あらすじ
いつか、ここに、遠くに、存在した誰か。
言葉によって、わたしたちは出会える。
――柴崎友香さん推薦
シャーロック・ホームズの翻訳者だった父が倒れ、四姉妹の末っ子リブロは家族の歴史をたどりなおす。
時空を超えて紡がれる、風変りでいとしいファミリー・ストーリー。
「そこでは、もうとっくのむかしに死んでしまった人たちが、みんな生きていた。リブロの目の前、ここに、生きていた。」
百年前のロンドンから、戦争と震災をへて現在まで、家族の記憶とホームズの物語が鮮やかに交錯する――。
無数の喪失を超えて生き続ける言葉の奇跡を描く、注目作家・小林エリカの最新傑作小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最後、ドラマチックに全ての違う時間の場所の、物語が集結していって、涙をだらだら流しながら読みました。読後感が素晴らしい。。。。
どんな時代にも、辛いことや苦しいことを抱えて、人が生き抜いて、そして死んでいって、その人生は少しづつ誰かが受け継いでいって・・・
これが読めて嬉しい。
Posted by ブクログ
亡くなった父について書かれているということだけでキュンとする。
「交霊」も読んで、生と死の境目は意外と曖昧なものだと感じる(信じる)時が自分にもいつか来るのだろうかと思った。
Posted by ブクログ
「シャーロック・ホームズの翻訳者だった父が倒れ、四姉妹の末っ子リブロは家族の歴史をたどりなおす。時空を超えて紡がれる、風変りでいとしいファミリー・ストーリー。」(講談社紹介文より)
タイトルはもちろん、ホームズ作品からの引用。また家族の会話の中にもホームズネタが織り込まれている。
犬の名前、夕食の豪華さには「今に、青いガーネット入りのガチョウ肉だって出てくるかも。」
いちいち、エピソードがマニアックだ。
家族の一代記であり、また、介護小説の側面もある。
文章はわりと軽めで、読みやすい。
両親が出会ったきっかけが、2人ともエスペラント語に興味があったから、というのも面白い。