【感想・ネタバレ】花ホテルのレビュー

あらすじ

平岩弓枝さんが円熟期に書いたミステリアス・ロマン。 舞台はフランスのコートダジュール。海をのぞむリゾートホテル「花ホテル」の経営に人生の再出発をかける美貌の女主人・朝日奈杏子と彼女を支える敏腕マネージャー佐々木三樹を主人公にした連作短編小説。 光あふれる南仏を舞台に、華麗で危険なドラマが繰り広げられます。 平岩さんの代表作である『御宿かわせみ』が好きな方なら、絶対にハマる一冊。1983年には山本陽子さん・名高達郎さんの主演でドラマ化されました。

※この電子書籍は、1983年4月に新潮社より刊行された単行本を新潮文庫で文庫化した作品を二次文庫化した、文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

「聞き流す」ならぬ、「読み流す」感じの読書は短時間の暇つぶしやちょっとしたストレス解消につながるので、私にとってはないと困る存在。で、こういう傾向の作品が続くと、ある日突然と言った感じで「ちゃんとした日本語」が恋しくなる時が来る。
そういう時の作家さんの一人、平岩弓枝さんの作品を久しぶりに読んだ。ずいぶん前に購入したと思っていたが、今話題の「ドライブ・マイ・カー」が公開される前だったのか、2021年8月の文春文庫のチラシが挟まれていた。

大事件ではないけど日常に起きる事件や事故、人間関係のトラブルなどが、とても素敵なホテルを舞台にして繰り広げられる。

最後はとうとう殺人事件に発展したが、10人までのペンションの夢でしっかりハッピーエンド。
絶対ハッピーエンドになるという安心感も、読み進めるモチベーションにつながる。

たまに手に取りたくなる作家さんの一人。

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2022年04月10日

Posted by ブクログ

時は1980年頃の南フランスの小さな町。
地中海に面する岬に建つ小さなホテル、
オーナーは未亡人の日本人。
そこで繰り広げられる人間模様。
行ったことはないけれど、
一昔前の南フランスの情景が浮かんできて、
憧れるし滞在したくなる。
そしてそこで起こる事件が、
人間関係に富んでいて凄く面白ろかった。

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2022年03月12日

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