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3.7「テレシア嬢、私はお前を愛することはないだろう」と婚約者であるランヴェルト様に言われ、 つい笑顏で「そうなの? 私もよ」と答えてしまいました。なぜなら彼は巷で噂の『氷の貴公子』様だったから。 美麗かつ冷淡なお顔で泣かせたご令嬢は数知れず、お付き合いしたご令嬢も数知れず、とかなんとか。 そんな氷の貴公子様と愛のある結婚生活なんて、想像できるわけがありません。そもそも、私には愛や恋が理解し難いものなのです。 だから、氷の貴公子様の宣言はとても都合がよかった。それなのに。――――なぜこんなことに? 「君は無表情だな」と言い放つくせに、ご自身もほぼ無言で無表情。それなのに律儀に毎週毎週デートに誘いに来られるランヴェルト様。 彼の目的はいったいなんなのでしょうか? 契約結婚から始まる蕩けるような溺愛ストーリー。 冷ややかな美丈夫ランヴェルトの素顔を知り、無自覚すぎる一目惚れを経て、少しずつ紡がれていく愛。 氷たちの溺愛たっぷりの結婚生活を、さらに大幅加筆した話題作の決定版。
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-女子高生にして悪魔祓い師の瑠璃崎蒼音と、彼女の下僕……もといアシスタントの一色弘青は“人間の未練”に取り憑く悪魔を退治するため、日々奔走するが? ドS少女と苦労人青年のバイオレンス悪魔退治バトル!
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3.4オトナのパフェは、優しく甘く心を癒やす。 札幌市内の繁華街、高いビルに囲まれた一角に、ぽつんと建つレトロな石蔵があった。そして、そのずっしりと重い扉にはこんな文字が掲げられている。――『パフェバー・紅うさぎ』。そう、ここは知る人ぞ知る、夜にひらくオトナのためのパフェ専門店なのだった。 大学二年生の平牧紅葉は、大学入学の直前に会ったきりの兄・岳人に会うためにここへ来た。というのもこの紅うさぎは、岳人がオーナーをやっている店だったからだ。しかし、肝心の兄は海外出張のために不在。急ぎ兄と連絡をつけてもらう間、紅葉は店長の池口からパフェの試食をすすめられるが、実は紅葉にとってパフェはいい印象のないスイーツだった。なんなら苦手な食べ物、トラウマとまでいってもいいくらいだ。というのもそれは、幼少の頃、両親が離婚したときの苦い思い出に直結している味だったから。 見た目も味も極上のパフェを口にして、紅葉の心はほどけていく。そして、ふしぎな縁で繋がった「紅うさぎ」の人々とともに、穏やかな日々は過ぎていくことに……。北海道を舞台にした、ほっこり癒やしの物語!
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-世界を狂乱に陥れた大戦、人々を歓喜させた大発明。その全ての史実を管理し、あらゆる真実を未来に紡ぐもの――界源書。その更新を行う奏士《そうし》カナトは職務の最中、界源書より欠落した記憶と出会い―!?