【感想・ネタバレ】籠の小鳥は空に抱かれる【特別版】のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月03日

経典と小さな島が世界の全ての中、水の神の器、生き神として巡礼者を祝福するリンチェン
チェンの前に巡礼者として現れ、世界の広さを教えてくれたナムガ
信仰心を己の欲望の為に利用する悪と純粋な信仰心と愛が戦う物語は、広大な大地と想いを感じられるお話でした。
無垢で好奇心旺盛なリンチェンが、生き神としての役...続きを読む割とリンチェン個人としての想いに葛藤する姿、人として生きようとする姿を導くナムガの愛と、二人の感情の移りが上手く世界観に引き込まれます。
とても素敵なお話です。オススメです!!

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Posted by ブクログ 2021年01月25日

愛の力

 表紙の異国風雰囲気にインスピレーションを受け、一気に読破しました!

 【受け】 : 氷によって陸とつながる孤島の寺院
に住み、生き神として日々を送る。
       領主に献上される運命。

 【攻め】 : ...続きを読む刺客。巡礼者として寺院に訪れる。

 ………という、お互いに壮絶としかいいようのない運命の、『人に利用される人間』として出会う。
この二人が、お互いに惹かれ合い、戸惑いながら、愛を知っていきます。
 異国情緒漂う情景描写を背景として、逃亡劇が繰り広げられる超展開は、終盤には、窮地を脱する場面でホッとしました。

 そんなダークモードファンタジーの側面を持つストーリーを軸として、人間の純粋さや、孤独、醜怪な部分、そして「愛」の確固たる絆と強さを見せられました。

 【受け】は、タイトル通り「籠に閉じ込められた小動物」 かと思いきやイノセントなエロスの持ち主であり、意外にも行動力とたくましさがある。
 洗脳され続けてきた過去を振り払い、意思を持った人間に戻るというその強靭さ‼︎
タイトルの意味は、「解放と外界へのはばたき」だったんですね。
 
 【攻め】のほうは、硬質なイメージが最後までブレないイイ男でした!  個人的に好みです。
この二人の構図と、「キャラブレ無し」に、萌えが詰まってました。
特に、二人の『 運命を感じる出会いの場面』が好きです。

 読後は、二人の幸せな「後日譚」を読んでみたいと、想いを馳せてしまう美しい終わりかたでした。
 やや、せつない余韻が残る異国ロマンス漂う感動的な、秀作でした。






 

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購入済み

素敵な物語でしたが。

2021年07月12日

内容としてはとても良かったです。

星、4か5でも、というくらいに。

何故それなのに星3?
というと、個人的感想で申し訳ないのですが
世界観が前作と同じで新鮮みが無い為です。
(新しい世界観の作品だと思ってしまって
いたので。)
後書きで作者さんが仰っているように
王の至宝は東...続きを読むを目指す
花は獅子に護られる
に続くチベット風ファンタジー
3作目だそうです。

勿論 作者様のファンとして
それらも読んでいます。

バター灯明、ガオ、バター茶、チュバ、
幻想的な世界観とそれらの品々。

他社で中央アジア風味ファンタジーの
ものもありました。それらも読了済みです。

ごく、狭い世界で生きる主人公が
攻め様の力と導きによって
より広い世界へと羽ばたいていく、
そして、その過程でふたりで愛を育んでいく
というのが、共通していて
そこが、これらの作品の魅力だと思います。

最初から、チベット風味3作目と
名うってほしかった。
新しい、別の世界の話と勘違いし勝手に
期待を膨らませる私みたいなのもいるし
この世界観でまた作品が生まれたよ
また、浸ってみて、というリードがほしかった。

#切ない #感動する #深い

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