【感想・ネタバレ】拗ね者たらん  本田靖春 人と作品のレビュー

あらすじ

孤高のジャーナリストの生涯を描いた傑作評伝!

若者よ。『拗ね者たらん』を読みなさい。
そうすれば、君も少し大人の男に近づくだろう。
――伊集院静氏、推薦

読売新聞社会部エース記者として名を馳せ、
独立後は『誘拐』『不当逮捕』など数々の名作を遺した
ジャーナリズムの第一人者、本田靖春。
「戦後」にこだわり続けた代表作を精緻に読み解きながら、
新聞記者・担当編集者など関係者の証言をもとに、
濃密なる七十一年の生涯を描く、傑作人物ノンフィクション。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

後藤正治『拗ね者たらん 本田靖春 人と作品』講談社文庫。

読売新聞社会部記者からフリーのジャーナリストに転身し、数々のノンフィクション作品を描いた本田靖春の71年の生涯とその代表作の背景などを描いたノンフィクション。

本田靖春の作品では、『誘拐』『不当逮捕』『私戦』『疵 花形敬とその時代』は読んだことがあるが、その中でも特に『誘拐』と『疵 花形敬とその時代』が非常に面白かった。

本書を読むと、本田靖春はかなり魅力ある豪胆な人物だったようで、記者時代から周囲に慕われたようだ。独立後は数々の傑作ノンフィクションを上梓したが、晩年は糖尿病で満身創痍の中、筆を取り続けていたとのこと。加齢と共に若い頃に羽目を外したツケが回って来たのだろう。

定価1,078円
★★★★

0
2021年08月31日

「ノンフィクション」ランキング