【感想・ネタバレ】仕事と人生に効く教養としての映画のレビュー

あらすじ

ただ漫然と映画を見ていませんか? 本書は、「映画の見方」を教える本です。数百名以上の大学生を感動の渦に巻き込んだ「日本一わかりやすい映画講師」が、鑑賞にあたって知るべき事前知識から、撮影テクニック、場面展開、シーンの「意味付け」に至るまで、『東京物語』『ボヘミアン・ラプソディ』など不朽の名作を題材にして、映画を学びに変える鑑賞法を講義形式で解説します。本書がめざすのは「能力の底上げ」。作品のメッセージが手に取るようにわかるようになれば、感性が磨かれ、教養を深めることができます。映画を意識的に見ることで、人間としての魅力や人生の向上にもつながります。ネット動画をついダラダラ見てしまう方、口コミや評判をもとにコンテンツを享受しているような方にこそ、自分を変えるきっかけにもなる一冊です。さらに、「何からみればいいの?」という人に向けて、洋画・邦画合わせて200以上のおすすめ作品を紹介。

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Posted by ブクログ

初歩から映画の見方を解説してくれていて分かりやすい
見ておきたい映画が押さえられているからこれからの指針になった

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

いつの頃からか読んだ本や見た映画、自分が触れたコンテンツについて言及する際に何を言うことが良いのか分からなくなっていた。
感じ方は人それぞれなのだから、良いも悪いもないのに、自分のために書いているのか他者に向けているのか、どこに目を向けているのかが分からなくなっていたのだ。
他者に向けて書く場合は本書に書かれている技法で書けばよいと、まずは思って実行してみる。
そこから感じる何かがあるはずだから。
優れた監督は視線の使い方がうまいのだという。次見る映画から注目してみよう。

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2024年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

漫然と映画を見ず、細部に注目していきたいと思える本だった。

・映画を通して感情の起伏を積み重ねていくと、自分の感情の振り幅が分かるようになる。自分はどういう人間なのかを知ることにつながる。
・他の人の人生を2時間ほどの短時間で疑似体験できる。
・その国の映画を知っていることは、それ自体が武器。
オバマ元大統領の毎年発表しているお気に入りの映画リストはセンスが良い。
・キネトスコープが神戸で初めて上映された12月1日が映画の日だから1日はサービスデーの映画館が多い。
・映画の製作、配給、興行を一手に握ったパラマウント、20世紀フォックス、ワーナー・ブラザーズ、RKO 、MGMはビッグ5。直営の映画館を持たないユニバーサル、ユナイテッド・アーティスツ、コロンビアはリトル3。
・小津と是枝の共通点。フラッシュバックを使用しないで、過去の話は登場人物の会話で処理。
・是枝映画に現れる風呂は、家族が親密な関係を維持するために欠かせない場所。
・映画の著作権保護期間は改正によって複雑になっている。
・ボヘミアンラプソディーライブエイドのシーンは実際は21分ではなく13分。カット数が多く切り替えが早いため、時間が短いのに気づかない。
・映画の記録は監督やスタッフも記録すると感度が上がる。
・小津安二郎の彼岸花。グラスや皿の高さを統一して女優の手のための空間を用意し、結婚指輪の有無を際立たせている。

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2023年12月29日

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映画好きなら楽しめそうな内容。
昔の作品から現代の作品まで、奥が深い。一度見た作品でもたくさんの情報を見逃している気がした。

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2023年09月12日

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映画の起源から、ピクサーとジョブズの話、ハリウッドの成り立ちなど知識としてあると良いものが前半にあり、後半は撮影や映像として観客に与える印象を作品を出して具体的に語られています。

映画の物語として与えたい印象を効果的に与える手法の説明があるので自分が感じた感想や熱量が正しく伝えるための狙いが映像から読解するきっかけを掴むにはよい書籍だと思いました。

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2025年11月20日

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今年ほど映画を観ている年はない。ただ観るだけでなく、何をどのように観るのか、なぜ観るのか。そして、観てからどうするのか。色んなことが学びとなりました。
これからもできる限り多くの映画を観ていきたいです。

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2025年10月13日

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映画を見続けているとお洒落になる

大学生になってお洒落っていわれる機会が増えたのはそういうことだったのかなとちょっとうれしくなりました(◜ᴗ◝ )
・想像力が豊かになる
・観察力が高まる
・雰囲気のある大人になる
・ファッションセンスがよくなる
映画はあなたをこう変える(p57)
このページをみてすごく嬉しくなったのを覚えています。

著者の伊藤さんは実際にSNSを活用して映画の感想をアウトプットをすることで、それが直接仕事に繋がっているとおっしゃっていました。私も好きなこと(映画)を仕事に繋げたいので、少しづつでもアウトプットしていって、語彙力を磨いて自己分析していけたらいいなと感じました。

朝野ペコさんの挿絵がとても好みでした♡[END]

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2025年09月09日

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映画の歴史や見方をフラットな感じに説明するもので、よい入門書だと思った。
自身の専門である小津映画の解説を織り込んでいるが、他の研究者の成果も援用していることから、先鋭的な議論に踏み込まず標準的な解釈の紹介になっている印象を受けた。

「仕事と人生に効く」とか「教養としての」は、出版社のシリーズ的な売り文句なので、真に受けなくてよいだろう(著者は書名に配慮した記述を入れているが)。
それらを真に受けてしまうと「1899年、すなわち19世紀最後の年に生まれたヒッチコックは」という記述を見て考え込まなければならないので。

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2024年12月14日

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本書を読み終えた今、
とにかく無性に映画が観たい。

名作が名作たる所以は?
なぜその表現を選んだ?
自分はそれを観て何を思う?

とにかく観て、思考を巡らせたい。

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2024年11月15日

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映画は何も考えずに見ることが多かったですが、作品毎のコンセプトや監督の特徴などを知るとより楽しめることがわかりました。映画感想のアウトプットは少しずつやれたらいいなと思います。

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2024年05月05日

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映画を観る意味や効能を考えたこともない私には、歴史から学べたことが実りだ。
技術・貢献した人物など、全く知らずに映画に触れていたので、あらゆる文明にもっと興味を持つべきだ気付いた。
また、「昔の映画だから」と触れないようにしてきた作品や監督のことにも触れられ、歴史に名を残す映画を見てみたいと思った。

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2024年02月12日

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映画は好きだけど、作品を選ぶ基準が「俳優」「監督」「話題になっているかどうか」のみと寂しく、新しい観点を求めて読みました。
幅広い年代の映画や本が若者の視点に合わせて紹介されているので、普段気にもならない作品(私の場合は邦画やモノクロ映画)もちょっと見てみようかな、と興味を持たせてくれます。
この本を読んで一番印象に残ったことは、好きな映画が自分が興味のなかった映画の影響を受けていたこと。元になった映画を観て、2つの違いが何かを探ることからはじめようと思います。

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2024年01月27日

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映画を最近よく見るようになったので読んだ。
軽い語り口で読みやすい。溝口・黒澤の銀獅子賞同時受賞当時の関係者の反応など、色々な映画に関するエピソードがまとめられていて楽しい。作品の繋がりなどを知ることが出来、見たい作品が増えた。

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2024年01月09日

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映画を爆速で見ている自分にとっては、改めて映画の異なる見方、評論家たちの見てきた正当な映画などを学ぶきっかけになった。何よりも著者の映画熱がすごい。本書で紹介されている伝統的な映画にも手を広げたいと思った。

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2023年11月02日

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映画を観る視点を学ぶことができて、より深く観れるようになった。どうせ映画を観るなら今回読んだことを意識して一つのことから多くを学べるようにしていこうと思う。

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2023年08月04日

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映画は好きでよく見ますが、つい話題作に走りがち。これからは「時の洗礼」という観点で、作品を選んでみようと思いました。これは読書にも通じますよね。

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2023年08月03日

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今までなんとなく見てた映画が自分の人生を豊かにする要素の一つだということに改めて気付かされた。
これから記録をつけていって、いろんな人の生き方や監督目線のメッセージや映し方など学びたい。

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2023年08月01日

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カメラワーク、視線、画の構図等々も意識して映画を余すことなく楽しもうと思った。そして、なんとなく避けていた古典映画を見ようと思う。
細部に着目した感想を書こう。

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2023年07月22日

Posted by ブクログ

映画をただ楽しい、感動するだけで終わらせたくないなと思い読んでみた。
読みやすく面白かった。こんな風に映画を見れるようになったら楽しいだろうなと。
そのためにはたくさん映画を見ることなんだろうなと思った。
映画評論の本をもっと読んでみようと思ったし、その入門書としてよかった一冊。

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2023年04月09日

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この本を読んでよかったのは
小津監督、溝口監督などの日本の代表古典映画作品、海外の各国のおすすめ映画やピクサーとスティーブジョブズの物語etc 読後にやりたいこと、見たいこと読みたいものが広がること。しばらくこの余波を楽しむ。

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

先だって読んだスケザネ読書本の中で、参考文献として取り上げられていたもの。書店に並んだ頃、気にはなったんだけど、”教養として”っていうのがちょっとう~ん…って感じて、読むのは見送っていた。洋邦問わず、古典に偏っているけど比較的全時代的に、タイパなんかにも目配りがなされていて、納得の内容。おすすめ映画ガイドも気になる。

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 古典的ハリウッド映画の特徴は、何よりもまず「物語を優先する」点にあります。
 各種の技法は、効率的な語り(語りの経済性)を実現させるために動員されています。これによって観客を映画のなかに引き込み、我を忘れて物語に熱中する「夢の時間」を作り出すのです。
 登場人物の動機や物語の因果律(原因と結果)を明白に示し、ハッピー・エンドで締めくくること(あるいはあいまいさの残らない完結したエンディングにすること)も特徴の一つです。

 ほとんど無限とも思えるほどの大量の映画作品を前にして、どうやって今日これから見る1本を選んだらいいか――。
 入門段階においては、あえて情報量に制限を描けることも有効です。
 そこで、私がみなさんにオススメしたいのが、古典的名作とされる映画を選択的に見ることです。
 村上春樹のベストセラー小説『ノルウェイの森』の登場人物に永沢という古典文学の愛読者がいます。彼は「時の洗礼を受けていないものを読んで貴重な時間を無駄に費やしたくない」という理由で、「死後三十年を経ていない作家の本」は原則として手にとらないようにしています。
 文学に比べて歴史の浅い映画の場合、「作者の死後三十年」は「公開から三十年」を読み換えるのが妥当なところでしょうか。もちろん、これはあまりの極端なポリシーです。
 しかしながら、「時の洗礼」という観点はなかなかどうして核心を突いています。

 似たようなテーマを繰り返し取り上げる小津の姿勢は、同時代の批評家や若手の監督たちからもたびたび疑問視されていました。それに対して小津は自身を「トウフ屋」になぞらえて煙に巻くのを常にしていました。
  いつも同じような作品だと人にいわれるがわたしは自分をトウフ屋だと思っている。トウフ屋では焼ドウフ、ガンモドキ、アブラアゲしか出来ない。トウフ屋にシチューやトンカツをつくれといってもムリだ。それはトンカツ屋にまかせればいいので、サシミとトンカツが並んでいるような店は大ていうまくない。だからデパートの食堂はまずいんだよ。
また、別の機会には「トウフ屋」の例を挙げたあとで、「ひとには同じように見えても、僕自身はひとつひとつに新しいものを表現し、新しい興味で作品に取りかかっているのです。何枚も同じバラを描きつづけている画家といっしょですよ」と答えています。

素人が適当に撮った映画は独創的なのではなく、多くの場合、たんに粗雑な印象を与えるだけです。ルールを知らず好き勝手に撮るのと、知っていてあえてそこから外れるのとはまったく違います。

「批判」はたんに悪口を言うことではありません。
 この言葉の第一義的な意味は「物事に検討を加えて、評価・判定すること」であり、そこには良い点を見つけることも含まれます。「批評」もこれとほぼ同じ意味を持つ言葉です。

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2025年02月28日

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映画鑑賞熱が高くなったときに読んでみた本。恐らく映画鑑賞における基礎中の基礎といえる本であるが、作品を知るきっかけにもなる点で良かった。 巻末の年代別の代表作リストも活用できる。

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2025年02月09日

Posted by ブクログ

なるほどね…
映画って、まだなんか退屈な時もあり、
映画館に行くのはハードルが高いのですが、
色んな見方があるんだなと参考になりました。

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2025年01月01日

Posted by ブクログ

名作紹介本的な感じで役に立ちました。
しかし、「仕事と人生に役立つ教養としての映画」というタイトルではあるけど中身は名監督の演出テクニックなどの解説が多い。
また、著者の主観的な意見が非常に多く、タイトル通りの内容を期待してはいけない本だった。

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2024年09月10日

Posted by ブクログ


映画を観る価値から見つめ直せる一冊。

普段映画を観る時はなんとなーくで観てるから
歴史的背景や監督の構図などのこだわりやオマージュも意識しながら観て、何かしらでアウトプットすることで深まっていくんだなと。

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2024年08月11日

Posted by ブクログ

映画を見るにあたっての心構えがわかった。
少し挑戦するような気持ちで映画鑑賞を楽しみたいと思える一冊だった。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

2024は教養を深めたいイヤーということで購入。娯楽、エンタメとして映画を摂取してきた身としては新鮮に思う部分が多々あった。
映画の時代背景や技法、監督をはじめとしたスタッフへの着目、映画同士のつながりやモチーフ、オマージュなど知れば知るほど映画が面白くなり楽しみ方が変わりビジネスや会話にも活かされるという発見ができたことが収穫。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

漠然と映画が好きというところから、こういうところを見ればより映画が楽しめるんと気づいた。特に「小津」作品の事例が僕的には秀逸。

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

とてもわかりやすく映画の成り立ちをまとめてくれているが、少し読み物としては軽い。
また評論本なので取り上げられている映画を見ていないと楽しめない

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2023年08月21日

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