あらすじ
天涯孤独な老作家・和賀鱗太郎。そんな鱗太郎はある雨の日、飼い猫に導かれて迷い込んだ神社で、池に足を取られ溺れてしまう。「死んでしまえばあの人に会えるーー」。40年前に死んでしまった、たった一人のかけがえのない親友に思いを馳せ、死を覚悟した鱗太郎はある人物に救われる。それは20歳のままの姿の親友・紫陽であった。年の差40歳、でも同級生。人生を諦めた瞬間に訪れた、奇跡のような日々。
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純粋に誰かを想うということ
若い人でこの物語に共感する人は、すごく繊細な人とか、猫好きとかかも(きっと少数派)。
BLと思って読まない方がいいと思う。
ここに描かれている愛は、恋愛(性愛)より深い所で結びついた二人の何かだ。
それが何か、うまく表現できないけど、近しい人との永遠の別れをいくつも経験してきた私には、めちゃくちゃ刺さった。
読み進めるうちに、どうしようもない切なさや悲しさは、どんどん温かさと愛おしさに置き換わっていって…。
なんだかすごく癒された感じがする(いっぱい泣いたしね)。
疲れた時に、また読み返したいお話。
面白いです
親友を亡くしてから猫とともにたった一人で暮らしてきた鱗太郎の孤独が胸にしみました。どうして親友が蘇ったのか、気になるところで終わっているので先が気になります。
2巻が楽しみ!良い!
BLじゃないにしても作品として素晴らしい。 2巻 完結で1巻がブックライフで期間限定で読めました。 老小説家の鱗太郎のところに40年前に死んだ親友の紫陽が現れて二人の夏休みのような日々。それでも鱗太郎の気持ちには彼に対するわだかまりがあったり。これから二人はどこへ向かうのだろう。