柳広司 - 小学館文庫作品一覧

  • 太平洋食堂
    4.0
    消された歴史に命を宿す傑作歴史長編! こんなに魂に沁みる小説はめったにない! 今こそ、読むべき物語だ。(作家・藤沢周) 一九〇四年(明治三十七年)、紀州・新宮に西洋の王様がかぶる王冠のような看板を掲げた一軒の食堂が開店した。 「太平洋食堂」と名付けられたその店の主人は「ひげのドクトル(毒取る)さん」と呼ばれ、地元の人たちから慕われていた医師・大石誠之助。アメリカやシンガポール、インドなどに留学した経験を持つ彼は、戦争と差別を嫌い、常に貧しき人の側に立って行動する人だった。 やがて幸徳秋水、堺利彦、森近運平らと交流を深めていく中、“主義者”として国家から監視されるようになった誠之助に待ち受ける運命とは――。 歴史の闇に埋もれた傑士の半生を描く傑作長編小説。
  • 南風に乗る
    5.0
    1巻1,034円 (税込)
    この物語の主人公は沖縄である。 「バクさんの詩、わたし好きだなあ」 故郷への想いは海を越え、時を超え、やがて未来を切り拓く―― 『ジョーカー・ゲーム』の著者、畢生の長編小説! 遠く離れた故郷沖縄に思いを馳せる詩人・山之口貘、“アメリカが最も恐れた男”不屈の政治家・瀬長亀次郎、戦後の東京で私費を投じて米軍支配が続く沖縄との連帯を模索する中野好夫……。 実在の人物たちの視点を通し、本土復帰までの「時代」と「闘い」を描く、「沖縄が主人公」の物語。 解説:木村草太(憲法学者)

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