ノンフィクション - 鈴木邦男作品一覧

  • 憂国論――戦後日本の欺瞞を撃つ
    3.0
    トランプ政権誕生以後、日本政府の対米追従はますます加速し、国富を犠牲にしてまでも自己保身を図っている。「堂々たる売国」である。戦後の日本にいた真に国を憂えた人々、三島由紀夫、野村秋介、右翼・左翼の活動家たちは、いかに日本を変えようとしたのか。信念の政治活動家と気鋭の政治学者が、それぞれの視点から、戦後の政治活動、天皇の生前退位、憲法改正、日本の政治の現在と未来を語った。
  • 憲法が危ない!
    5.0
    国会議員の数では、いつでも憲法改正が可能になったこの機に、憲法改正は今しかない、と政権はアクセルを噴かしている。けれどもそこに陥穽はないのだろうか? かつて憲法改正に半生を捧げた著者は問う。強い国家、強い体制ばかりが求められ、国民の自由や権利が蔑ろになってはいないか? 著者は、改正を目論む真の目的を探り、「憲法を利用するな!」と声を上げる。改正に向かうわが国の危うさを指摘した警世の書!
  • 言論の覚悟 最終章
    -
    2023年1月に他界した鈴木邦男さんの最後の新刊。月刊『創』(つくる)の連載「言論の覚悟」の2016年から著者が闘病生活に入って執筆ができなくなった2020年までを収録。2018年からの闘病の様子も書かれている。新右翼からリベラルに変わったと言われる著者がこの数年間、どういう立場で何を語っていたか、憲法や死刑問題などについての思いがつづられている。著者の連載「言論の覚悟」を書籍化したものは既に「言論の覚悟」「新・言論の覚悟」「言論の覚悟 脱右翼篇」と創出版から刊行されており、今回の新刊が4冊目。日本全体の思想の座標軸が右へぶれたせいで相対的な立ち位置が変わったと言われる著者だが、約30年間、一貫して変わらなかったのは「言論の覚悟」で、前作までは自分の言論に責任を持つとして、全ての著書に自宅の住所と電話番号を明記していた。「言論の覚悟」は、著者の生き方を象徴するキーワードだ。亡くなってから『創』4月号の追悼特集に掲載された佐高信、武田砂鉄、森達也、雨宮処凛、椎野礼仁、金平茂紀、山本直樹、松本麗華さんらの追悼記のほか、約30年間つきあった『創』編集長による鈴木さんの活動の報告や、鈴木さんの活動年譜なども掲載されている。

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  • 『皇室典範』を読む 天皇家を縛る「掟」とは何か
    4.0
    今上陛下が自ら直接国民に訴えかけた「生前退位」問題。国民の大半が陛下のご意向に副いたいと希望しているにもかかわらず、それを阻む存在がある。それは明治に作られ、昭和戦後に改変された『皇室典範』――全5章、37条からなる法律である。この『典範』を改正しない限り、「生前退位」(譲位)はおろか、根幹である「皇位継承」すら危うくなり、すなわち遠からず「天皇」は絶える! ならば、その『典範』とは何なのか。何が書かれているのか。いつ、どのように作られたのか……。『皇室典範』とその歴史的背景を読み解き、「天皇」の将来をさぐって注目を集めた『天皇家の掟』(祥伝社新書)に大幅加筆して文庫化&同時電子化!
  • 竹中労
    4.5
    この国を真剣に問わなければならない今、右翼も左翼もない。イデオロギーを超えて闘ったアナーキスト・竹中労の言動を現代に響かせる体験的評伝。没後20年を経て再生する無頼の闘争。
  • テロ《新版》 東アジア反日武装戦線と赤報隊
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 三菱重工ビル爆破事件など企業を標的にした爆弾闘争を展開した〈狼〉の行動の深層に追った鈴木邦男衝撃のデビュー作(『腹腹時計と狼』の増補改訂版)。長い間品切れになっていましたが〈新装版〉として再登場! 収録内容 序 姿なきテロルの時代/1.急接近する左右ラディカリストの群れ/2.戦争・原罪意識そして〈狼〉/3.〈狼〉恐怖を利用する権力の陰謀/4.〈赤報隊〉と〈狼〉の共振/解説 猪野健治 「鈴木邦男は彼らを『時代の犠牲者』だという。鈴木を含む民族派の若手の間には、『狼に先を超された』という強い思いがあったに違いない。そうした中の先鋭部分がYP体制打倒青年同盟に結集し、経団連事件を引き起こしたのである。東アジア反日武装戦線が、企業を一社ずつ爆破したのに対し、YP体制打倒青年同盟は、財界の中枢であり巨大企業の総本山、経団連を直撃した。」(猪野健治・解説より)

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