永井晋作品一覧

  • 将棋の日本史
    -
    1巻2,200円 (税込)
    中国から伝わった象棋は、日本独自の駒とルールにつくり直され、将棋として根付いていった。平安時代の宮廷で高貴な人々が観て楽しんだ将棋は、寺社で大将棋へと発展し、武家社会でも合戦と結びついた兵戯として、また処世の一つとして広まってゆく。賭将棋に熱中する武士や僧、富裕な都市民も多く、しばしば幕府に禁じられたが、日常的な遊戯となって、現在の40枚制将棋が成立する。 出土駒や史料をもとに、日本文化として将棋が形成されていく歴史を明らかにする。
  • 八条院の世界
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    史上最強の皇女―動乱の時代、「動かざる巨人」「賢才」と評された八条院。後白河上皇も武家も、不用意に手出しができなかった。彼女は、いかにして中立を保ち、父母から引き継いだ臣下と領地を守ったのか。『玉葉』『明月記』『愚管抄』などの史料からよみがえる、八条院とその母、そして廷臣たちの物語。
  • 源頼政と木曽義仲 勝者になれなかった源氏
    4.1
    以仁王の挙兵に加担し、平氏打倒の端緒を開いた源頼政。以仁王の遺児を奉じて、平氏を追い落とし、入京に成功した木曽義仲。それぞれ悲劇的な最期を遂げる彼らは、時代の転換点となる源平合戦を準備した人物と言えよう。保元・平治の乱、宇治合戦、倶利伽羅峠の戦い、そして都落ちと敗死……。二人の源氏を軸として、皇位継承をめぐる複雑な政治的背景も織り交ぜつつ、動乱の時代を描きだす。

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