あらすじ
米大統領選、東京オリンピックの延期、世界各地でのテロ、安倍晋三総理の辞任、人工知能の成長と普及、ビットコイン熱の乱高下……2020年は激動の一年だった。時に時代に抗い、時に日常を守り、創造を続けた日々の記録により〈集合的時代精神〉が浮かび上がる。1月1日から12月31日まで、366日/52週を52人でのリレー日記!
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Posted by ブクログ
正直、2020年は、まだそれほどでもなかったのかと思ったりもする。憂鬱さの度合い(打つ手のなさと、不透明であることの継続の長さ)が、今年の方が、遙かに増している。
それにしても、おじさん雑誌のルーティーンが、この年の1年間のリレーになると実に様々な感慨を与えてくれる。新潮文庫になったら、またその読み返す年の「現在」と重ねて色々な思いが生まれてくるのだろうか。
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この中の何人が今現在(2024年)生きているかはあんまり分かんないが、何人か亡くなった人はいる。内容的には思想が強そうな人や、よく分からん人、人間生活を送っている人と平々凡々な感じ。破天荒な人を連れてきて欲しかったけど、無理だよな。
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2020年という混乱の年を、52人の日記から振り返る。52人の、2020年の、意図的に切り取られたそれぞれの7日間。
3年前。ついこの間のよう。3年前も今も、右往左往していることに変わりはない。
坂本龍一氏の日記が、よい。文字の連なりようが美しくて、静か。
Posted by ブクログ
2019年1月からの一年を、1週間ごとに綴られてるダイアリー。やだね、パンデミックダイアリーだなんて。
ほんとまだ1月は全然で、2月からあれ?ってなって3月4月で一気に危機感爆発してって
でも今考えるとあの頃の感染者数って全然だったよなーとか、いろんなこと思い出させられる感じ。いろんな人たちがいろんな感情で、政府に怒ってる人もいるし、なんかそれぞれが詰まってて面白かったです
Posted by ブクログ
日記形式のって銀色さんと年いちで出る中野翠氏の(あれは日記ではないけど)くらいしか読まないから、普段、全然知り得ない画家、漫画家、ミュージシャンや芸術家の人たちの日常を知れて新鮮だった。
はじめの頃はまだ、どこかのんびり構えてたコロナの様相が、日を追うごとにステイホームになっていく様がリアル。
今、コロナはまさに制御不能の状態。
第二弾も出る?