• アルスラーン戦記(5)

    アルスラーン戦記は群像劇

    アルスラーンが出番が少なくて主人公じゃないという声もありますが、そもそも原作のアルスラーン戦記は、アルスラーンを芯に据えた群像劇であり、さまざまな人物の視点からの物語が複雑に絡み合う所が魅力なんですね。アニメではその群像劇の色彩が薄まり、アルスラーンの出番を多くする一方で、たとえばこの巻で語られたアルフリードのエピソードを大分削ってしまったりして、せっかくのキャラの魅力が半減してしまっていました。漫画ではその辺も丁寧に描かれていて、嬉しかったです。ヒルメスが、第二期に出てくることが決まった「あの人」を忘れられずにいるところが描かれていたのもポイント高い。アルスラーンを主人公らしくするために無理...続きを読む

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