お客さん、読んで損はないですぜ
取り敢えず「進撃の巨人」は読んだ方がいいです。
作者の諫山創先生先生は、この作品はエンターテインメントである。と仰っておられる、ので
この物語を読むべきです。
結果として読者は、眼球の周辺や鼻の穴から己の体液をまき散らし、時には雷に撃ち抜かれるような感覚を味わい、
登場人物の心情に眠れぬ夜を過ごし、思わずグオオオッと雄叫びをあげ、
鏡に映った自分自身に「アタイの魂は不滅だ。」と語りかけ、周囲からは「あぁ、思春期特有のあの病が発症したのですね。
可哀そうなことです。」と憐れみの眼差しを向けられる。残念なのは、その可能性がかなり高いことだ。
テレビに出てたコメンテータの人がこんなこと言ってた。
「日本は憲法九条に殉ずるべきです。結果として他国に武力侵攻されて、日本人がすべて死に絶えたとしてもいいじゃないですか。
後世の人々は昔、決して武力で争わなかった日本という美しい国があったと言ってくれることでしょう。」
貴方自身が侵され、蹂躙され、惨殺されるのは貴方の勝手だが、そんなおぞましい理想で日本を語るのはやめてくれ。
またこんな意見もたまに聞く。
「神風特攻隊員は犬死で、軍国主義に洗脳された哀れな人々です。」
うれしくも、楽しくもないのに顔の筋肉が勝手に笑いの表情を作りやがる。
無駄に生まれ、無駄に飯を喰らい、無駄に糞をひりだして、無駄に死んでいく。そんな人が
オモシロイ台詞を言ってくれるじゃないか。
諫山創先生の「進撃の巨人」はハードな残酷描写があるので、よいこの小学生諸君は、
吾峠呼世晴先生の「鬼滅の刃」を読みましょう、ので
中二病を罹患する時期を迎えた若者たちは「進撃の巨人」を、絶対に読まなければなりません。
だっていろんな職業の人がいるけど、漫画家、諫山創はこの世にたった一人だから。
手塚治虫や石森章太郎や藤子不二雄や永井豪や高橋留美子や大友克洋や鳥山明がそうであったように。