あらすじ
静かな嵐のように突然現れた、藍衣の姉・梢依。彼女は藍衣に対して「いい加減、帰って来なよ」と告げる。母親との間に軋轢がある藍衣は、その言葉に上手く答えることができず、逃げてしまう。自由でいたいだけ。そう願っているはずなのに、梢依が現れたことで藍衣の日々は次第に窮屈になっていき、その苦しむ姿は結弦の目にも明らかだった。藍衣が後悔しない選択とは――その答えを見つけるべく、結弦は藍衣に寄り添い、一緒に水族館に行ったり、雨に降られてホテルへ逃げ込んだり、薫の手を借りたりしながら、言葉を重ねていく。そうして藍衣が手にした答えとは? そして薫の恋心の行方は? 恋と対話と後悔の物語、第4弾!
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前巻から随分と間が空いてしまった事もあり、ストーリーが思い出せず、初巻から読み直そうか迷っている内に数ヶ月の積読。
自らのレビューと前巻エピローグのみで読み始めましたが、本編は非常に心揺さぶられる内容でしたね。
決定権は無くても意見はシッカリと求められる年代だからこその葛藤…。
結弦・藍衣・薫の関係がどうなるのか、藍衣の母の意向を、姉の梢衣は上手く取り持てるのか。
いつの日か最終巻が発行されたら初巻から通読したい作品です。