あらすじ
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コンテナ技術の発展と普及に合わせ、現在ではさまざまなコンテナが提供されるようになっています。
「コンテナ」とはLinuxのカーネルの機能を使ったインフラ技術であり、1つのLinuxサーバーを複数のサーバーのように振舞わせることで従来よりもオーバーヘッドの低い仮想化を実現します。
コンテナの代表的な仕組みであるDockerを使うことで、さまざまなサーバー環境がパッケージ化でき、システムへ簡単に導入/移動/削除できるようになります。そして、これらの普及に合わせて新しいソフトウェアや独自の環境をコンテナ化したいという要望も増えて来ました。
本書は、コンテナの作成に広く使われている「Alpine Linux」を解説するものです。Alpine LinuxはOSに付属のソフトウェア群を極力削った軽量ディストリビューションであり、とても小さなフットプリントを持ちます。このため、導入が簡単で運用しやすい小さなコンテナを作ることが可能です。
本書では、OSとしてのAlpine Linuxの特徴を解説し、その導入の方法や基本的な操作をLinuxの基本から解説します。また、各種のサーバーの導入方法など、目的のソフトウェアを導入したシステムを作成するための手順を解説するほか、それらをDockerコンテナとするための手順も詳しく解説します。
本書の内容を学ぶことで、自分の目的に応じたオリジナルのコンテナを開発でき、それらを公開して運用することも可能となります。現代のシステムインフラストラクチャーに欠かせないコンテナ技術の実践的な活用法を学べる一冊です。
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Posted by ブクログ
# Alpine Linuxの操作を通じて学ぶ、Webアプリケーションの基本
## 面白かったところ
- 初学者でも中級者でも、UNIXコマンドの基本を学習・復習できる点
- Alpine Linuxだけでなく、CentOSやUbuntuなどの主要なLinuxにも触れることができる点
## 微妙だったところ
- Docker × Alpine Linuxの実践的な開発環境構築というよりは、そのために必要な知識の学習に重きを置かれており、イメージと異なった点
## 感想
一言で言えば非常にエモい一冊だった。
駆け出しの頃、会社の先輩とLinuxサーバー(物理)を構築してUNIXコマンドを学習したり、Vagrantを使って要件を満たすLinuxサーバのユーザやグループ、権限周りを学習した記憶が蘇る。
具体的なコマンドのオプションや引数の順番なんかは忘れたけど、「何ができて、何をしたいときに、どんなコマンドが存在するのか?」ということはしっかり記憶に刻まれていたため、あのときの経験がとても生きていると感慨深くなった。
復習することで、今まで使っていたコマンドの新たなオプションを知ることができとても有意義だった。
# alpinelinux #unix #linux #docker #dockercompose