなたがそのつもりなら、この勝負受けてたつわ!
  • オリンポスの咎人 女神の烙印〈オリンポスの咎人〉
    完結
    4.5
    ついに復讐の時が来た--タイタン族アトラスは囚われの女神ニケを想い、胸に刻まれた彼女の名が熱く疼くのを感じた。ギリシャ神の没落で牢獄の責任者となった彼にとって、先日までの囚人時代の記憶はまだ生々しい。特に女看守だったニケ--俺を独占しようと身体に名を刻んだあの女への憎しみは同じ屈辱でしか解消できない。泣き叫ぶ彼女を押さえつけ白い背中に自分の名を彫り終えたとき、彼はうしろ暗い快感を覚えた。これで彼女も自分の所有者を知ることになるのだ。
  • オリンポスの咎人I マドックス〈オリンポスの咎人I〉 1巻
    完結
    3.0
    この世のすべてを焼き尽くすような深紅の瞳--彼になら、このまま殺されてもいいわ…。過去に交わされた声が聞こえるという特殊能力をもち、幼い頃から喧騒と孤独のなかで生きてきたアシュリン。ブダペストの古城に天使たちが住むという噂を聞き夜の森に侵入した彼女は、そこで真新しい血に染まった屈強な男の姿を目にする。殺意をむき出しにアシュリンに近づくその男性。しかし彼女が感じていたのは恐怖ではなく、完全な静寂と言いようのない安心感だった--。
  • 熱砂に燃えて
    完結
    -
    写真家の兄がアラブの反政府組織に誘拐された。クリスティは兄の解放に影響力をもつ人物との接触を試みる。国際的実業家でもある首長シャリフ。洗練された外見の下に荒々しい野生を秘めている。彼とアラブに行く保証を取りつけたクリスティ。しかし彼の国では未婚女性は妻か愛人を装わなくてはならないという…。
  • 囚われの結婚
    完結
    -
    3年前に夫ニコラスから逃れ、オーストラリア北部の町で暮らすケイト。ある日、彼女の唯一の家族である15歳の妹レベッカが家出し、シドニーで警察に保護されてしまう。心配するケイトの元に現れたのはニコラスだった!!彼はレベッカを助ける代わりに、再び一緒に暮らすようケイトに取り引きをもちかけてきた…。
  • 翡翠色の情熱
    3.0
    人気レポーターのアリアンは美しい大豪邸を訪れた。取材相手は経済界の大物で、圧倒的な存在感のあるマノロ。元夫から執拗な嫌がらせを受けていたアリアンは、そのまま彼の屋敷に留まることになった。マノロは互いの利益のために、彼女へ契約結婚を申し出た。愛のない結婚なんて…!憤るアリアンだったが、マノロが元夫から本気で守ってくれていると知って…?
  • 甘い屈辱
    3.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】カサンドラは、兄の頼みに愕然とした。経営危機に陥った一族の会社を救うため、投資家ディエゴの要求を満たしてほしいというのだ。しかもその要求とは、彼と夜を過ごすことですって!? 彼はかつてカサンドラの唇を奪った男。その衝撃的なキスの記憶は鮮明で、彼と顔を合わせるたびに彼女の鼓動は乱された。でもダメよ、彼の危険な魅力にかかれば、身も心も無傷ではいられない。けれど兄のためにはディエゴの要求を受け入れるしかない。――私はどうなってしまうの…!?
  • 一度は愛に傷ついて
    3.0
    私との結婚生活を手記にして出版する!?美貌のモデル・レクシーは父の財産目当てで結婚した前夫の脅迫に悩む。心臓の弱い父のため、絶対に阻止しなくては・・・。既に彼女に新しい恋人がいるとなれば、今さら前の結婚のゴシップなど問題になるまい。自信家の嫌な男・ゲオルグと恋人同士のふりをすることになるが・・・。
  • バージンロード
    -
    2年間のフランス留学を終えてシドニーに戻ってきたクリス。彼女は大富豪の父の死後、継母と後見人ジャレッドの命令に従っていたが、まるで“籠の鳥”のような生活にウンザリしていた。「せめて、恋愛は自分の思うようにしたい!!」。そう決意して帰国した矢先、クリスは、母親から一方的に『結婚相手』を押し付けられてしまう!!しかも、その相手はあろうことか日頃からクリスが、反発心を感じていた後見人のジャレッドで!?
  • 拒絶された花婿
    4.3
    亡き父の借金のため海運王ルーカスと結婚することになったアリーシャ。王者の名に相応しく美しい肢体と漆黒の瞳をもつ彼は、その危険な眼差しで自分のものになったばかりの花嫁を値踏みするように見下ろした。まるで1枚1枚服をはぎ取られていくような不躾な彼の視線に、アリーシャの忘れたい過去が甦る。飽くことなく奪われ、玩具のように扱われた連夜の記憶…。彼にはとても言えない、大金を出して買った女が、ベッドでなんの役にも立たない花嫁であることを――。
  • 異国の誘惑
    2.0
    海運会社に勤めるクローディアは、24時間オレ様上司のサミルにこき使われる社長秘書。彼女が身を粉にして働く理由はただひとつ、傲慢だけど魅力的な彼に恋してるから――。ある日、誕生日も忘れて働くクローディアに、当のサミルから思ってもないご褒美が。彼の里帰りを兼ねた砂漠の王国への出張に同行せよと命じられたのだ――これはふたりっきりのラブチャンス!? でもまさか、そこで彼がシークであり婚約者までいることを、初めて知らされるだなんて!
  • 舞い降りたヴィーナス
    -
    シングルマザーのアビーは図書館司書に採用され、アラスカの小さな町、ハードラックに移り住むことになった。 ところがその町は過疎化が進み、独身男性が溢れかえっていた!彼らの救いの女神として歓迎され、毎日のようにアプローチされるアビー。だけど、雇い主のソーヤだけはアビーにぶっきらぼう。 そんな彼がなぜか気になり始めるアビーだけど!?
  • 買われた妻
    4.7
    ロミーは、かつて自分を傷つけた大富豪シャビエルのオフィスに向かっていた。父の横領に対する告訴を取り下げてもらうためだ。憎くて仕方がないけど、彼に頼るしかないわ…。だが、再会した彼は懇願するロミーにある提案をもちかけた。助ける代わりに彼と結婚し、子供を産めというのだ! 私に後継ぎを得るための道具になれと言うの!? 抵抗するロミーに、彼は「代償もなしに援助すると思うのか?」と、嘲るような笑みを向ける。「やめて…」彼の瞳が暗く光った。

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