男性としてはスッキリしない
情景の描写は申し分なく生々しく描かれていて読みやすいが、主人公の生々しく揺れ動く気持ちにはついていけなかった。
随所に主人公の自己中心的な考え方や行動が見られるが、これが一般女性の心境としてはこういうものなのか、あえて幼い女性を描いてみせているのか、分からなかった。
友人のミドリやちとせは節操がないように描かれており、こちらも男性視点ではかなりイラッとくるかも。
周囲の人々に頑張ってもらうのではなく主人公が変わるべきと思われるが、最終的に彼女は成長しているのだろうか。