• ナオミとカナコ
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    犯人側の視点でハラハラ

    犯人側の視点で書かれている作品です。
    犯人に共感してしまい追い詰められるたびにハラハラさせられました。
    殺人は非現実的なもので普通の精神状態ではなくなったときに起こしてしまうものというイメージがありましたが、この作品では終始殺人に対して淡々としていて、日常の選択の1つのような気にさせられました。
    最初は弱々しかった女性が次第に逞しく図太くなっていくのも爽快で、読後感も良かったです。

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    2021年01月21日