色々な神様や「四還」という四つの性など緻密な世界観が面白い。作者の言葉遊びは今回も心地よく健在です。
次元の違う日本に転生した主人公は、特殊な技能で周りに認められているのに自分に自信がない。上辺だけの好意の影に怯え、いい人でいようと努力して、いつでも自分を一番に想ってくれる誰かを熱望しています。いつも後回しの存在だと嘆く主人公に違和感がありますが、前世と関係があるのでしょうか?物語はまだ謎だらけです。
虎兄弟と定めがつながった主人公、やんちゃな亜雷に振り回されそうですが、次巻はもうちょっと亜雷との関係が進展しますように。