あらすじ
誰かを強く思った気持ちは、あの時たしかに存在したのに、いつか消えてしまう――。燃え上がった関係が次第に冷め、恋の秋がやってきたと嘆く女性。一年間だけと決めた不倫の恋。女優の卵を好きになった高校時代の届かない恋。学生時代はモテた女性の後悔。何も始まらないまま終わった恋。バーカウンターで語られる、切なさ溢れる恋物語。
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Posted by ブクログ
渋谷のバー「Bar Bossa」に行ってみたくなった。
帰省中の新幹線中で読んだけど、1つ短編読み切る度に、外見て自分の恋愛に思い馳せる的な感じでたそがれてた。
恋って不思議で、しょーじき叶わなければ生産性のないただの心労にもなりうる。でも、この本の一つ一つのお話は、叶わなかった恋だったとしても、誰も「恋なんてしなけれは良かった」とは思っていない。ひとつの思い出として、その人を形作るもので、それがあったから今の自分があるのだと思えてるのかなとおもった。
東京に2年後住むかもしれない。その時は、Bar Bossaに行って、レザムルーズ頼んで、マスターに話してみたい。