【感想・ネタバレ】10年後に活きる人脈のつくり方のレビュー

あらすじ

大学卒業後、大手百貨店で働いていた著者はこれからはデジタルの時代だと察知し、20代半ばで一念発起しデジタルクリエイティブの世界へ。しかしそこは過酷な労働の場。早くも次の転職先が外資系IT企業。

これらを含めて40代までに7つの会社を渡り歩くことになりますが、それがすべて人の縁。自分では気づかないうちに人脈を広げていた結果の引き合いでした。

50歳となり、11社のIT企業の顧問として、人から指示されず、自分らしい幸せな働き方を実現した著者が実践してきた人脈づくりの技術を公開します。

【目次】

第1章 人生100年時代の働き方で最も大事なこと

10年後の自分のための人脈をつくろう
7回の転職遍歴
転機はMacとの出会い
IT業界を渡り歩く
基盤となったのはコミュニティ活動とSNS
29歳のとき、26歳の香港人の上司にリストラされた!
など

第2章 幸せづくりの人脈づくり

人生の幸せと不幸せは同じ大きさ
幸せな働き方を考えるための4つの象限
心の声は「ストレスフリーの人生を送りたい!」
働き方・生き方の中心点が変わってきた!
続々と社外コミュニティを立ち上げる
呼びかけられる人になる4つのポイント
オンラインとオフラインをうまく組み合わせる!
など

第3章 人脈を棚卸しする

出会いに意味を持たせる人、無関心な人
出会いに意味を持たせるとコミュニケーションがしなやかになる
社内の縦の人脈と社外の横の人脈
人脈の同心円を拡げる
人脈は適宜整理する
など

第4章 戦略的人脈のつくり方

[ステップ1]商品としての自分を言葉にする
人脈づくりにおけるセルフブランディングの重要性
自分の強みを伸ばす
振り返りで自己分析する
人脈が必要な人、必要じゃない人
人脈づくりを簡単に始める方法
など

[ステップ2]オープンマインドの扉を開く
人に会う前のスイッチの入れ方
押しではなく、受けとめる姿勢
傾聴力と自己表現はバランスのある人が上手
相手2対自分1の会話の法則
会話をコントロールする方法
など

[ステップ3]人脈づくりをはじめる
相手と対等の立ち位置に立てるようにする
まずは縦の人脈を6割つくる
利益度外視で社外のプロジェクトに関わる
複数の名刺を持つ
社外ネットワークづくりのはじめ方
など

第5章 10年後に活きる人脈のつくり方

出会いの質を上げるスパイラルとは
出会う人の質を意識する
サードプレイスを持つことの意義
溜まった名刺の整理と活用
資金調達したいとの強い思いがもたらしたこと
など

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Posted by ブクログ

ネタバレ

10年後に活きる人脈のつくり方

やりたいことはSNSなどでどんどん「言葉」に出せ
→今、これをやりたい!こんな人に会いたい!というと、現実化する
→悩み事は、仲の良き友人に限る

SNSで発信〜コネクション拡大の積み重ねが、
飛躍的に未来を変える
→転職も副業も、アピールしたものがち!徹底的に自己ブランディングせよ
→一度接点を持った人に忘れられないようにする   

コミュニティ作りのコツ
→テーマやコンセプトなど、「大義名分」をはっきりさせる
→活動的な人を幹部として「運営側」に呼び出し、その人に知り合いを呼んでもらう
→その様をSNSで拡散する
→数珠繋ぎ式に、仲間が増えていく

人脈の棚卸しをすることで、自分に足りない人脈がわかってくる
→貯まった名刺は「eight」で一括管理する

20代は仕事に集中&無差別に人と会う
→自分の業界を突き詰める〜縦の人脈を作る!
→(同時に)複数の名刺を持つ
→社内外にメンターを作る
→自分を高めるコミュニティを作る

30代は質の良い人脈を作り上げる
→横のつながりは「遊び人」になると増えやすい

40代以降は、自分にとっても相手にとってもためになる人付き合いをする

未来逆算を始めよう
→幸せな働き方・生き方で実現できている事を書き出す
→今からできることはないか?を考えてやる

好かれる人柄の特徴
→GiverかつHaver!
→即メモ、即レス
→知識、経験、人脈がある
→人に人を紹介できたら最高!
→まず傾聴、ポジティブシンキング、笑顔
→謙虚でありつつ、自分の意見をちゃんと言える

ネットワーキングの効果を最大化させるために
→15秒の自己紹介、60秒の他人紹介を練習しておく
→定量的なゴールを作る
→開始の15分前に会場に行き、最初から幹事の側に付くようにする
 →幹事がどんどん人を繋げてくれる
→佳境に入ったら、ドリンクスペースの側に陣取り、そこにいる人と会話をしていく
→翌日午前中までには、必ず連絡を入れておく
「〇〇さん
昨日 or 今日はお疲れ様でした。
無事に帰れましたか?
〇〇さんのおかげで、色々と楽しいお話ができました。
感謝の念に耐えません。
引き続きコミュニケーション取れたら凄く嬉しいです。
宜しくお願いいたします!」

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

10年後に活きる人脈のつくり方
著:河上純二

幸せな働き方、生き方ができいる経緯を振り返ってみると、人との出会いを大切にしてきたからである。働き方の多様化への対応には、自分を世間に伝える手段が必要になってくる。言葉は適切ではないかもしれないが、「自分を宣伝する」ことが重要となる。

本書では、10年後の自分を思い描き、幸せな働き方、生き方をするための出会いを多く持てることのヒントが以下の5章から成る。
①人生100年時代の働き方で最も大事なこと
②幸せづくりの人脈づくり
③人脈を棚卸しする
④戦略的人脈のつくり方
⑤10年後に活きる人脈のつくり方

人脈と言っても自分一人で完結するものではない。相手があってこその人脈。自分にとっての幸せがあるように相手の幸せもある。10年後に活きる人脈だけではなく、それは相手にとっても活きる人脈でもあり、相手へのメリットもしっかりと貢献しないと成立しない。

今の自分の人脈を作る際に気を付けることは、何が相手になるのか。そしてそれが相手へ貢献できないにしても周囲に違った形で+の貢献につながるかを意識している。

物怖じし、自分にはまだ能力も経験も足りないと留まれば、そこで全てが終わってしまう。今の努力も大切にし、近いうちに貢献しようという気持ちと、その方ではないが、世の中の貢献につながる、つなげようと思う気持ちがあれば、出来る限りその方に飛び込んでいこうと思う。

10年後に自分に活きるのではなく、相手にとって活きる存在になることには努力を惜しみたくない。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

アミーゴである河上純二さんの著作。人脈作りのノウハウ本でもちろん仕事に役立つコツが満載なのだが、むしろ、人生を楽しく生きるための人脈、信頼・尊敬できて、苦楽を共にできる友人=アミーゴ作りの参考書。幸せな働き方を実現するためには、「人脈」「知識」「経験」の3つが大事とあるが、これは大いに納得。またこの3つは一朝一夕にできるものではなく、日々の積み重ね。細かいことを丁寧に、大切に扱うからこと、こういったことが積み上がるのだと思う。徳の積み重ねが大事なのだ。

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2021年06月21日

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