ポーラ・マーシャル - ハーレクイン文庫作品一覧

  • 運命の逆転
    4.0
    結婚式当日、花婿に捨てられたスザンナは、幸せいっぱいの花嫁から行き遅れの貧しい娘へと転落した。伯爵夫人になるはずだったのに、自らの力で生計を立てるしかなくなったのだ。そんな苦難の中、さらに大きな事件が起こる。職探しに行く道すがら、いきなり馬車に押しこまれたのだ!文無しの娘を誘拐するなんて、いったい何が目的なの?連れていかれたのは、目をみはるほど豪壮な屋敷。そこで待っていたのは、謎の大富豪ウルフだった。
  • 十年目の蜜月
    4.5
    「叔父さん、ぼくを猿と結婚させるなんてひどいよ!」訳もわからぬまま礼拝堂の祭壇に連れていかれたベスは、紅顔の美少年が口にしたその言葉に、幼い心をえぐられた。少年の名はドルー――高貴な伯爵家の跡継ぎで、彼こそ、まだ10歳のベスにと定められた若き花婿だった。不器量な自分がこんな美少年の妻になるなんて耐えられない。ベスは泣いて嫌がるも、式は進み、二人は正式な夫婦となる。儀式を終えるや彼は立ち去り、音沙汰もなく歳月だけが流れた。夫が気まぐれに帰ってきたのは、10年後のことだった。
  • 罪深きワルツ
    4.0
    不実な財産狙い(フオーチュン・ハンター)――何も知らない人々はウィルをそう呼ぶ。顔がいいだけの放蕩者と後ろ指をさされても、ウィルが裕福な女性を口説くのには、やむにやまれぬ事情があった。何とかこぎつけた婚約が破談となり、意気消沈していたところにレベッカという年若き資産家の女性が訪ねてくる。彼女はギリシア彫刻のような近寄りがたいほどの美貌の持ち主。淑女にあるまじきことに、レベッカは人払いをして、ウィルと部屋で二人きりになると、驚くべき提案をしたのだった。「実はわたしと結婚していただきたいのです」

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