柏木隆雄作品一覧

  • フランス文学小事典 増補版
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    フランス文学にまつわる主な事象をこの一冊にまとめました。 コンパクトサイズの事典でありながら、作家数279、作品数171、事項数85と充実の内容となっています。 アップデートにあたり、8項目を追加。 「作家項目」は文学史に名を残している作家をできるだけ多く採用し、 略歴、代表作、特徴を最新の見方によって解説。「作品項目」は文学史的に意義を持つ代表的なものに限り、 執筆あるいは出版の経緯、あらすじ、構成、特色、歴史的意義などを解説しています。
  • 作家たちのフランス革命
    3.0
    想像の源泉か? 歴史観の表明か? フランス革命は「自由・平等・友愛」を標語にする共和国の出発点であり、革命をどう記述するかはフランスのナショナル・アイデンティティ構築の鍵を握る。フランスの作家たちは大革命をどのように眼差し、どう描いてきたのだろうか。本書では、18世紀から20世紀を専門とする7名の仏文学者たちが、7人の作家の作品を通し、この問いに鮮やかに答える。 取り上げるのは、革命を経験したナポレオンとほぼ同世代のスタール夫人(村田)とシャトーブリアン(小野)、「ブリュメール18日」のクーデタの直後に生まれナポレオン帝政期と復古王政期に人となったバルザック(柏木)とユゴー(西永)、そしてドレフュス事件と第一次大戦のあいだの1912年に「恐怖政治」を扱った小説を出版したアナトール・フランス(三浦)、その一回り下の世代で、ドレフュス事件から両大戦間の人民戦線期にかけて「フランス革命劇」連作8篇を書いたロマン・ロラン(アヴォカ)、最後に我々と同時代人で、マリー=アントワネットを主人公にヴェルサイユ最後の3日間を描いたシャンタル・トマ(関谷)。 約200年に渡って強烈な個性と才能が考え抜いてきた「革命像」が、いまここに広がる。

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