【感想・ネタバレ】佐藤春夫台湾小説集 女誡扇綺譚のレビュー

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Posted by ブクログ

ここで描かれているのは100年以上前の台湾なんだけれど、当時の光景が目の前に浮かんでくるようで、当時とはまた趣を変えているに違いないが、また台湾に遊びに行きたくなった。

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2022年07月28日

Posted by ブクログ

詩人・作家の佐藤春夫が1920年に訪れた台湾に着想を得た小説集。小説というよりも紀行文に近い。読みながら実際の足跡を辿るのも良し。阿罩霧で訪ねた林家は実在する霧峰林家のこと。邸宅は今でも保存されている。また後に台湾映画映画セデック・バレの舞台になる霧社も訪れている。

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2021年05月02日

Posted by ブクログ

佐藤春夫が1920年夏に数ヶ月かけて旅行した台湾。その旅行の体験を元に描かれた小説・随筆9篇収録。
ただ「台湾ネタの作品集めました」な編集ではなく、冒頭に春夫の旅程とそれに対応する作品を地図上にマッピング、各作品のトビラには当時の写真などを使用するなど、作品の収録順含めてとても丁寧な編集(おそらく作品の収録順は、旅程の日程にあわせた流れにしてあると。なので、雑誌初出順ではない)。
また、編者がこの分野に詳しい河野先生なので、巻末の解説がとても充実。この春夫と台湾の関係について興味を持たれた方は、編者が2019年に出された本『佐藤春夫と大正日本の感性―「物語」を超えて』を読まれると、より詳細な事がわかるかと思います。

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2020年08月22日

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