【感想・ネタバレ】大正史講義のレビュー

あらすじ

わずか15年間の大正時代にはロシア革命、第一次世界大戦、関東大震災など内外に大きな出来事が生じ、日本の社会も大きな変化を余儀なくされた。そしてその変化とともに大衆が登場して政治を動かし、「劇場型政治」が展開していく。この激動の昭和の原点ともいえる複雑な時代をどう見るべきか。その歴史を見るための視座を提供すべく、23名の第一線の研究者が最新の研究成果を結集。26の論点によって、大正時代を正面から描きなおす、まったく新しい大正史入門決定版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大正デモクラシーという言葉だけでは良く分からない大正時代についての講義集。日本の政治と民衆の変化、国際政治の動きとの関係など、大正時代のデモクラシーが昭和初期の軍国主義に繋がっていった時代だけに、現代の状況と重なるものを感じざるを得ない。歴史に学ぶことは重要だと感じた。
本書ではそれぞれの専門家達によるテーマ毎の講義が並んでいるので、登場する人物や専門用語の知識がないと一読して理解するのは難しいと思う。何回か再読が必要だと思うが、「鬼滅の刃」の舞台でもある大正時代を知ることの重要性は増している気がする。

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2021年12月13日

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