あらすじ
二千年以上にわたり重ねられてきたインドの思想的営みから,私たちは何を学ぶことができるのか.世界のなりたち,存在と認識,物質と精神,業と因果,そして言葉それ自体についての深い思索の軌跡を,具体的なテキスト読解をふまえながら学ぶ.難解と思われがちなインド哲学のおもしろさと広がりをとらえる,刺激的な入門書.
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Posted by ブクログ
インド哲学10講
何故この本を借りたのか?それすら忘却の彼方ですが、インドの哲学をその思想ごとに10にまとめて10講とした新書です。
神話と哲学がいっしょくたになっていた時代からはじまり、神話的要素や宗教的要素がそぎ落とされ、思想体系としてまとめられてきたという時代の流れは理解できました。
よく聞く「ブラフマン」や「アートマン」、「カルマ」などの言葉の意味も大体わかったつもりになりました。
でも、残念ながら哲学の本質的な問いである「この世界はどうやってできたの?」や「わたしはなんで生きているの?」は純粋な思考を続けていくとただの詭弁になってしまうんじゃないかなというのがこの本を読んだ感想です。
科学もまた一種の宗教ではありますが、理論と実験の両輪を回すことによって真実に近づくというアプローチの方が純粋な哲学よりも竹蔵の好みではあります。
そういうことを考えるきっかけになったということで、良い本ではありました。
竹蔵