あらすじ
織田信長が天下を握ろうとしていた戦国中期。「会津の執権」金上盛備はときに政略結婚で隣国を封じ、ときに仇敵と同盟を結び、巧みな外交術で主家・蘆名氏を支えていた。しかし本能寺で信長が倒れるや、天下を狙う隣国の若き当主・伊達政宗が牙をむく。一気に蘆名を手中にすべく暗殺者を送り込んだのだ。奥州の覇権を巡る頭脳合戦が幕を開ける!
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匿名
戦国時代の東北陸奥、盟主の伊達氏の内乱から大小の武士が群雄割拠する状況にあった。
会津の蘆名氏もそのひとつで、葦名止々斎盛氏に仕える一門の金上盛備が本作の主人公。
何かと横やりを入れてくる伊達氏との戦に加え、止々斎の死後、望まれながら葦名氏の長には立たず
あくまで家老的な立場で会津をまとめようとする盛備は「会津の執権」と呼ばれるようになる。
かたや、伊達氏には政宗が生まれ、早くから天下を取ろう決意する。
政宗は早く陸奥を平定し、中央を窺いたいが、葦名が目の上のたん瘤になり果たせない。
盛備は織田信長や豊臣秀吉に会いに行くなど外交の才を発揮するが、家内をまとめきれず最終的に伊達と対決して敗れ、戦死するが、
政宗は結局天下取りをあきらめなくてはならなかった・・・。
まったく知らない人物と、大河ドラマの独眼竜政宗でしか知らない伊達政宗で、
時々話が見えなくなってしまったりしましたが^^;
調略の難しさや合戦シーンの描写が詳しく書かれていて興味深かった。