【感想・ネタバレ】店長がバカすぎてのレビュー

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Posted by ブクログ

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この作品を読む前は『イノセント・デイズ』しか読んでいませんでしたが、その時点でも「早見和真すげえ…」とは思っていました。
『店長がバカすぎて』は、ニューヨークの屋敷さんが自身のYouTubeにて、「マジで同じ人が書いたんか!」と話していたのをきっかけに購入した作品です。

結果、とてつもなく面白かったです。屋敷さんありがとう。


所々のコメディにはクスリと笑わされたし、書店員の苦悩みたいな話は結構生々しく、「どうにかならないもんかな…」と本気で思い詰めてしまいました。
それでも本が、書店員の仕事が好きで毎日をひたむきに生きる主人公と、それをちゃんと見てくれているアルバイトの子達・周囲の人との関係性が凄く良かったです…!
是非とも人にオススメしたい小説でした!


【個人的に好きなセリフ】
「彼女に浮気されたときより人間不信になりました」

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

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292ページ
1500円
4月19日〜4月20日

書店で契約社員として働く谷原京子。そこの店長、山本猛がバカすぎて、腹が立つけど憎めず、なぜかなつかれて。クレーマーの対応や、書店員としての苦悩、覆面作家の正体は?

詠みやすく、店長にイライラする感覚も理解できるのに、なぜか店長に好感がもてる。覆面作家の正体がわかりかけて、まさか店長が!?と思っていたら、全然違ってて、最後はこの本自体が出てきて、なんだかおもしろかった。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

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お仕事小説でも書店を舞台にしている小説はまさに自分が追体験できる職業としてはピッタリのお話だった。書店員としての苦労や決してその大変さに見合った収入ではないことなど、それでも本が好きという情熱でキラキラしていたいというヒロイン。現実とのギャップに時に苦しみもがき日々働いている姿は応援したくなる。特にアルバイトの後輩が出版社に内定し自分よりも高い地位についたような嫉妬とも思える感情は理解できるし自分はこれでいいのかと自問したくなるだろう。それにしてもクレーマーともいえる神様、このような老害ともいえるお客様の対応には同情するけれど高齢化社会となってこのような場面は、病院、役所、スーパーなど色んなところで遭遇する。自分が対応しなくてはならなくなったら誠意をもって対応する努力はしなくてはと思えた。終盤、謎は解けていくけれど自分にはピンとこなかったけれどアナグラムというのがポイントだったということか。ヒロインの恋の行方も気になるし、店長の天然?ももう少し楽しみたいので次作も読みたいと思った。

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2024年03月19日

ネタバレ 購入済み

面白すぎた

何回も何回も笑ってしまった。すらすらとノンストレスで読める小説。ページをめくるたび楽しかった。もう一度最初から読みなおそうかなと思った。是非いろんな人に読んでもらいたい。店長がバカすぎて癒されて感心する。くじけそうな時に是非!!

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2022年04月06日

ネタバレ 購入済み

店長がバカすぎて

久しぶりに小説を読みました。久しぶりの読書かこの本で良かったです。とにかく面白くて一気に読みまくりました。書店員さんて大変なんだなという事も分かり、今度、書店に行く時は見方が変わりそうです。
店長さんの無邪気さが本当なのか演技なのか、最後まで謎です。

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2021年09月10日

Posted by ブクログ

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目次
・店長がバカすぎて
・小説家がバカすぎて
・弊社の社長がバカすぎて
・営業がバカすぎて
・神様がバカすぎて
・結局、私がバカすぎて

これ、本屋さんが無条件で面白い!って推薦できる本なんでしょうか。
作品の良し悪しはいったん措いておくとして、舞台である「武蔵野書店」って、ヤバくないですか?

主人公の谷原京子は大学を卒業してからずっと、この店で働いている。
契約社員で。
一年契約で働く契約社員、普通は3年で打ち切り。
でも、更新し続けて5年以上たてば、無期限契約、正社員への登用もできる。

京子は正社員にもならないまま契約社員として6年働いているが、例えばバイトの人たちの店長への苦情とか、店への要求など、京子がなんとなく押しつけられている…けれど、正社員は何してる?
最初の話に出てくる先輩社員が辞めた後、正社員がいないまま店長とバイトの子たちとで店を切り盛りしているのかと思いきや、正社員の書店員はそれなりにいるらしいんだよ。
だって、チェーン店の本店だし、毎朝朝礼をやっているらしいし。
でも京子のやっていることは、正社員並みの労働。
契約社員が残業していても正社員はさっさと帰ってしまう。もやもや。

極めつけは、出版社からの報償金目当ての、雑誌の買取ノルマ。
買い取ったあと知り合いに売りつければいいのかもしれないけれど、たいていの人はそんな押し売りはできない。
ボーナスから買い取り分を差し引いて、千円ちょっとのボーナス支給って、ブラックにもほどがある。
本当に本屋さんに、そういう慣習があるの?

多分本屋さん同士が読んで笑って面白い作品なのだと思う。
けれどミステリでもない(ミステリ要素がないわけではないけれど)、毒というほどの毒でもない、本屋さんを舞台にしたユーモア小説。
本屋さんあるあるのオンパレードになにがしかの風味づけをしたのでしょう。
でもこれ、本屋大賞か?

普通に読んだら「面白かったー」「店長バカすぎる―」で終わったかもしれないけれど、本屋大賞ノミネート作と思って読んだから、どうしても厳しめの評価になってしまう。
これが「逆谷原効果」ということか。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

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谷原京子
武蔵野書店吉祥寺本店に勤める契約社員。二十八歳。文芸担当。実家は神楽坂にある小料理屋「美晴」。

山本猛
武蔵野書店が誇る「非敏腕」。アルバイトスタッフからは「やさしい」とそれなりにウケが良く、正社員や契約社員からは「軽薄」と徹底して軽んじられている。朝礼で自己啓発本から引っ張ってきたであろう講釈を垂れる。

小柳真理
京子より七つ年上の正社員。三十五歳。応援コメントが見事にハマり、ある本が全国で爆発的に売れたカリスマ書店員。京子の憧れの先輩。本部の部長との不倫が奥さんにバレて退社する。

小野寺浩子
雑誌担当。一つ年下の正社員。

磯田真紀子
バイト店員。京子に憧れて書店員になる。

大西賢也
小説家。覆面作家。『幌馬車に吹く風』や『早乙女今宵の後日談』などを書く作家。

竹丸トモヤ
山本猛が愛用している自己啓発本著者。

藤井美也子
通称・マダム。大西賢也の素晴らしさを語ってくれた。吉祥寺本店を利用する常連客。五十二歳。証券会社に派遣で勤めている。

富田暁
京子と同い年の小説家。京子が書いたコメントが推薦文に採用されたデビュー作の『空白のエデン』はベストセラーとなる。

石野恵奈子
小料理屋「美晴」を利用する常連客。普通の主婦。
自称「本が好きな酔っ払い」

木梨祐子
しっかりした大学生アルバイト。往来館に就職が決まる。営業。

三宅
蒼井出版の編集者。

柏木雄三
武蔵野書店を一代で築き上げた辣腕オーナー社長。

佐々木陽子
リバティ書店神田本店のカリスマ書店員。京子の五歳上。

田島春彦
リバティ書店神田本店店長。

山中
往来館の営業。

宮城リリー
小説家。『糸井川断層連続ニラ殺人事件』。

本郷光
小説家。『ときには母のいない子ののつに。あ?いらメトロポリタン症候群』。デビュー十年ほどの中堅作家。

月刊釣り日和の愛読者
推定六十五歳、薄くなった髪の毛を強引になだつけた男性。数年前まで公務員をしていたという。オープンと同時にやってくる。

白髪の男性
七十五歳くらい。見た目は抜群に人がよさそう。実際に話す口調もやさしいのだが、圧倒的なまでの滑舌の悪さ。

小柄な老婆
推定七十二歳。異常なまでに京子に愛情を注いでくれる。

石川
往来館の大西賢也の担当。



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2024年05月06日

Posted by ブクログ

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きっと書店員さん達には『あるある』的な内容だと思いながら読み、本屋大賞狙いに来てる感が見受けられました。ずっと主人公の書店員の愚痴を聞かされているようで、それはそれで書店の内側が知れて面白かったけど、最終の展開は突然ミステリー感を出してきて、“読者がバカすぎて“ついていけませんでした。
『○○○奥さん』販売ノルマの話は、実際に昔、正月特大号が突然ベストセラーに上がってくるのが不思議で、なるほど納得しました。

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2024年05月10日

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