あらすじ
日本で連続TVドラマ化決定!
主演:斎藤工×出演:永尾柚乃×脚本:丑尾健太郎
テレビ朝日系にて2025年7月8日スタート
毎週火曜よる9時
韓国版ドラマはAmazon Primie Videoにて配信中!
不器用な誘拐犯と記憶喪失の天才少女が殺人事件に巻き込まれ……!?
娘の手術費用のため、やむなく誘拐を決意したミョンジュン。ところが目的の豪邸から飛び出してきた少女ロヒをうっかり車ではね、その衝撃でロヒは記憶を失ってしまう。ミョンジュンはとっさに父親を名乗るものの、天才児と評判のロヒに口で敵わずこき使われるはめに。そんななかロヒの家から両親の死体が発見され、ミョンジュンは殺人の容疑者に――。韓国で話題沸騰、巻き込まれ型ミステリー!
*本書は2021年6月にハーパーBOOKSより刊行された『誘拐の日』の新装版です。
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Posted by ブクログ
原作ではなく ドラマ化のレビューです
☆5つでは足りないくらい面白かったです
やっぱり韓国ドラマは面白いわぁとつくづく思ったな
面白いし、泣けるし、怖いし(演技が…)‼︎
複雑なストーリーなんだけど 見事に伏線が回収されていて 毎回、次を早く観たくなる
誘拐される天才少女のロヒ役の女の子も 誘拐するミョンジュン役の俳優さんも その奥さん(元?)役の女優さんも 皆さん、演技が上手い!
最終回の奥さんの狂気じみた演技がめちゃくちゃ怖くて…でも面白くて…
広い部屋でミョンジュンとの楽しかった思い出を 1人思い出しながら泣いているロヒの姿に泣けてくる
そして、法廷でのロヒのセリフにジーンときたな
全話通して、とても面白く良いドラマだった
これもまた、原作を読みたくなったドラマだ
ラストのラストでロヒと瓜二つの少女の笑顔で終わったんだよね
えええっ?って、なに?双子がいたの?クローンなの?もしかして、続編があるの?とちょっと期待している
Posted by ブクログ
韓国でのドラマ化がヒットして、今度日本でもドラマになるってことは、きっと読んでも面白いだろうと手にとってみた。話の発端のつかみが巧く、物語にすぐ没入できる。その後のストーリーはジェットコースターのようにアップダウンしテンポが良く、いかにもライトなミステリっぽいけど、話自体は深刻で残酷な現実もあり、そこそこ重い。まあサプライズは少ないけれど面白かった、。韓国文学の翻訳はいつもそう思うけど、とてもこなれてて読みやすい。韓国の方のドラマを見ようかな^^
Posted by ブクログ
誘拐、殺人、記憶喪失、病気などなど要素てんこもりだけど、そのおかげで展開が多くてどんどん読めるし、伏線もきちんと回収されるので最後まで面白く読めた。後半は二転三転して何度か驚かされた。映像化しても面白いだろうなと思ったらもうドラマ化されてるのね。サンユン&ジョンマンの刑事コンビを軸にシリーズ化してほしいな。それにしても最後の法医学の教授が研究資料をこっそりコピーしていた、というシーンで終わったのは続きを匂わせているのか。。その後を想像させる良い終わり方だった。
Posted by ブクログ
今年こそ読もうと思っていた、初めての韓国文学。とても面白く読めた。一気に読んでしまった。
娘の治療費が欲しい気弱な誘拐犯の男と、勝ち気で賢い人質の少女。
男は誘拐しようとしていた少女を轢いてしまい、目覚めた彼女に「自分はパパだ」と嘘をつく。
そんな男に少女は、孫の手を彼の喉元に突き付けながら「ご飯」と言う。
彼らの、ちょっと変わった関係。
だけど、少女の家から死体が発見され、自体は一変する。
そして少女の記憶が戻った時…彼らの取った行動は。
最初はただのミステリだと思っていた。幾重にも重なる殺人事件と30年前の事件。そして真相。ただ、そこには悲しい出来事があり、子どもを持つ母親である私は、歯を食いしばって読むことしか出来なかった。
ある子どもの名前が出てきた時、全てが繋がった瞬間。とても気持ちが良かった。「あぁ、そういうことか」と、思わず声が出た。
真実に辿り着くまでの間、男と少女のユーモラスでコミカルなやり取りがとても微笑ましかった。加害者と被害者だとは思えない程。それが、この物語の真相の悲しさをより引き立てていた。
赤い唇で笑う女。女の境遇も哀れだと思う。だけど、私は何よりも、娘を失った父親と、妻を失った男とその娘。そして家族を失った少女の心に寄り添いたいと思った。
人間は誰しも欲望や、何か執着するものがあると思う。だけど、あの人たちは触れてはいけない領域のものに執着してしまった。それが招いた悲劇と言ってもいいと思う。目の前の幸せを見ることが出来るあの男は、とても心根の優しい人なんだろう。そして、娘が少女と仲睦まじくバーベキューをしているところを、目を細めて眺める彼の姿を見たかった。
原著の表紙を見た。あの絵は、そういうことだったのか。全て読んだ上で、少女の手を握る男の背中を見て、私はとても切なくなった。
………最後の法医学者。彼の言う"報酬"が、そしてエピローグⅡが。新たなプロローグにならないことを祈る。
Posted by ブクログ
誘拐犯と被害者の関係も最初はハラハラしたけど最後は感動、、、。誘拐と殺人も全く先の展開が読めず、ドキドキしっぱなし。出てくる登場人物とすべての出来事が細かく繋がってて、見落としてた伏線も最後にまるっと回収!エピローグまでしっかりと楽しい。まさかの展開だった、、。ひとつのことが解決するとまた次の疑問が出て、と繰り返しですごく読み応えがあった。読み終わってしまった〜と読後の余韻がやばい!
Posted by ブクログ
現在の事件から過去に遡り、展開が二転三転しながら物語が進んでいく。
するととんでもない事実が浮き上がってくる。
非倫理的な実験。長い歴史の中でも実際、色々なあったのだろう。
それは絶対に許されない事である。そして事件の始まりは全てここにある。
ラスト、隠された真実を完全に闇に葬ったように見えたが、興味を捨てられない人間がいるような終わり方に、これはフィクションなどではなく、どこかの地で実際に行われているノンフィクションなのではないかとぞっとした。