• きみといたい、朽ち果てるまで

    生よりも死の方が魅力的に描かれた作品だと思う。現実では有り得ないくらいの距離感で日常の中に死が存在する。物語の中では死体がゴミとして当たり前のように棄てられていくが、かと言って死を軽く見ているわけでも無いのが不思議な感じだった。読み終わった後、いい意味で心がどっしりと重かった。

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    2020年06月19日