あらすじ
アンソロジー『日本SFの臨界点[恋愛篇・怪奇篇]』の続篇企画として、収録作家の個人傑作選をSF作家・伴名練が編纂する新シリーズ第一弾。山頂の楽堂でたったひとつの交響楽を数百年以上も演奏し続けている楽団を描いて星雲賞を受賞した表題作のほか、書籍初収録作を含む彩り豊かな奇想とSFの傑作短篇集
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Posted by ブクログ
ほんタメで「山の上の交響楽」と「死んだ恋人からの手紙」をそれぞれ別の回で紹介していて、
その両方が読めるということで購入。
読んでみたところ、「殴り合い」が一番好きだった。
最初はシュールすぎて「??」となっていたけど、
読み終えてみると切なさや哀愁が残った。
他には「絶壁」や「暴走バス」も良かった。
Posted by ブクログ
どの短編も素晴らしかったが、特に好みだったのは「花のなかであたしを殺して」。異民族の習慣、女性は死で妊娠するという生態の村、そこに滞在する人類学者の不死の男。幻想的でめちゃくちゃよかった。あとは表題作「山の上の交響楽」と「見果てぬ風」も面白かったし、伴名練氏の解説も相変わらず凄まじかった…。