不妊治療の苦しみによりそう
胚培養士という職業があると知って興味をみって読み始めた本シリーズ。
結婚するもしないも、子どもを持つ持たないもの個人の選択があってよい。
でも欲しいと思った時になかなかできない苦しみ。
苦労したのによい卵がとれない。卵が正常に発育しない。胚を戻しても着床しない。などなど…もちろん男性側の不妊原因も描かれる。一つの命が無事生まれてくるのはどれだけの奇跡の積み重ねなのだろうと思ってしまう。
不妊治療でどのような医療処置が行われるかとともに、不妊治療を受ける人たちの心を繊細に描くこのシリーズ、今後も新刊が楽しみです。