あらすじ
正確なアナウンスと血の通った言葉で
人々に寄り添い、励まし、希望と安心を与える
日本テレビ系「news every.」の藤井貴彦アナ、初の著書がついに登場!
いまの時代だから大切にしたい、「相手に伝わる言葉の選び方」
丁寧に視聴者を思いやる言葉が
「心に染みる」「上司にしたい」と人気の藤井アナ。
その裏にはストイックな努力と、
入社以来27年間続けてきた「5行日記」の習慣がありました。
何を書き留め、どのように言葉と向き合い、自分の土台を作り上げたのか、
を藤井アナ自身の言葉で綴った一冊。
まるで本人の声が聞こえてくるような文章を、ぜひお読みください。
★伝えたいことがある人に、おすすめです
・自分の考えがうまくまとまらない
・部下にもっと効果的な声かけをしたい
・日記やメモをつけているが、ただ書いているだけでうまく活かせていない
・言葉の力で、自分を変えたい
★発した言葉が、自分をつくる
「ほんのわずかな伝える準備で、自分の周りのみなさんの表情が変わっていきます。
その表情に囲まれたあなた自身も、さらにいい変化を見せ始めるでしょう。
悪循環を好循環に変えるのは、あなたの『伝える準備』です。」
(「はじめに」より)
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Posted by ブクログ
藤井アナの人となりが何となくこの一冊で分かった気がします。
一文一文から、
言葉のプロフェッショナルを感じました。
後輩への注意、指導の一つでも言い方が複数通りあり、
伝え方1つで後輩の受け取り方、モチベーションの維持につながると言う考え方は今後の自分の後輩への対応のお手本にしたいと思います。
藤井アナは、
読み手としてただ読むのではなく、
書き手、記者の方が気持ちを込めた原稿をいかにしてテレビの前の視聴者に届けるのか、伝えるのか。
その準備のプロであると思いました。
普段、聞き流しているニュースもプロとプロの技の融合なんだなと思うと、
"伝える"ことに全てをかけてもらっている以上、
"聞く"事を雑にしてはいけないなと思いました。
非常に完結型で読みやすく、
また読み直したいなと思うおすすめの一冊です!
Posted by ブクログ
言葉を寝かせ、選び直すこと。ひと工夫すること。
言葉をストックすること。組み合わせること。
そのことによって起きてくる化学反応を見ること。
発した言葉で自分を汚さないようにすること。
何気ない日常を大切にし、書き留めておくこと。
藤井さんがアナウンサーとして積み重ねてこられた大切なご経験、読んだからといって即座に真似できるものではないけれど、まずは日記の書き方を改めていくことから始めてみます。
言葉に対する、プロフェッショナルなあり方が伝わってくる本でした。
Posted by ブクログ
言葉は暴力にもなるし、助けにもなる。いい使い方をするには良い準備が必要。いい準備をするには時間をかけて地道な取り組みが欠かせない。当たり前ではあるが、そのことを実践している様子がよくわかった。
Posted by ブクログ
自身が日記を書き始めたこと、営業として言葉を発する機会が多く、タイトルに興味を持ったことが本書を手に取ったきっかけです。
コロナ禍を機に藤井さんのお言葉がネットニュースになったりと、元々良い印象を持っていたのですが、実際後半コロナでの言葉選びの項目もあり、元の印象のまま素晴らしいお人柄だということが理解できました。
言葉選び、お話の構成も上手で、あと文字数も多すぎないため読みやすいかと思います。各パート終わりに問いがあり、最初は自分の答えが出せないことにストレスを感じながらも読み進めていきましたが、最後には満足感があったので評価として星5。もう一回読み返しても良いかな。
個人的に印象的なのは人前での発言が苦手だから言葉の選び方に力を注ぐという項目。全ては記載しませんが、1まずは自分の言いたいことを吐き出して整える。2意地悪な質問を想定する。
就活の時のお話がありましたが、「人の幸せを自分の幸せとするセルフエンターテナー」という言葉はいただこうと思いました笑
また、おわりには私自身も悩ましいと感じる部分の記載があり、結論として今、まず日々を大切に、日記の書き方、言葉選びも少しずつ工夫していこうかなと感じました。
Posted by ブクログ
特に何かを伝える職業の人は全員読んだほうがいいと思う。言葉の力と誰がいつ言うかって本当に重要なんだなと。藤井さんは自分のことも世間も恐ろしく客観視できている人なんだと思う。技術×ニンのすごさが分かる本。
Posted by ブクログ
真剣勝負の際は「相手を上回る準備をする」
言葉のわらしべ長者をする、ネガティブアドバイスを変換する、その言葉をさらに変換する、それを繰り返していくうちに少しずつ感情の入ったポジティブな言葉にしていく、それが言葉のわらしべ長者。
ものの成り立ちがわかれば、努力の仕方が見えてくる。努力の仕方が決まれば、あとは頑張るだけ。そこからは単純作業。できない理由が解明できた時には飛躍的な成長が待っている。そのための1つのアプローチ方法としてすべて書き出すという方法がある。
言葉は調味料と同じで果たしてくれる役割は大体決まっている、それをかけ合わせると料理と同じで化学反応が起きる、それは長年の勘がものをいうので、だからこそ、多くの言葉のストックと言葉を組み合わせる実験が大切。
発した言葉は自分を離れているように感じるが、本当はその言葉が自分を作り上げている。
人前での発言を鍛える方法は2つあり1つ目は言葉選びに力を注ぐ。
2つ目は意地悪な質問を想定する。話すのが苦手な人は、想定していない質問に対してパニックになりがち、その中に、意地悪な人だったらどう聞いてくるかという視点を入れておく。そのフィルターを入れておくことで、守備範囲が広がる。これによりどんな質問が来ても大丈夫という自身が生まれる。
日々言葉に触れ、使うことで、自分を高める。それがいつか、自分の存在以上の力を持って自分に戻って来る。
否定的な言葉で希望を綴ることは出来ない。発する言葉が自分を作るが、発する言葉は未来をもつくる。
Posted by ブクログ
5行日記と響く言葉
自分が紡ぐ言葉が自分を創りあげる。
その事がとても説得力ある伝え方でありながらも
藤井さんの素の部分が垣間見える事で親近感さえ感じながら読み進めました。
さすが藤井さん、私も自分の言葉をさらに美しく使いたい気持ちにさせられたのでもっともっと語彙力や表現力、言葉の化学反応を楽しむ力をつけたいと思いました。
Posted by ブクログ
読みやすい文章!
具体例まで書かれていてキーワードがすごく分かりやすかった。
伝えるということだけでなくて、
やりたくないことほど真剣に取り組むという考え方の根拠が明確で分かりやすかったです!
実践に移したい!
Posted by ブクログ
自身の発する言葉との向き合い方を考えたのは初めてかもしれない。
普段人と話す際は「伝わる」話し方を意識しているが、それは言葉選びというより、話す順序や抽象度の調節だ。相手の反応を伺いながら、上手く伝わっていないと感じれば都度伝え直している。
一方、著者はアナウンサーだ。情報を一方的に伝える職業で、相手の反応など見えない。修正する機会も与えられていない。つまり、彼等の「伝える」は一発勝負に近い。
だからこそ、彼らは言葉選びに細心の注意を払っている。彼らはそこに誇りさえ感じている。
私の"伝え直せばいい"という考えは甘えなのかも。もっと使う言葉にこだわりを持とうと感じた。
ちなみに、私が1番驚いたのは本書の中で紹介されている著者の日記の表現力の高さだ。こうみると、私の日記は小学生が連絡帳に書くひらがなだらけのかわいい文章と何ら変わりない。
Posted by ブクログ
コロナ禍に見たニュースでの発言がずっと離れず、読んでみました。
アナウンサーとしても一流だが、この人の紡ぐ言葉の素敵な理由が分かりました。誰かに勧めたくなる本です。
人に伝える
人に伝えるというのがどういうことなのかとか伝わりやすい本でした。ニュースでの立ち振る舞い等本に出てると思います
言葉の力
本屋さんで白色の本があり、珍しいので読むことにしました。伝える準備が何かな?と思い読みました。
普段使っている言葉に、人に与える影響、自分をつくる影響があるんだなと思いました。
自分の言葉を大切にしようと思います。ありがとうございます。
Posted by ブクログ
藤井さんの真面目さ、誠実さ、謙虚さが伝わってきた。きっと会社人時代は孤独もあっただらうに穏やか。藤井さんから毒も聞いてみたいわ。笑。
気分にムラもなく、アンガーマネジメントもしっかりできた方。きっと一緒にお酒を飲んでも何も変わらず謙虚なのかなあと想像してしまう。人柄が出ている一冊。
Posted by ブクログ
大きく2つ学んだ。1つは、後輩などへのアドバイスの時、言葉を選びポジティブに言い換える。その方が相手に届く。「その文章、あんまりおもしろくない。」を「あと少しで合格点かな。」というように。2つ目は、5行日記。限られた言葉で、あとで読み返して、その時の気持ちなどを思い出せるように言葉を練って記す。特に2つ目は実行したい。年を取って頭が硬くなってきてるのか、なかなか良い表現を見つけるのは難しいけど、頭の体操になるし、言い表し方も幅が出ると思う。
アナウンサーの仕事への取り組み方も伺えて良かった。
Posted by ブクログ
日記は自分を振り返る為に書く。「言葉は自分を作る」という視点から、日記を活用する方法を紹介。5行の日記を手書きで書くことで、感情を整理し、自己対話を深める。否定的な言葉を肯定的に言い換え、他人を傷つけない言葉を心がける。また、過去の日記を振り返り初心に帰ることや、相手に誤解なく自分の言葉を伝える重要性も強調している。
Posted by ブクログ
言葉を扱う人の
言葉の選び方、伝え方
非常に勉強になりました。
つい最近、言葉の使い方を間違えて
とても大切な人を傷つけたばかりでした。
言葉はとても大切
武器にもなるし自分を守ることもできる
なんて、子ども達に伝えてきていたのに。
気持ちがのらなくなって
この気持ちを残したくなくて
ずっと書いていた日記もその日で止まっています。
でも、それでもいいんだな。
できるだけネガティブワードは控えて
また今日から再スタートしようと思う。
今のわたしには必要な一冊でした。
Posted by ブクログ
アナウンサーの中では抜群の好感度を感じている藤井さんの著書ということで読んでみた。ニュースなどで拝見する印象の通り、藤井さんの優しさや誠実さがにじみ出る文章で好印象。藤井さんほどの方でも悩んだり苦労したりして、そして、たくさん考えて行動に移す、というようなことをされている舞台裏が垣間見れて、好感度はさらにアップ。
Posted by ブクログ
“相手を頭に思い浮かべた言葉こそが届く“
藤井さんの温かい人となりは、
日々の言葉に込める想いを大切にしているからこそ
生まれているものだと、強く思った!!
長年にわたって会社にあるボールペンで綴る日記、
言葉の発信の意識、受け止め方、
そして伝える者としての責任…
藤井さんの温かい言葉の数々は日々の
積み重ねから来ているんだなぁ〜
本作を通して、本当に謙虚で偉大な人は
藤井さんみたいな人を指すのだと思った。
私も言葉をカラフルにするために、
5行日記を始めてみよう!!
Posted by ブクログ
行き詰まったら、書く
何がやりたいかわからなかったら、自分の好きなこと、いやだと思うことを書けるだけ書く。
それを集めて三本柱を作る。
人間誰しも悩んでることには苦手が含まれている。
何が苦手なのか把握することが大事。
なんでいやなのか考えてみること。
仕事を通して自分が成長するなら、本気で取り組んだ方がいい。
いくつになっても恥を捨て、チャレンジすること。
その素晴らしさは、恥を捨ててチャレンジした人にしか味わえません。
苦しい時ほど多くの経験を得られる。
誰かを支えたり、励ましたり、喜ばせることに言葉が使われたら、日常はもっと素敵になるでしょう。
就活や面接、プレゼンのときにもう一度読みたい。
Posted by ブクログ
たった3行、されど3行日記の積み重ねが、テレビを見てる人の心に刺さる言葉を生み出しているんだと感銘を受けたと同時に、地道な積み重ねの上に藤井アナがいるんだと親近感を覚えました!
Posted by ブクログ
たくさんの言葉を引き出しに集めておいて
その人にフィットする言葉を見繕い、最後にひとつに絞る。
過去の自分がどんなことを考えていたかを思い出し、振り返ることで自分の成長や現在地を知ることができる。
緊張は、何に緊張しているか把握できていない時に起こります。具体的に緊張の仕組みを解明できたときに、あきらめという名の緊張緩和が訪れます。
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日テレアナウンサー藤井貴彦さんの著書。
言葉の取り扱い方、感情の持ち方、日記の役割
優しい人柄が現れている。
私も今年から短文の日記を始めている。
藤井さんのようにカラフルな言葉で、思いのままを表現して言葉を書き留める、一歩引いて気持ちの整理をする
藤井さんの書き方を真似しよう。
Posted by ブクログ
この本の文章からも、藤井アナの優しい人柄や誠実さが伝わってくる。過去の自分の反省から言葉の持つ意味をものすごく大切にされている方。全方面に対して言葉を正しく伝えようとしている。彼の言葉遣いは一朝一夕では身に付けられない、長年の努力の賜物。さすがでした。
Posted by ブクログ
言葉を寝かせる
・同じ意味でも表現を工夫すれば伝わり方が変わる
・例:「高音が続いてつらい」→「低音を増やしてみよう」などポジティブに変換
寝る前にやることリストを作る
・「したいこと」と「しなければならないこと」を分けて書き、所要時間を記載
・翌日の行動が明確になり、余計な不安も消える
徹底的に書いて自分を知る
・やりたいことがわからないなら、好き・嫌いを書き出す
・似た項目をグループ化し、自分の傾向を把握する
仕組みを理解すれば努力の方向が見える
・悩みには苦手の本質がある
・構造を理解することで解決策が見えてくる
やりたくないことへの向き合い方
・①「なぜ嫌か」を分析し、手をつけるかそのままにするか選ぶ
・②「やれるところだけやる」。少し進めると景色が変わる
恥を捨ててチャレンジする
・「エイヤー」で挑戦すると経験値が増える
・苦しい時ほど成長できると考えて取り組む
・その素晴らしさは恥を捨ててチャレンジした人にしか味わえない
言葉の読み切り位置で意味が変わる
・例:「お食事券けん」と「汚職事件」の違い
・読む位置の違いで伝わり方が変化
緊張の仕組みを理解する
・何に緊張しているか分かれば緊張は和らぐ
・「うまくやろう」と思うこと自体が緊張の元
5行だけ日記を書く
・制限があるからこそ言葉が深くなる
・例:「雲のかかった富士山」→「富士山が恥ずかしがっています」
意地悪な質問を想定して備える
・話すのが苦手な人ほど質問想定が足りない
・厳しい視点からの質問も事前に考えておく
Posted by ブクログ
言葉を大切に扱い、相手に伝えるための準備を欠かさない取り組みに感心する。思ったことをそのまま発する前に、相手に伝わる言葉を選べるようにしたいと思う。
Posted by ブクログ
オーディブルで視聴。
失礼ながら著者の藤井アナウンサーのことは知らなかったが、言葉を仕事とする人の一言一言に込める想いがよくわかった。
前半のネガティブな内容をポジティブに言い換える練習や、言葉の親として責任を持つ、という考えはとても役に立った。
後半、伝える準備というより、日記をつけることの効能に集中していたのが少しもったいなかった。