【感想・ネタバレ】子育て罰~「親子に冷たい日本」を変えるには~のレビュー

あらすじ

「子育て罰」をなくすか、子どもを日本からなくすか――。少子高齢化が加速する日本において、出生数の回復は急務であるにもかかわらず、日本は先進諸国に比して家族関連社会支出が極端に少ない。本書では「子育て罰」を「社会のあらゆる場面で、まるで子育てすること自体に罰を与えるかのような政治、制度、社会慣行、人びとの意識」と定義。親子につめたい「子育て罰大国・日本」は「子どもにやさしい国」に変わっていけるのか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本では、ひとり親家庭の就労支援をするよりも現金給付などの支援の方がより効果的だという内容があった。自民党はとにかく現金給付をしたがらず、カネを配る以外の支援をしがちだということもわかった。また両親の収入により手当てがある無しの区別もあり、子育て世代の分断も招く。データを提示されながら、改めて子育て支援の貧弱さを確認し、主な政治家たちは少子化に全く感心がないことが感じられる。その感心の無さ(もしくは余裕の無さ)が庶民にも伝播し、結果子どもの泣き声でクレーム、ベビーカーを蹴るなど冷たい社会を更に加速させている。

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2022年05月31日

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