あらすじ
洗礼式のお祝い会で,妖精に「おまえはりこうすぎる王子になるがいい!」といわれたプリジオ王子.りこうすぎるせいで,きらわれ者になってしまいました.ところがロザリンドひめと出会ったそのときから王子は一変,火をふく竜の退治にいどみます.迫力たっぷりの挿絵はロバート・ローソン.すみずみまでゆかいな物語です.
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Posted by ブクログ
この本は所々に( )で筆者の個人的な思いが書かれているのが特徴でした
この本では妃の態度が悪かったせいで王子が利口になってしまい、皆に嫌われているのがとても理不尽だと感じました。
プリジオ王子と妃は伝説や魔法を信じない人々で、全て彼らが正しいと思っていましたが、ファイヤードレイクやレモラが実在した事に驚きました。←(物語の中で)
そして、この物語はプリジオ王子が恋に落ちることも面白かったです。
最後に僕が妖精の道具を一つだけ手に入れられるとすれば、願い帽子が欲しいです、なぜならそれらの道具は願い帽子で全て手に入れることができるからです。
Posted by ブクログ
りこうすぎて人間味がなく、嫌われ者になってしまった王子が恋をしたことで変わります。
いろいろな童話の要素をもりこんだストーリーが面白いです。
Posted by ブクログ
愛されない王子様の愛され道!
利口すぎて、一言も二言も多く態度も不遜なプリジオ王子。伝説や物語を信じない母の影響で、自身も竜を信じない。弟たちを亡くし父をはじめ国中から見放され、命も狙われる。ある日、母が隠した妖精たちのアイテムを見つけて、優しい娘に出会って、王子は変わり始める。
どれだけ頭が良くても、優しくないと愛されない。物語の王子様がこんなにクセのある性格なのも面白いし、ところどころに定番の昔話が出てくるのも面白い。火を吹く竜の倒し方が到底王子様らしくない騙し討ちなのもいい。最後にロザリンドの頼みを聞くかと思わせて、やっぱり頭がいいことを手放さないのも気に入った。