あらすじ
「過ぎてようやく気づく。京味は、味だけでなく、店の佇まい、気遣い、動き、会話、香り、リズム、気配、すべてが日本の文化そのものだった」――阿川佐和子氏推薦! 17年にわたる取材で伝説の日本料理店「京味」料理長・西健一郎の門外不出の流儀を描き切った、唯一にして最高のノンフィクション! これぞ日本人の魂。当代きっての天才料理人は、いかにして調理場に立ち、客をもてなし、生涯を閉じたのか。秘伝のレシピも掲載。
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Posted by ブクログ
「死ぬまで、勉強」
この言葉は一生忘れない
最後の章で綴られていた
西さんの料理に対する想い
西さんの最後のことばに
思わず涙が出てしまった
料理を作ることを、食材を
それを食べてくれるお客さま一人一人を
とても大切にされていて
和食の最高峰と言われるほどすごくても
毎日反省して、もっと良くできたのではと
常に磨いて
勉強し続けていた
高級食材で作られた料理だけが
美味しいものではない
その食材の本当の良さを引き出すような
手間をかけた調理法と技術で
造られた逸品こそ…
人は、もう一歩も進めないと思うくらい
辛く苦しい時でも
お腹を満たせば、前を向くことができる
なんでもない日常でも
誰かと美味しいものを食べて
喜びを共有することができる
食べることは生きること
と良く言うけれど
ほんとうにそうだと思う
すごい…