あらすじ
神聖な大樹を守る妖精の一族『森の民』へ、
下界の町メーヌから輿入れすることになった花嫁。
その護衛を任された兵士のオリバーは、
花嫁を引き渡す寸前で何者かによって拉致され、
意識が朦朧とする中、無理やり抱かれてしまう。
翌朝、見知らぬ邸宅で目覚めてみると、
そこにいたのは不遜な態度の美青年ルフェネス。
彼は森の民の次期長で、なぜか花嫁ではなく、
オリバーを妻にすると一族に宣言してしまい――!? 電子限定おまけ付き!!
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世界観が素敵でした
妖精✕兵士、ファンタジーの世界。
表紙の画が好みで気になったので、その直感を信じてみました。
読み始めてすぐに世界観がすんなり頭に入ってとても読み易かった。買って良かったです。
最初はルフェネスが強引に物事を進めてオリバーの気持ちが追い付いていないのが、心配だったり早く気付いて欲しいと思ったり。
ルフェネスの気持ちが見えてくると切なくて、オリバーが純粋なのか単純というか鈍感で読んでいてもだもだした。
最後はオリバーも違和感に気付いて、子供のころの想いを互いに大事にしていたことでハピエン。
良かったぁ〜とほっとした自分は、見守るローズ目線で読んでいたようですw
ルランに凄くイラッとしたけど、精神が子供、イタズラ、我が侭。と容姿が若いままの理由も分かって納得。
…したけどイラッとするw
反省房から出たルランをオリバーが笑顔であしらったのはスッキリしましたw
男の身体での妊娠が、Ωのような子宮ができるのではなく、妖精と大樹や自然がある世界だからこそのでき方が斬新で。
命を削る助け方とか、大樹と共に生きる妖精らしい素敵な物語でした♪