• 六番目の小夜子

    青春ものとホラー要素が調和

    恩田陸の作品にはまったきっかけです。
    物語全体に不吉な予感が漂い、それと限られた場所で限られた時間を過ごすキリキリするような焦燥感がうまく調和していました。
    その中にうまく青春もの要素も入っていて好きな本のベスト5に入ります。
    物語中盤の小夜子の一人芝居?本番?のあたりの緊張感は圧巻です。
    ただ、全ての謎が解けてすっきりしたい人にはあまり向いていないかも。

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    2017年08月21日