あらすじ
日本は一つ、ではない。歴史も一つ、ではない。日本の歴史は、ぬるい……この国の歴史はこういうふうに動いてきた! 研究生活40年を経て辿り着いた6つの法則とは? 本郷日本史の集大成
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 日本は一つ、ではない~この国は西高東低
第2章 歴史も一つ、ではない~もしも、あのとき…
第3章 日本の歴史はぬるい~変わるときは外圧
第4章 信じる者は、救われない~信じると大虐殺が…
第5章 地位より、血より家~世襲が、強い
第6章 日本社会は平等より平和を選び、自由をはぐくんでいた
<内容>
日本の歴史学者としては、かなり勇気を持った本だと思う。個々の事件などを緻密に論証するのではなく、俯瞰して、創造力を使って、そして勇気をもって「日本の歴史は…」と語った本。従来の歴史好きや学者には、好まれる書き方でもない。ただ、こういう本はもっとあってもよいと思う。もちろん書き手を選ぶ。一般のライターやジャーナリストではだめだ。ちゃんと歴史の中で学んだ人が書かないと信憑性に欠ける。そこは評価する。今回の内容については、ちょっと荒っぽいかな?と感じた。