村上実作品一覧
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1.0従来、一般的には法律に関しての知見やリテラシーは専門家領域という認識にあり聖域化する傾向にありますが、今の時代、こうしたテーマについてもマネジメントレベルにおいては一定程度の理解や知識が不可欠であると指摘できます。特に、一昔前まではサービス産業の特性とも言える“お客さまは神様です”的な理解では、到底、企業コンプライアンスを保つことは出来なくなってきています。 今回、本書が取り上げた10のテーマは、観光業界、とりわけホテル業界全体からみればほんの一部の事例にすぎませんが、まずは身近な問題からそのブレークスルーを考察したいというのが真の狙いとなります。 法律は決して難しい世界でもなく、食わず嫌いになってはいけないことだと思います。
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5.0ホテルをつくろうと考え始めたとき、 「どうやってホテルってつくるの」 「ホテルをつくると一口に言っても外資? 国内系? グレード…? はどうやって選ぶの」? 「誰がどこのお金を負担するの?そもそもオーナーは待っていれば賃料収入が入ってくるの」? など、先達の知恵を借りるか、文献に頼らざるを得ません。 ホテル開発の専門的な相談事は各分野の専門家に持ち掛けることが望ましいのですが、一方で、相談には「相談力」と「共通言語」が必要です。 コンサルタントが様々な相談を受けた時、クライアントが最初に課題として話されることは本質的な課題ではないことが大半です。 ホテルの相談力に必要な知識の習得、疑問の解決方法の糸口を見つけてもらえるよう、広範なホテル開発の知識を整理したものです。 参考文献はじめ既往の専門書において詳述されております。そのような難解な専門書への入り口になることもまた、本書の刊行の目的です。