感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年05月23日
あさのさんの心情や、残されたご家族のことに思いを馳せては、ぐしゃぐしゃに泣きました。
いつかは誰もが亡くなるし、その度にそれぞれが悲しみに沈むけど、それでも生きていくためには、を、この本を読んで考えました。私の場合、家族と別れればひとりぼっちですが、一人で抱え込まないこと…友人やお医者さまにときに...続きを読む頼ること、しっかり悲しむこと、それだけの時間を確保できるだけのお金も蓄えておくこと。
Posted by ブクログ 2022年03月12日
『鬱というのは、病気なんだ。君の自殺は、病気の発作で亡くなったのと同じことなんだ』思ってもいなかった大切な人の死。手紙形式で伝える想い。心に残る。
Posted by ブクログ 2021年08月22日
自殺で亡くなってしまった友人への手紙の形式を取った随筆。友人の突然の死に直面した著者の心の葛藤は、読んでいて非常に辛くなってしまった。時間は巻き戻らない、という当たり前のことを改めて認識。
Posted by ブクログ 2022年01月01日
わたしも大事な大事な友人に手紙を
書きたくなった。
あさのさんが綴った言葉も
もしかしたら
吐き出したに近いかもしれない言葉も
その1つ1つが
ずしんと重く重く響いていく。
でもそれは、決して苦しいものじゃなくて
わたしの中でぐるぐる回る
沢山の感情と思いが
いいんだよ、それで
そう肯定されている...続きを読むような感覚だった。
「死んじゃだめだった」
そう言えなかったし言いたくなかった。
いなくなってしまったことは
悲しいしさみしいけれど
その事実を、その選択をした彼を
わたしは受け入れたかったから。
届けるすべは持っていなくても
わたしも手紙を書きたくなった。
ううん、きっと届けられる。
届いているよね、きっと。
Posted by ブクログ 2021年11月18日
大切な友人を失くしてしまった作者が、ていねいに、ていねいに、その時々の状況と悲しみを記した物。亡くなった友人は、すごく魅力的な人だった事が文章の隅々から感じられ、深い悲しみに私自身も押しつぶされる様だった。 うつ病を発症する人は、周りにもいて、その苦しみを初めて気づかされた本だった。
Posted by ブクログ 2021年08月01日
大切な人を突然悲しいなくしかたをした時の、心の動きが素直に綴られているように思う。
私には今のところ、幸いにも経験がないけれど、そのなくした人と自分だけが共有していた思い出が、なくなってしまうような気がして、こわいのだろうか。
私も、いざそうなったら、文章にせずにはいられないような気がする。
Posted by ブクログ 2023年07月05日
人間の価値、ただそこにいるだけで価値がある。なにかあったら話せることのありがたさ。亡くなって初めて気づくこと。死を乗り越えても人は生きていく。大切な人の死はどこまでいっても悲しいものだけど、いつか時間が風化させ、同じ気持ちではいられなくなる。訃報に際してどれだけ悲しんで、悲しみから生きていく糧を得ら...続きを読むれるか、糧を得られる死との出会いは人生を豊かにするかも知れない。
非常に読みやすく共感するストーリー。淡々と終わってしまった印象なので総括しての何かやもう少し読後感が欲しかった。
Posted by ブクログ 2022年04月11日
友人は突然、自らの意思で死を選んだ-。大きな喪失感と日々の「気づき」、初めての「遺品整理ハイ」…。声優・あさのますみが、大切な人の自死と遺された人々のこれからを綴る。SNSで発表された随想録を書籍化。
心がつらくなった。
Posted by ブクログ 2022年02月18日
手紙形式で進んでいくストーリー。徐々に「君」の輪郭が見え始める。器用で繊細。生活感のある室内で発見された君。「器用だから自殺もうまくいっちゃったのかもね…」。残された人たちで故人の思い出が美化されてしまうというのはすごく納得かも。記憶も薄れるし歪んでいきます。身近な人をなくしたときわたしが一番最初に...続きを読む忘れたのは声でした。高かったかも思い出せない。そうやってさらさらと砂のように消えていくのでしょう。故人を覚えていることがなによりの供養だというのを実感しました。
(「君」が独身でまだよかったのかなと思います。奥さんがいたら浅野さんのエピソードは世に出しづらかったと思うので…)
Posted by ブクログ 2021年11月10日
大切な友人へ向けた手紙はとても優しい言葉で綴られていました。お友達が魅力溢れる素敵な方だなと文章から伝わってきます。そんな人でも自死を選んでしまう、人の幸せは他人が判断できるものではないのだと感じました。残されたものはただ今まで通り、でも今までとは少し違う形で日常を過ごしていくしかないというのが悲し...続きを読むい。
Posted by ブクログ 2021年10月01日
本で読んで、自分はよかったと思う。
鬱で心療内科に10年以上かかっていたから、読んでどうにかなることもない。
著者のしたスマホのメモを全て転送したことは、彼との関係性によるものではないのかな、とても感じた。
身内をあっという間に失った自分は、交友関係も含め、全くわからなかった。
だから読んでごめん...続きを読むね、と思いながら読んだ。兄弟は内容を転送した。
それは身内だから許されるのかもしれないが。
そしてやっぱり、自分宛の遺書のようなものがメモに残っていた。
苦しみも悲しみも。
読んでいて、辛くなったが、読んでよかった。
同じ感情ではないけど、わかる部分もあって。
私も文章にすると、この気持ちが落ち着くところに落ち着くのかな、とも思った。
ちなみに心療内科に通っていた時、カウンセラーには、文章にすること、亡くなった相手に対して返ってこないけど手紙を書くことは、とてもいいから、と何度も勧められた。
Posted by ブクログ 2021年09月02日
自死で友人を失った人の心の動きが克明に描かれていて、いつかそのことすら失われてしまう前に記録しておきたいという気持ちもその意義もわかるし、その友人がとても立派で魅力的な人柄だったことも伝わってくる。しかし、だからこそ、彼のスマホに残されていたメモや日記的なものまで全て自分のスマホに転送するという行為...続きを読むの無神経さにギョッとなった。(現にその場にいた人でそんなことをした友人は他にいない)