【感想・ネタバレ】野球データ革命のレビュー

あらすじ

数字が示す、
新たな勝利の方程式!
ひとつの球種を同じコースだけに投げ続けるのが効果的
フォーシームは高めに投げてこそ価値が高まる
変化球はフォーシームとの球速割合が重要 ほか
最新テクノロジーを駆使して得られたデータと、
最新の投球・打撃理論が満載!
データ活用術 スペシャル2大対談
打者編 ×秋山翔吾選手(シンシナティ・レッズ)
投手編 ×平良海馬投手(埼玉西武ライオンズ)
MLBのデータも多数収録!
著者は、以下のように述べています。
テクノロジーの発展によって、今まで感覚でしかわからなかったことが、リ
アルな数字で見えるようになり、まさに本書のタイトルどおり『データ革命』
が起きている。これまでは、指導者の経験則や感覚だけで「腕を振りなさい
」「バットを強く振りなさい」といった教えが数多く存在していたが、『デー
タ革命』によって正しい技術や動作を認識・確認できるようになった。
一流選手には、結果を残している理由が必ずある。本書ではスポーツ科学で
解き明かされた理論や、データで新たにわかった事実をわかりやすくまとめて
いる。中学生や高校生であっても、参考になる技術や考え方がきっとあると思
う。
本書を通して、今までとは違った視点での技術向上のヒントを伝えることがで
きたら、著者としてこれ以上嬉しいことはない――本文より
■目次
第1章 投球基本概論
球速が上がるほど打球の角度は下がる/「ボールの変化量」を知ることで自分
の特徴がわかる/MLBで活躍する日本人投手それぞれの特徴/変化球はフォー
シームとの球速割合が重要/ストライクが先行すれば打球速度も打球角度も下

がる ほか
第2章 各球種の活用術
MLBではフォーシームの投球割合が減っている/高めに投げてこそフォーシー
ムの価値が高まる/高めのフォーシームを基点にピッチトンネルを作る/カー
ブは球速が上がるほど空振り率が上がる/投げ方に合った変化球が存在する
ほか
スペシャル対談1 投手編 平良海馬投手×森本崚太
第3章 OPSを高めるための打撃論
「打順」よりも「誰を使うか」が重要/打球飛距離を伸ばすための3つの柱/
長打の確率を上げる「バレルゾーン」/19度上向きの軌道でボールの0.6セ
ンチ下を打つ/内野フライが多いほど長打が増える可能性 ほか
スペシャル対談2 打者編 秋山翔吾選手×森本崚太

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Posted by ブクログ

野球界におけるデータの進化が一目瞭然。実際の野球経験者のアナリストだからこその実践的なデータ野球。

野球界にあけるデータの進歩は著しい。セイバーメトリクスに始まりスタッドマンなどの記録技術の進歩。ただし実際にプレーするのは人。選手がイメージする姿と実際は異なる例も多いことだろう。

本書の著者は実際に國學院久我山でプレーした選手とのこと。また平良海馬投手、秋山翔吾外野手にインタビューすることでより実践的な内容となっている。

あのお股ニキ氏のさらに専門版のようなイメージ。高校球児などにも分かりやすいものを作ろうとした意図は評価したい。

ダウンスイング?全盛に育った自分にはバレルゾーンなどの視点が本当に面白い。

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2021年09月30日

Posted by ブクログ

かつて言われていた指導が今と噛み合わないのは、野球だけでないにしても目から鱗な話が多くて、読んでいてめちゃくちゃ楽しかったです。
この本が2021年に出ているので、今はもっと進んでいるのかもしれないですよね。
データをいかに有効活用していくか、どう活かしているのかを考えながら見ると、野球の見方も幅が広がって面白いですね。
分かりやすく素晴らしい一冊でした

0
2025年01月17日

Posted by ブクログ

久々の野球理論本。データの性質上MLBの話が多くてあんまりピンとこない選手もいたけど、まぁまぁ面白かった。投手・野手共に「リスク管理」っていう視点でもデータ見てみたら面白そうやと思う。ただ取り扱っているデータがかなり詳細なデータやったんで、野球観戦のお供にちょっとデータ見て楽しむって感じの人には合わへんかも。

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2021年09月23日

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