あらすじ
会社人生の終わりが近づき、「役職定年」によって立場も奪われる。50代を取り巻く環境は厳しい。いったい、何をモチベーションに働けばいいのか悩む人も多いだろう。本書は、「1万人の話を聞いてきた男」が、先人たちのアドバイスを元に「50代を後悔しないためにやっておくべきこと」を説くもの。40代までと違い、「会社のために働く」という意識では行き詰る。そこで、50代を「会社人生から脱却するためのリハビリ期間」として、どのように組織人から「個人」へと脱却するかを説いていく。その一方で、自分の仕事を「集大成」するための方法を、豊富な先人たちの事例を元に紹介。また、現在は50代の4人に1人が他社へ転職するという時代。定年後に別の会社に再就職する人も含め、多くの人が気になるであろう「50代~定年後の転職事情」についても詳しく紹介する。定年後を迎えるのが楽しみになる1冊。
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Posted by ブクログ
20230129
50代の10年間は会社人間から脱却する
リハビリ期間に。
出世という意識を捨て去ろう。
出世競争にこだわったひとほど
定年後に苦労している。
マインドは会社2対自分8
名刺なしでも自分について語れるようになっておく。
教えるという分野のニーズは意外と高い。
自分が一番楽しく働けるスタイルを目指そう。
60歳までに5つ以上のコミュニティの住人になっておこう。
アウトドア系とインドア系、両方の趣味を持つ。
結局、面白いことをやっている人の周りに人が集まる。
自分が面白いと思うことを、面白がってやっている人になる。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
30代後半ですが、これからの人生を考える上で先人の知恵を借りれた一冊。
次の事に共感できる点が少しでもあればお勧めしたいす。
1. キャリアの後半戦の考え方
•50代以降は「やりたい仕事は降ってこない」 → 自ら動く必要がある。
•「やりたい仕事をするために一人部署を作る」という主体的な発想。
•定年後5年間を「試行と準備期間」と捉える。
2. 自分の生き方・行動指針
•「余命1年ならどう行動するか?」という視点で考える。
•常に「自分は何ができるか?」を分析し続けることが重要。
•50代以降は「出世競争」よりも「自分らしく生きる」ことを優先。
3. 人との関わり方
•失敗談や病気体験を「面白おかしく語れる」自分になる。
•人脈を棚卸しし、これからも付き合いたい人をリスト化。
•後輩と人脈をつなげて新しい価値を生む。
•「◯◯通信」など、自分の名前を冠した発信を定期的に行う。
4. 上司・リーダーとしてのあり方
•「良い上司」を目指す必要はない。
•後輩に任せ、成果は60%で十分。
•失敗を共有し、部下が挑戦しやすい環境をつくる。
5. 自分の価値の見せ方
•名刺なしで自分を語れるようにする。
•マウンティングをやめ、相手に関心を持つ視点を持つ。
6. 働き方と交渉
•転職は最後の切り札。
•会社との雇用条件交渉を試みる価値がある。
•年収大幅減が必ずしも当たり前ではない。
•人材不足の時代、経験ある人材の価値は高い。
⸻
全体のテーマ
•**「自分の人生をどうデザインするか」**が軸。
•50代以降は「周囲や会社に合わせる」よりも「自分のやりたいこと・できること」を中心に据える。
•キャリア後半は「人脈・経験・発信力」で勝負し、交渉や挑戦を恐れずに進む。
Posted by ブクログ
タイトルが気になり、購入しました。というのは、自分自身、20年近く勤めていた会社を退職した経験があったからです。その後運良く再就職が決まったものの、短期間で退職せざるを得なくなりました。また就職できたとしても、長く続かないのではないか、とか、後ろ向きになっていたタイミングで、本書を読みました。本書は、ある程度実績を残したビジネスマン、中間管理職層に向けて書かれているので、自分の実情に合わないところもありました。その一方で、「雑務をこなせるマルチタスク型人材になっておく」「かつて学んだことの学び直し」「アウトドア、インドア系の趣味」など、共感する部分もあり、もう一度自分を見つめ直す必要があると感じました。人生を折り返す年代になった人におすすめです。
Posted by ブクログ
他の方も書いているように、すべての50歳に合致するわけではない。しかし、50代を迎え今後の仕事生活、人生を考えている自分にはいろいろしっくり来た。
Posted by ブクログ
要点が簡潔に書かれており、容易に読み終えた。
50代からのマインドについて、主に大企業に勤めている人向けな部分は多いとは思ったが、非常に納得感を感じ、50歳を直前に迎えている自分についても大いに参考とさせてもらうところが多く、勇気付けられる著書だった。
心に刺さった個所
- 「会社から自分へ」人生の主導権を取り戻す
就職氷河期世代の自分にとって、会社に尽くすという感覚はそれほど強くないと感じているが、なんだかんだと我慢を強いられている、という感情は強く感じる。「もっとわがままになっていい」とも著書内でも述べられているが、強く同感した。やりたくない仕事、自分に強いストレスを与えている仕事は、やめさせてもらおうと思った。
- 出世競争から降り、いい意味で「開き直る」
大企業では概ね55歳で部長職、53歳で課長職からの役職定年があるらしい。ただし、IT業界など若い会社では感覚的に前倒しされており、50歳ぐらいと考えるのが妥当と思った。役職定年後に腐らずに新たなモチベーションをもって働くには、その2~3年前倒しして、新たなことにチャレンジする、自分のやりたい仕事だけやる、などとして取り組むほうがいいと感じた。会社とは単なる契約上の関係で退職したら全く関係なくなるのは自分の感情と一致しており、忠誠心を尽くしても、また同僚に「悪いから」などと気を使ってもあまり意味がないことを改めて認識した。
- 転職するなら「早めに動け」。転職しなくても「早めに動け」
職務経歴書の準備など、自分のキャリアの棚卸しをしっかり行い、50代以降人生にについて、悔いないようにしようと思った。50代前半は大事な時期なので、会社に心身ともに過度なプレッシャー、仕事は断り、新たな人生をしっかり考え、動こう。やりたい仕事もあるが、自分の身の丈に合った仕事ということも大事。
人生は有限資源。悔いのないよう貴重な50代を過ごそうと、自分にとって心を解放してくれる書籍であった。
Posted by ブクログ
先日、50歳を迎え、将来(20-30年先)を見据えたキャリアデザインセミナーに参加したのですが、その準備の位置付けとして読みました。
社会人から現在までやって来た仕事、学んだこと、良かった時、良くなかった時など本当に忘れたり、思い違いがたくさんあります。
また自分の超短所は他人の方が知っていますよね。
将来のプランを立てるのに早すぎることはありません。
ぜひアラフィフの皆様にお勧めです。
Posted by ブクログ
これから来る50代に向けて、読んでみました。
居場所を何箇所か作っておく、とか具体的に書いてあって良かったです。
何でもできるようにならないと、という局面は去った気がして、自分にとってストレスない仕事に集中させているのですが、やり方として適当だったようで安心。
でも勉強はしていかないと、と改めて思いました。、
Posted by ブクログ
何かで紹介されていた。
50代になったら、会社人生の終わらせ方を考えようという内容。
本文中にもあったが、男性向けだなと感じた。特に大手企業でバリバリ働いて、そこそこ出世し、家庭に問題なく、お金に余裕があるような男性向け。
この先の人生、どうしていくかを考えるのはどの世代でも必要で、別に50代に限ったことではない。
コミュニティーを拡げるのを勧めているが、人付き合いは最小限にして一人で過ごしたいと思う人もいるし、人それぞれ。
お金のことも健康のことも人付き合いのことも何も考えずに、気付いたら定年退職になってしまった、ということにならないようにだけは考えようと思った。
Posted by ブクログ
わりかしこの手の本が好きでまだ40代だが、50代はどういう心がけが必要かと手に取る。驚くべきアドバイスはなかったように思うが、それでも少しの学びを得た。本中に出ていた自己分析もやってみよう。
■学
・やりたいこととやりたくないことのバランスをとる。50代では「やりたい仕事」など降ってこない。積極的に手をあげるしかない。
・定年後にやってくる「青春」そのコンセプトを決める。
・50代のモチベーションクライシスに備える。
Posted by ブクログ
会社人にとっては退職後の人生も考え、その辺りも意識しつつ、居場所を作り、ワガママに行こう!と簡単に書くとこんな感じか。良い意味でプライドを捨て、手放すことも大切。
ただ、再就職関係のところはハイキャリア向けの内容が多く感じられ、仕事内容も給与もやや一般的にではないように感じたし、一般人にとっては別次元の世界を見せつけられたようにも感じてしまった。
Posted by ブクログ
40代、50代のキャリアについての著者が多い著者による50歳からすべきこと、すべきでないことを説いた一冊。
50代は迷いから焦りがある世代だとし、迷うということは、できることがまだあるから、という主張から始まり、決して悲観的になるのではなく、自分をしっかり棚卸ししながら、やるべきことを見極めることの大切さが重要となってきます。
その方策として「もっとわがままになれ」といっていますが、なかなか難しい面も多いと思います。
まずは、本書で紹介されていた自分の分析を行い、しっかりと考えたいと思います。
▼「50代には無限の可能性がある。だから、悩む」
▼「50代はもっとわがままになれ」
▼50代の「焦り」の正体は「迷い」
なぜあせるのかといえば、「まだ、なにかをやり遂げる時間がある」から
自分は50代で「これしかやらない」と決める。すべきことが決まれば迷いが消え、焦りも消えていく
▼自分大分析~14の質問~
①本当は何がやりたくて、この会社に入りましたか?
→キャリア採用の人は「今の会社に」
②あなたの強みは?
→絶対的な強みではなく、相対的な強み、偏差値で表現すると52.5以上のレベルで
③「強み」の背景にある、何かのエピソード(物語)は?
→「強み」となるに至ったストーリー(物語)でも、その「強み」が活きた仕事のエピソードでも
④「強み」ほどではないが「できること」は?
→ここは思いつくままに、できるだけ多く列挙し、得意な順に並べ替え
⑤あなたの「弱み」は?
→できるだけ具体的に
⑥あなたの仕事上での「失敗」「挫折」の体験は?
→できるだけ具体的に
⑦最も”やる気に満ちて”仕事をしていたときは?
→誰となんの仕事していたときか、そのときのエピソード、大切にしていたこと、そこから気づく自身の傾向
⑧最も仕事に対する”やる気を失って”いたときは?
→誰となんの仕事をしていたときか、そのときのエピソード、そのときに感じたこと、そこから気づく自身の傾向
⑨この会社(組織)に足跡として、何を残したいか?
→自分がそこにいた証(あかし)として
⑩どんな「自分になりたい(become目標)」ですか?
→10年後の仕事、収入、資産、社会とのつながりなど
⑪どんな「自分でありたい(being目標)」ですか?
→⑩の「なりたい」が未来だとすると「ありたい」は今現在
⑫あなたが今後、ずっとつき合っていきたい人は?(何人でも)
→絶対につき合っていきたい人は
→その次につき合っていきたい人は
⑬「自分の寿命があと1年」と告知されたら、何をしたいか?
→いわゆる死生観、死を意識することによって本当にやりたいことが明確になりやすいため
⑭気づき
→①~⑬に取り組んで、その内容をじっくり分析したとき、どんなことに気づきましたか?自由に発想してみてください
▼50歳を過ぎたら「何を手放すか」から考える
・40代までは「できることを増やしていく」のが常識
・50代になったら拡大主義はストップ
・50代以降は「苦手なものをなくす」という発想をやめてしまう。「広く浅く」からは脱却する
<目次>
第1章 「定年」と真正面から向き合い、準備する
第2章 後悔しない定年後のための「いい会社人生の終わらせ方」
第3章 50代で必ず手放すべき六つのこと
第4章 転職・再就職…定年後のキャリアで後悔しないために
第5章 すべての「人間関係」を50代で再構築せよ
第6章 50代で「一生勉強する自分」を手に入れよう
Posted by ブクログ
自分のやってきたことをどう残すか
自慢話よりもトラブル対策
手放すこと、やらないことを決める
転職できる自分を作っておく
自分やどんな分野の講師になれるか考えてみる
コミュニティを複数持つ
Posted by ブクログ
定年についての捉え方が男性的と言いましょうか。
佐藤愛子さん、曽野綾子さん、坂東眞理子さん、そんな方々の老いの提案よりは
サラサラといた感じで一気に読みました。
50代以降を4段階に分けて計画しよう
定年で一区切り、やり切った感で次に進むために、自分の仕事の総仕上げをしよう
孤独の楽しみ方の研究をしよう
面白い事を面白がってやる、そんな人の周りには自然とひとが集まるから、自分から面白いことを発信しよう
これは実践してみようと思いました。