【感想・ネタバレ】岩石と文明 上のレビュー

あらすじ

地球が、この地面が、どのようにできてきたのか知りたい…………
富裕層の趣味から出発し、聖書の記述を否定し、
サイエンスとしての地球科学を築いた発見の数々と、
その発見をもたらした岩石や地質現象を25章にわたり描く。

古代都市を滅ぼした火山灰
アルプスで発見された古代人アイスマンが語る銅の時代
ナポレオンが考案した錫の缶詰
岩石の水成論と火成論に決着をつけた露頭
鉄隕石が示す惑星の核の組成
ジルコンの砂粒に含まれる初期海洋の証拠
無酸素の地球で形成された縞状鉄鉱層

どんな岩石にも物語があり、
地球の歴史を読み解く貴重な証拠に満ちている。
岩石や地質現象が秘めている魅力的な歴史的・文化的背景、
それらが人間の地球に対する考え方や暮らしをどう変えたのかを、
地質学の謎解きに魅入られ翻弄された人びとの逸話をまじえ、
主な岩石・有名な露頭・重要な地質現象に焦点をあてて解説する。

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Posted by ブクログ

アメリカの地質学者が、岩石と文明の関係について25のテーマで考察した本。
人間の文明に影響を与えた鉱物、岩石、地質について、エピソードを交えて紹介する。 タイトルは少々手強い感じだが、内容はわかりやすくて面白かった。自身の経験や出会った人々の話も多数入っているが、教養書ぼいこのタイトルからは、少しプライベートすぎる印象もある。 前半は、主に鉱物、歴史、隕石などの話、後半は地層、地質学者の研究成果の紹介など。

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2021年12月05日

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