あらすじ
母の死をきっかけに幸せを遠ざけ、希望を見失ってしまった瑞樹。そんなある日、季節外れの転校生・美咲がやってくる。放課後、瑞樹の図書委員の仕事を美咲が手伝ってくれることに。ふたりの距離も縮まってきたころ、美咲の余命がわずかなことを突然打ち明けられ…。「私が死ぬまでにやりたいことに付き合ってほしい」――瑞樹は彼女のために奔走する。でも、彼女にはまだ隠された秘密があった――。人見知りな瑞樹と天真爛漫な美咲。正反対なふたりの期限付き純愛物語。
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Posted by ブクログ
面白くてどんどん読めました。みずきはずっと敬語なのに美咲はめっちゃ話しかけているところとかが面白いです。最後は感動したけど少しついていけないところがあったので星4をつけました。
Posted by ブクログ
【君の限りある時間を、僕の出来る事全てで彩ってあげたい】
母を失くし、塞ぎ込む瑞樹が余命僅かな美咲と出逢う事で、生きる意味を知る物語。
己の性格と正反対な美咲を恐れていた瑞樹。
日陰に咲いた雑草のような自分と太陽のように朗らかに周りを照らす美咲の天真爛漫さが眩しくも羨ましかった。
だが、彼女はその命を刻々と削る余命幾ばくかの秘密を抱えている事を知る。
彼女の望みを出来るだけ叶えようと奔走する瑞樹。
築き上げても残る事の無い二人の時間に苦悩しながらも、美咲の夢や未来がこれからを生きる瑞樹の礎となり、行き先を照らすのだ。
王道
王道な出会いと別れの物語だった。ただ主人公の瑞樹が堅すぎるなってくらいの性格で、そこが他の作品とちょっと違うところだと思う。王道なだけあって、展開も予想できてしまい、最後の感動シーンは、ちょっとだけ感動が薄れちゃった感じがした。普通に面白かったので、興味ある人は読むべき。